整理収納アドバイザー ポレポレ日記

40代 おじさん整理収納アドバイザー

見方を変えることで...

見方を少し変えるとそのモノの見え方が少し変わることや、そのモノの印象が変わることがあるように思います。

それは目に見えるモノだけでなく、目に見えないモノでも言えることだと僕は考えています。

例えば、ラグビーの試合は大学生以上は40分ハーフで行います。前半40分、後半40分という感じです。

試合中、選手は自分の体力や試合の流れを考えながら試合を進めていくのですが、その試合に勝つためには時間はとても大切なモノになります。「残り時間○○分、ここが勝負所だ。」「この時間であればとりあえず陣地を稼いでおこう。」などといった感じです。

ただ、冷静に試合を進めていこうと思っても、体力的にも精神的にも追い込まれた試合になると中々思うように試合を進めることが出来なくなってしまいます。

目の前のことに必死になってしまい、気が付けば残り時間5分なんてこともあり、思い描いていた試合のプランを進めることが出来ないことがあります。

そんな中、大学時代の監督が言っていた言葉で印象に残っていることがあります。

それは、「40分が2つあると思うから長く感じるし、難しく感じる。10分が8つあると思えば、一つ一つを丁寧に取り組むことが出来る。ラグビーに限らずその発想を持つことが大切。」と言った言葉です。

本当にその通りだとその時感じました。正にモノの見方を変えることでそのモノの見方がガラッと変わる事例だと思います。

40分が2つの80分。10分が8つの80分。試合時間は同じです。でもそう考えた時の選手の印象はずいぶん変わるように思います。そして試合運びも変わるように思います。

いつものようにラグビーで例えてしまいましたが、僕の今の仕事ではどうでしょうか。

僕が働いている業界では、そろそろ学期末の成績処理で忙しくなる時期です。

つい先日忙しい魔の1ヵ月が終わったと思ったらもうこんな時期になっています。

そんな時、大学時代の監督の言葉を思い出しました。

あらかじめ計画し、やるべきことを明確にしていたらラグビーの話と同じように一つ一つを丁寧に取り組むことが出来るのではないでしょうか。

僕は今40人超のクラスの担任をしています。そして、成績処理で一番大変なのが「所見」を考えることです。

その子どもの取り組んだことや頑張ったこと、良いところなどを文章でまとめる所見。一人一人の子どもたちの事を考えながら内容を考えます。

子どもたちにとって頑張ってきた1学期間。そんな子どもたちの頑張りを大切にしたいと思っている僕にとっては妥協したくない仕事の一つです。

だからこそ、一人一人丁寧に考えたいと思っています。

でも現実は厳しいもので、学期末に向けてやることは結構多いのが現状です。

だから僕は40人超を細かく分けて考えるようにしています。ラグビーで言う10分を8つで考える要領です。

そう考えて今僕が取り組んでいるのは、一日5人の所見を書くことです。40人超と考えると気持ちも重くなってしまうのですが、1日5人と考えることでずいぶんハードルも低くなるように思います。

やるべきことは変わりません。考えないといけない人数も変わりません。でも見方を少し変えるだけでずいぶんそのモノに取り組む姿勢や気持ちは変わるように思います。

でもそれ行うためには、自分のしなければならないことをしっかりと把握する必要があるように思います。

だからこそ「整理・収脳」が必要になってくるように思います。

日々の「整理・収納」をしっかり行い、「整理・収脳」を習慣化していれば、やるべきことが明確になり、計画的にやるべきことが出来るようになると思います。

妥協したくないことに対して、様々な見方が出来るように、日々の「整理・収納」を行っていくべきだと僕は考えています。

そうすることで自分が大切にしていることに全力で取り組むことが出来るようになると思います。