「スクラップ領域」のモノとは、本来の機能を果たせなくなってしまったモノ。一言でいうと「ゴミ」ということです。
ただモノには物語を纏ったモノが数多く存在し、モノがただのモノでなくなっているというケースがたくさんあります。なんでもかんでも「ゴミ」と考えると悲しい気持ちになります。
昨日の投稿では、特別に物語を纏った処分しないモノ「スーパースクラップ領域」は1点か2点くらいに厳選すべきと僕の考えを示しました。
なぜ数を厳選すべきかというと、単純に「心地よい暮らし」を自分に保障するため、そして今の自分を大切にすべきだと思うからです。
モノは「スクラップ領域」を含め4つの領域に分類することが出来るのですが、この「スクラップ領域」のモノを他の領域のものより多く所有している人の行く末は僕は自宅が「ゴミ屋敷」になる人が多いように思います。
最近様々なメディアを通してよく目にする「ゴミ屋敷」。社会問題としても取り上げられています。
僕は日々生活する中で「心地よい暮らし」のことを常に意識しています。僕にとっての「心地よい暮らし」は必要なモノだけに囲まれた生活。美味しいコーヒーやお酒、ラジオ、そして本。これ以外のモノが落ち着きたいときに混在していると「心地よい暮らし」から離れた生活になります。
だから、テレビの画面で見る「ゴミ屋敷」を見る度に「おぉ!!」と思ってしまいます。
でもその「ゴミ屋敷」に住む住人の話を聞くと、その人たちなりの事情や考えがあるのだなと考えさせられることもあります。
その中で知らず知らずのうちに所有しているモノに物語を纏わせており、捨てられないと考えている人が多いように思うのです。
それはもしかしたら目に見えるモノだけでなく、目に見えないモノも頭の中に捨てられない「スクラップ領域」のモノがたくさんあるのではないでしょうか?
僕は心地よい生活を過ごすためにモノの総量は増えないように、極力最小限にするようにしています。それは僕は頭の中、すなわち目に見えないモノの総量も減らすことに繋がると考えています。
物語を纏わせたモノって結局は、過去の思い出がたくさんあるものだと思います。もしかしたら「スクラップ領域」をたくさん所有している人は過去を、思い出を大切にする人なのかもしれません。
でも人は今を大切に生きるべきだと僕は考えています。
過去の思い出も大切です。僕にも捨てられない過去、思い出がたくさんあります。
もしかしたら過去の方が輝いていたと考えている人もいるかもしれません。もしかしたら過去のことを考えて気持ちが沈んでいる人もいるかもしれません。
でも過去の自分は変えることってできないですよね。でも今の自分なら変えることはできると思います。
だからこそ今の自分を大切にするべきだと思うのです。そのために今の生活を「心地よい生活」にすべきだと思います。
本当に愛おしい、本当に可愛い今の自分を大切にすべきであると僕は考えています。
そのためにたくさんの思い出、物語を纏った「スクラップ領域」のモノをもう一度見つめ直してみましょう。
きっと本当に必要な「スーパースクラップ領域」のモノは1点か2点になるように思います。
その時に、自分にとっての「心地よい暮らし」が見え、幸せに毎日を暮らしていけるようになると僕は思います。