整理収納アドバイザー ポレポレ日記

40代 おじさん整理収納アドバイザー

後回しにしていること

毎日忙しく過ごしていると、ついついやらなければいけない事、やった方が良い事が後回しになります。

面倒くさいから後回し、したくないから後回し、それどころでないから後回し。様々な理由で後回しにしてしまいます。

大掃除なんてその最たるものではないでしょか。

1年間の汚れをきれいに洗い流し、新年を気持ちよく迎えるということが目的で日本中たくさんの人が行っているように思います。

でも、新年だけでなく、次の日の朝や毎日を気持ちよく迎えたい僕からすると大掃除は年末と決めて行うのではなく、気になった時に行うべきものではないかと考えています。

年末は本当に忙しく、たくさんの企業では長期休業に入る前にある程度仕事を片付けたり、年末商戦に向けての準備を始める店舗などそれぞれの立場でたくさんの人が忙しくしています。

だから何もそんな忙しい年末に「大掃除」という、大きなイベントを持ってくる必要はないのではないでしょうか。

こんな寒い時期に網戸を外してきれいにしなくても、夏の暑い時期に水遊び感覚でやる方が楽しく気持ちいいだろうし、暑い時期の方がすぐ乾くだろうし、ずっと効率的だと思います。

キッチンの換気扇の掃除も本当に気になるのであれば、年に1回とは言わず、月1回ペースでやる方がいつも気持ちよく使うことが出来るだろうし、1回の掃除の負担も減るように思います。

そんな僕も結局は網戸もキッチンの換気扇も後回しにしてしまっているので、偉そうなことは言えないのですが...。

様々な場所の掃除を後回しにしている、そんな僕ですが、ずっと後回しにしていたあることを年明けに行うことになりました。

そのあることと言うのが...「親孝行」です。

ずっとしようしようと考えていたことであり、大切にしないといけないことをようやく実行することにしました。

様々な要因が重なり中々手が付けられずにいたことでしたが、ずっと気になっていました。

もしかしたら今までもそれなりにしていたことかもしれません。

幼少の時には兄とサプライズで誕生日のケーキを買ったり、初任給を貰った時にはプレゼントをしたり、僕なりに両親には感謝の気持ちを持って接してきたように思います。

でも、その10000倍以上の心配や負担を掛けてきました。

更に結婚して子どもができてからは様々な事情で疎遠になってしまい、中々僕が思い描いていた付き合いや親孝行ができない状態になってしまいました。

特にここ10年間は本当に親不孝なバカ息子だったように思います。

両親も僕に対してたくさんの事を言いたかっただろうし、たくさんの我慢をしてきたことだろうと思います。

「整理・収納」の勉強を始めてからそんなことも考えるようになりました。

始めは心地良い暮らしのために、目に見えるモノを整理し、収納するだけで満足していた僕でしたが、目に見えるモノが整理されていくと、後回しにしていることやしないといけないこととしっかり向き合うようになってきました。

後回しにしている「親孝行」と向き合ったときに、自分の年齢や年老いていく両親の事を考えていくと、残された時間をもっと大切にしないといけないと思うようになってきたのです。

残された時間とか話すと「あほか!!まだまだあるわ。」と言われてしまいそうなくらい元気な両親ですが、そんなことではないように思ってしまいます。

僕がしないといけない「親孝行」は、残された時間では足りないくらいたくさんの事をしないといけないものだと思っています。

だからこの40歳になったこの年からしっかり行っていこうと思います。

両親からはたくさんの愛情を注いでもらい育ててもらいました。心配もたくさん掛けたし、迷惑もたくさん掛けたように思います。

そんな親に対して親孝行と言いながら、モノで満足しようとしている自分がいます。

親孝行と言うのは本当はそんなことではないのかもしれません。

でも今自分が出来ることを精一杯やっていこうと思います。

「整理・収納」をして見えてきた後回しにしていることを一つ一つ丁寧に行っていきたいと思います。

そしてこれからも「整理・収納」を通して、親孝行に必要なことを明確にしていきたいと思います。

因みに、親孝行第一弾は北海道登別温泉に連れていくことにしました。喜んでもらえると良いのですが...。