整理収納アドバイザー ポレポレ日記

40代 おじさん整理収納アドバイザー

僕が大切にしたいこと

メモをたくさん取る人っていますよね。いわゆるメモ魔です。

今日の投稿はそういった人たちのこと全てを否定するものではありません。

逆にすごいなーって思う部分もあります。

何故かというと僕はメモを取りながら話を聞くことが苦手だからです。

もしかしたら、二つのことをいっぺんにすることが苦手なだけなのかもしれませんが、僕は話を聞きながらメモを取ることが上手く出来ません。

もちろん人並みには出来ると思っています。相手の言っていることのキーワード的な言葉をメモにとったり、大切なことはもう一度聞いたりしてメモを取る程度のことは出来ます。

でも、相手が話し出したらずーっとメモを取っている人っていますよね。そういう人を見ていると、すごいなと思うのが半分、残りの半分は「本当に話を聞けてるの?」と思ったりもしています。

もちろん聞いているからメモを取ることが出来るのでしょうが、僕が言いたいのはそういうことではなく、心で聞くというかなんというか、相手に対しての思いを持って聞くことが出来ているのかなと思ったりしています。

僕は話してくれている人に対してはリスペクトが必要だと考えています。

僕に何かを伝えようとしている、僕に何かを教えようとしているという人に対して感謝の気持ちや尊敬の気持ちを持って聞きたいと思っています。

聞く態度にはその気持ちも込めないといけないように思っています。

だから聞くときには、相手の言いたい事や伝えたいことを100%の状態で受け止めたいと考えいます。その状態にするためには僕はずっとメモを取りながらでは難しいように思っています。

僕は子どもたちに勉強を教えることも仕事にしていますが、その勉強を教えている授業中でも子どもたちは色々な姿を見せてくれます。

授業中ずっとノートを見ながら何かを書いている子、ずっと運動場を見ている子、ずっと席の近い子とヒソヒソ話している子、そしてずっと僕の顔を見ながら話を聞いている子など様々です。

もちろん教師と子どもとの関係も所詮は人間関係。合う合わないはきっとあると思います。僕の授業の進め方に不満や疑問を持っている子もいるように思います。退屈になったり、近くの子と話したくなるような授業をしている僕に問題があると思います。

でも前で話していると、やはり一生懸命に僕の話を聞いてくれる子に対しては心地良さを感じるし、そこには信頼感も感じてくるようになると思います。

別に僕の話を聞いていない子がダメだなんて思ってはいません。そんな授業をしている僕に問題があると思います。

でも人が人と良い関係を築いていくためには、相手に対する安心感や信頼感は求めてしまうように思うのです。

もしかしたら間違えていることを話しているかもしれません。でも自分の話をしっかり聞いてくれる人には僕は安心感や信頼感を感じます。

だから僕も一生懸命に話してくれる人にはそんな気持ちを持って聞きたいと考えています。そこには間違っているとか、自分と同じ考えとか、共感できるできないは関係ないように思っています。

そうすることで相手との良い関係を築くことが出来るようになると思っています。

教室では、子どもたちは僕にたくさん話しをしてくれます。そんな時には必ずその子の顔を見ながら、反応しながら聞くことを心掛けています。

そうすることで子どもたちにとって教室が心地良く、安心できる場所になるように思います。そして僕のことも信頼してくれるようになると思います。

大人との関係も同じでそういった積み重ねが大切になると僕は考えています。

メモを取ることで一生懸命になっていると、そういった安心感や信頼感を得ることは難しいのではないでしょうか。

人との良い関係作りに必要なのは、恐らく後で見返すことが少ないメモよりも相手をリスペクトする聞く態度のように僕は考えています。

本当に大切なことや心に残ることはメモなんか取らなくても絶対に忘れないと思います。僕は「必要なモノ」だけを抱えて生きたいと思っています。

だからこそメモを取って対して必要のないモノを持ち歩くことはしたくありません。

面倒だからメモを取らないのではなく、本当に「必要なモノ」だけを持つために、僕は聞くときは相手へのリスペクトの気持ちを持って聞くことを大切にしていきたいと思っています。