「整理・収脳」を生活の中で大切にするようになってから、様々な効果を感じることが出来ています。
色々なことが起きる毎日。その色々の中には良いこともあれば、悪いこともありますが、どんなことが起きても、それなりに平常心を保つことが出来るようになってきました。
どんなことが起きても、動じることなく落ち着いて対応することが出来るようになっているような感じです。
若い頃の僕は、予想していないことや問題が起きたりすると、「やっべ~。」や「どうしよう...。」などといった気持ちになり、顔にもその気持ちが現れていたように思います。
そういった気持ちは、周りの人にも伝わるモノで、周りの人もそんな僕を見て不安に思っていただろうし、頼りなく感じていたように思います。
そんな僕に対して、もちろん信頼するわけもなく、その人たちとの関係も良いモノではなかったように思います。
今の仕事でも同じで、教室では日々色々なことが起きます。
どれだけ授業の準備をしていても思ったように進まないこともあるし、どれだけ行事の計画を立てていても予定通りに進まないこともあります。
そんな時、「やっべ~。」や「どうしよう...。」といった気持ちになってばかりだと自分だけでなく、子どもたちもそういった気持ちになってしまいます。
そんな不安な気持ちを抱えた子どもたちと良い関係を築いていくことは難しく、子どもたちにとって教室が安心できない場所になってしまいます。
だから、子どもたちの前に立つ教師はいつでも平常心を保つことができ、何が起きても動じない、そんな精神力が必要になって来るのだと思います。
それは教師という仕事だけでなく、人と関わる上では必要なモノで、人と良い関係を築くためには大切なモノのように思います。
「整理・収脳」をする中での3つの効果の一つに「精神的効果」がありますが、正にこういった場面で活きてくる効果のように思います。
ある程度のことが起きても、動じることなく落ち着いて行動が出来るようになってきたのは「整理・収納」を大切にして、日々実践しているからだと思います。
別に僕はどんなことが起きても完璧に乗り越えることが出来ているわけではありません。「どうしよう。」と思うこともあるし、「やばいな~。」と思うことなんかたくさんあるように思います。
あくまでも若い頃の自分と比べると、落ち着いて行動することが出来るようになってきたという程度のモノです。
先日の会議で同僚があることを提案していたのですが、その提案に対して他の同僚からは質問が出たり、違う意見が出ました。
提案していた同僚は恐らく質問や違う意見が出ることを予想していなかったのでしょう。顔を赤くしながら対応に困っているような感じでした。
別に分からなかったり答えることが出来ないのであれば、その場で即答する必要もありません。その場で適当に答えるよりも、時間をかけてでも確認した上で答える方が誠実さはあるように思います。それは悪いことではありません。
でも恐らくその時の同僚は「すぐに答えないと!!」といった心境だったように思います。
でも、そんな心境は周りに伝わります。顔にも出ていたし、何よりも答えようとして話している内容が良く分からないのです。
因みにその同僚というのは、先日写真をアップさせてもらった机の持ち主です。
きっと忙しく過ごす日々。「整理・収納」にまで気が回っていない状況のように思います。気が回っていないというよりかは、気を回す余裕がないのだと思います。
結局提案した内容は差し戻しになり、もう一度提案しなおすことになりました。
その結果、同僚に対する信頼度や安心感は提案する前よりは減ったように思います。
それは提案内容がというよりは、余裕のない一面を見てしまったからだと思います。
どんな不測の事態が起きても、ドンっと構えることが出来ていることは、その人への信頼度や安心感に繋がると僕は思っています。
どんなことにも動じない心の余裕を持てることで、周りの人に安心感を与えることが出来ます。そしてそれが、その人との良い信頼関係を結ぶことに繋がるのだと思います。
僕が若い頃と比べると、いつでも安定した気持ちを持つことが出来ているのは「整理・収納」をしているからです。それが心の余裕に繋がっているのだと思います。
と言ってもまだまだ「やっべ~。」と思うこともたくさんあります。
いつでもどんなことでも動じることなく平常心を保つことが出来る人間になるために、これからも「整理・収納」を進めていこうと思います。