整理収納アドバイザー ポレポレ日記

40歳 おじさん整理収納アドバイザー

スーパースクラップ領域

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もう使うことはないでしょう・・・。

このスパイクは僕にとってはたくさんの物語を纏ったモノです。

僕はラグビーが好きではありますが、選手としてスパイクを履くことはこれから先、数は限られてくると思います。(もしかしたら2度と履かないかもしれません。)

あまり知られていないかもしれませんが、ラグビーも草野球的な感じで僕たち世代の人やもう少し上の世代の方でもチームに所属し試合に出場している人は結構多いです。僕も30台前半位まではチームに所属していましたが、ケガが多いことと体力的にしんどくなってきたのでしばらくはプレイすることはやめておこうと思っています。

このスパイクは22年前、僕が高校最後の試合をした際に履いていたモノですが、憧れていた花園ラグビー場でこのスパイクを履いて試合が出来たことは僕にとって最高の思い出であり最高の物語です。大人になった今の僕を支えてくれている大きな存在です。

でもこのスパイク、履物としての機能はもうないに等しいものだと思います。

まず、僕はラグビーという競技から競技者として離れていること。そして、履物ではあるけれど普段の生活で履くことはできない履物です。(このスパイクを履いてお出かけしたらインパクトはあるかもしれませんが、二度見されてしまいそうです。)

ということはたくさんの物語を纏ってはいますが、それを抜きに考えるとこのスパイクは履物という役目を終えたモノで「ゴミ」になってしまいます。

自分で「ゴミ」と書きながら、すごく悲しい気持ちになってしまいましたがそれがモノと向き合った結果だと思います。

モノにはそれぞれ領域があるのですが、物語を抜きに考えるとこのようなモノは「スクラップ領域」という領域に属するものです。

「スクラップ領域」とはモノの持つ本来の役割を果たすことが出来なくなったもの、簡単に言うと壊れていたりしていて使えなくなってしまったモノです。この領域のモノをいつまでもため込んでいるとモノの総量はどんどん増えていくことになります。

ゴミと書いてしまい残念な気持ちになってしまいましたが、僕はこのスパイクにはたくさんの物語や思い出が詰まっているモノなので大切にしたいモノだと思っています。

ただ単にモノをモノだけとして見たらそこには物語は関係なくなりますが、しっかりとモノと向き合うことが出来るとこのスパイクのようなモノが出てくるように思います。

でもこのスパイクのような特別な「スクラップ領域」のモノは僕はたくさん持つことは極力しないようにしています。所有していたとしても1点、2点くらいに抑えたいです。

人にはぞれぞれモノに対する思い入れがあると思いますが、僕は過去よりも今の「心地よい暮らし」を大切にするべきだと考えています。

もしその特別なスクラップ領域のモノが今の心地よい暮らしに必要であれば所有することに何の問題もありません。でも、今の暮らしに壊れて使えなくなったものってそんなにたくさん必要でしょうか?

僕はたくさんは必要ないと思います。スクラップ領域のモノがたくさんあることで「心地よい暮らし」が自分に保障できないのであれば、僕は思い切って処分すればいいと思います。

でも、やっぱり処分できない、捨てるのは悲し過ぎる、モノが可哀そう過ぎると思うのであれば「スクラップ領域」のモノではなく、「スーパースクラップ領域」のモノとして格上げし所有しておいていいと思います。

そのためにはそのモノと真剣に向き合い、何度も何度も自分に問い返すことが必要になると思います。

怒り(怒り?)と悲しみを纏ったモノ戦士「スーパースクラップ領域」になるためにはじっくり時間をかけることが必要だと思います。