整理収納アドバイザー ポレポレ日記

40代 おじさん整理収納アドバイザー

もうすぐ終わり

3連休も終わり、いよいよ僕の働く業界では今週で今年度が終わります。

今年度が終わるとともに、6年間務めた今の職場での勤務が終わりを迎えます。

6年前に採用試験に受かり、今の学校に配属された4月。

不安な気持ちを抱えていた6年前の4月が昨日のことのように思い出されます。

時が経つのは早いなあと思うとともに、色々なことがあったなあということが蘇ってきます。

同じ市に採用された同期は90名程いました。(同期と言っても一回り近く年下の人たちですが...)

その同期が市内にある学校に2人ずつとか割り振られていきます。大きい規模の学校では4人とかが一緒に割り振られていきます。

そんな中、何故か僕は1人だけ今の学校に割り振られました。年をとっているからかなとか考えていましたが、たまたまいた同じ年齢の男性は3人割り振られている学校へ...。

「なんでやねん!!」とか悪態をつきながら、不安を抱えながら迎えに来てくれた校長先生と一緒に学校に向かいます。

当時の事を振り返ると、頑張ろうという希望よりも不安の方が大きかったように思います。何か得体の知れない不安を抱えているような感じでした。

当時の僕はもうすでに学校での勤務経験は3年程ありました。講師として単年契約で働いていたからです。担任も経験済みでした。

でも、新しい学校での勤務。しかも正規で採用されて初めての学校。

「やってやる。」といった気持ちよりも、どんな子どもたちがいるのだろうやどんな人たちが職員室にいるのだろうという気持ちの方が大きかったように思います。

学校規模も僕が今までに務めていた学校よりもずっと小さく、その分一人一人に割り当てられる仕事量もぐんと増えるとのこと。

しかも、勤務してから2日目くらいには気づいてしまったのですが、モンスター級にクセの強い人が数名いることが分かりました。

言うならば、ナメック星に到着した後すぐにフリーザ一味と出会ってしまったクリリンと同じような心境です。

地球を出発した時のクリリンはきっと希望に胸を膨らませていたことだろうと思います。僕でいう採用試験に合格した時の心境です。

しかし、ナメック星に到着してからクリリンは不穏な空気を感じ出します。僕でいう市役所の会議室で辞令を出されたあたりです。

そしてフリーザを見た瞬間のクリリンは絶望を抱えてしまいます。僕の勤務2日目くらいの感じです。

勤務初日の会議でいきなりドンパチが始まりました。自分が思っていたような提案がされていなかったり、自分が思っていた通りの仕事の分担がされていないということであちこちで意見が言われます。

「あれっ」と思っているのも束の間、その状況が次の日も続いていくのです。

現在の僕の会議嫌いというのはこの時から始まっていたのだと思います。

今の僕であれば、「また始まっちゃったよ。」とか余裕を持って見守ることが出来るのですが、当時不安を抱えていた僕にとっては、ドドリアに追いかけられるクリリンと同じような心境でした。

そんな環境の中、クリリンと同じように太陽拳を使いながら逃げ切る術を覚えていきます。そして気配を消すことも覚えていきます。

世間ではあり得ない環境だったように思いますが、その環境に放り込まれても何とか順応していけるものだなと感じることが出来た6年間でした。

そんな学校とも今週でお別れになります。正確に言うと3月末までが今の学校での勤務となりますが、子どもたちとの生活が木曜日で終わりになるので、僕にとっては今週が一つの区切りになります。

たくさんの事を学ばせてもらった今の勤務校。新しい学校に行ってもこの学校で学んだことを忘れずに頑張ろうと思います。

モンスター級の人たちと過ごした素敵な日々。その人たちのおかげで気配を消すことや太陽拳を使えるようになりました。

その人たちに対する感謝を胸に、ナメック星...いや学校を旅立ちたいと思います。