人は小さな事で大きく変われると思います。
大きなことをして大きく変化させることもできるかもしれませんが、それは僕の中では長続きしないものだと思っています。
小さい積み重ねがその人を変え、物事が大きく変わっていくのだと考えています。
このことと出会ったのは大学3年生の時でした。
僕が所属するラグビー部では専門的なコーチは常駐しておらず、スポットで指導に来てくれるコーチがいるだけでした。
だから、4年生の数名いるリーダーを中心に普段の練習メニューを考えていました。
ある基本的な練習をしているときです。恐らく部員に集中力がなかったのでしょう。どこか遊びのような雰囲気になっていた時に、当時副キャプテンをしていた4年生が全員を集めました。
「基本的な練習。面白くないかもしれん。でもこういう小さいことに拘ろう。人は小さなことで大きく変われんねん。」と全員に話したのです。
聞いていた他の部員がどう感じたのかは僕には分かりません。でも僕の心には「ズッキューン!!」 大きく響いたのを今でも覚えています。
その副キャプテンは高校生の時から全国的に有名な選手で、高校の日本代表の候補にも挙がるような選手でした。きっと才能も豊かで、輝かしい選手生活を過ごしてきたのだろうなと何となく漠然に思っていました。
でもその話を聞いたときに、才能とかは関係なく、小さなことに拘ってきたからこそ出ている結果なのだろうなと強く感じました。
きっとその先輩はラグビーだけでなく、どの分野でも大きな成功を手に入れることが出来る人なのだろうなと思います。
もしかしたら才能や運だけで大きな成功している人も世の中にはたくさんいるのかもしれません。
でも、僕は才能や運に頼るのではなく、小さな積み重ねをして大きな成功を手にしている人に魅力を感じるし、僕自身もそうありたいと考えています。
僕の思う小さなことというのは普段の「整理・収納」です。
毎日「整理」を意識しておかないと、きっと自分の身の回りはモノで溢れかえってくるように思います。
毎日「収納」を継続しておかないと、きっとモノがあちこちに散乱し、自分の持ち物を管理することが出来なくなるように思います。
モノが増えた時やモノが散乱したときに行う「整理・収納」は長続きしません。きっとしばらくするとまた同じような状況になると思います。
毎日少しずつ意識してモノが増えないようにすることや、定位置に戻すことを継続して行うことで心地よい暮らしを手にすることが出来るように思います。
洗い物を溜めない、洗濯物をすぐに畳む、仕事を溜めずに少しずつ丁寧に処理していく、計画的に物事を進めていく。そんな小さな積み重ねをすることで生活は大きく変わってくるように思います。
「忙しい毎日、そんなことをする暇なんてない。」という人もいるかもしれません。過去の僕もきっとそう言うと思います。
でも、少し続けるとそれは習慣化されるように思います。僕はこの習慣化が出来たら勝ちだと思っています。
大きなことを習慣化することは難しいと思います。だから小さなことで構わないと思います。
小さなことを習慣化することで人は大きく変わることが出来ます。
小さなことからコツコツと...。していきましょう。