整理収納アドバイザー ポレポレ日記

40代 おじさん整理収納アドバイザー

無駄をなくすために

無駄なモノは持たないようにしたいと考えています。

ストックをなるべくしないのもそういった考えの下行っていることです。

そんな考えをしている僕ですが、以前知り合いのAさんからこんな話を聞きました。

姪っ子の家がゴミ屋敷のように散らかっている。小学生の子どももいることから何とかしないといけないと思っている。そしてAさんは一念発起して片付けの手伝いをすることにしたという話です。

足の踏み場もほとんどない状況。とりあえず床の上に散乱しているモノをきれいに仕分けしたそうです。

そして仕分けしていくと、なんと小学校の体育の授業で使う赤白帽が8個出てきたそうです。

他にも家族3人で過ごすには明らかに多い量の衣服が出てきたり、小学生の子どもが使っている鉛筆などの文具もたくさん出てきたそうです。他にも明らかにそんな量いらないだろうというモノがたくさん出てきたそうです。

その姪っ子さんに聞いたところ、「見つからなかったから購入するしかなかった。」とのことだそうです。

恐らくその姪っ子さんには何かの支援が必要な状況だったように思います。Aさんのような存在がいて本当に良かったと思います。

結局、使えなくなっているモノは処分したそうですが、その数ゴミ袋10個以上の数になったそうです。

使えるけど必要のないモノに関してはボランティア活動をしていたAさんが引き取り、そのモノを必要としている様々な団体に寄付をしたそうです。

一日作業を終えた時には疲れ切っていて、家に帰ってお風呂に入ってぐっすり眠ることが出来たとのことです。

こういった話は日本の様々な所で聞かれる話のように思います。テレビなどでもこういったゴミ屋敷を片付けるという企画は多いように思います。

そして、こういった話にはたくさんの無駄があるように思います。

まず、根本的に無駄なものだらけで家がモノで溢れかえっていること。1人の小学生に対し赤白帽8個は絶対に必要のない無駄なモノです。

ないから購入する行為も無駄な行為だと思います。経済的にも無駄だろうし、ないから購入すれば良いという考え方自体に無駄を感じます。

そして、モノで溢れかえり、散らかった環境の中で過ごす時間に無駄を感じるように思います。きっとモノが散乱している環境の中では心も落ち着かず、一つ一つのやるべきことに活力が湧いてこないような状況のように思います。

僕は「整理・収納」を日々意識して過ごすようになってからは一つ一つのやるべきことに積極的に取り組めるようになってきました。

今までだったら「あとで良いか~。」となっていたことも、今は「どうせすることだし今やっとこう。」と思えるようになってきています。

昨日も仕事で疲れて帰ってきていましたが、面倒な洗濯物を取り込んだり、畳んだりすることも後回しにせずすぐに行うことが出来ました。食べた後の食器洗いもすぐに行うことが出来ました。

それは「どうせしないといけない事。」と考えることが出来ているからです。そしてその思考になっているのは「整理・収納」を日々徹底していることで心が落ち着いているからだと思います。

Aさんの姪っ子さんの話は少し特殊な話なのかもしれません。テレビで見るような話のように思います。恐らく何かしらの支援が必要な話のように思います。

でも人は多かれ少なかれ無駄なモノを抱えながら生活しているようにも思います。それは目に見える形のあるモノだけでなく、目に見えないモノも含めてです。

僕は目に見えるモノに関してのは無駄は大分減ってきているように思います。恐らく1つでいいモノをたくさん持っていることはないように思います。

でも、目に見えないモノに関してはまだまだ無駄なモノがたくさんあるように思っています。

今朝も目が覚めてから20分くらいは布団の中でゴロゴロしていました。それは「寒いから布団から出たくない~。」や「あと5分だけ。」といった心理が働いていたのだと思います。

でも結局布団から出ていつもと同じ朝の時間を過ごしています。

布団の中で過ごしていた20分は結構無駄な時間だったように思います。ゴロゴロしているのであれば、気持ちを切り替え布団から出てブログを書いたり本を読んでいた方が有意義な時間が過ごせたように思います。

僕の生活の中にもまだまだ無駄がたくさんあります。こういった無駄をなくすことで毎日の暮らしはもっと心地良い毎日に変わっていくのだと思います。

「整理・収納」をしていく中で意識的に「整理・収脳」を行い、無駄をなくしていきたいと思います。

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