整理収納アドバイザー ポレポレ日記

40代 おじさん整理収納アドバイザー

攻める

先日サッカーの試合を見に行きました。

対戦カードはガンバ大阪ヴィッセル神戸

スタジアムから家が近いという事もあり、毎年必ず何試合かは観戦に行きます。今年に入ってからは2回目の観戦でした。

僕はサッカーに関してはド素人です。戦術やボールを持っていない選手の動きとか細かい所まではよく分かりませんし見ていません。

とにかく見ていて楽しいと思う試合はたくさん点が入る試合です。

「点が入る所がサッカーの見どころでしょう。」なんて素人丸出しの事を思っているのです。

だからこの日の試合も点がたくさん入ることを期待して観戦していました。

ただ、最近のガンバ大阪は決定力に課題があるようで中々点を取ることが出来ていないようです。

少し前に見に行った試合でも、格下(?)の相手に対して点を取ることが出来ず、試合終盤に1点を決められ負けてしまいました。

僕が素人だからよく分かっていないだけなのかもしれませんが、すぐに横にパスをつないだり、後ろにパスを下げたりしている試合運びを見ていると、「攻めようという気持ちがあるのかよ!!」なんて思ったりしてしまいます。

その試合からは、前を向いて攻めるという姿勢をあまり感じることが出来ませんでした。だから試合後はフラストレーションを溜めて家路についていたように思います。

もちろん選手は勝利に向けて一生懸命練習に取り組み、命がけで試合に臨んでいることだろうとだろうと思います。プロとしてプライドを持ってサッカーと向き合っているのだろうと思います。

こんなド素人のおっさんに「攻める気あるのかよ!!」なんて言われると「あるに決まっとるやろ!!」となるだろうと思います。

別に選手を攻める気なんて全くありません。ただ、見に行って「楽しかったー」となることを期待している僕からすると、少し残念な気持ちになってしまうのです。

でも、先日の試合はド素人の僕からすると、とても満足の行く試合だったように思います。

相手選手が割と早い段階でレッドカードを受け退場したことも大きな要因になったのかもしれませんが、とにかくこの日のガンバからは「攻める」という気持ちをたくさん見ることが出来たように感じました。

点こそ中々入りませんでしたが、ボールを後ろに下げたり、横に繋げるのではなく、常に前を向いて「攻めよう」という気持ちが溢れているような感じでした。

相手が嫌がりそうな縦のパスを入れたり、サイドからドリブルで突破を試みたり、とにかく攻めようとしていたように思います。

実際、応援しているサポーターからの歓声も前の試合とは比べ物にならないくらい多かったように思います。

試合も2対0で勝利しましたが、試合での勝利以上に満足の行く試合内容だったようにド素人の僕は感じました。

やはり「攻める」ことは大切なんだなと感じることが出来た試合だったように思います。

しかし、「攻める」という事は大きなリスクがついてくることなのかもしれません。「攻める」ことに気持ちが行ってしまい、「守る」ことへの意識が薄くなってしまうこともあるのかもしれません。

ただそのリスクを背負ってでも「攻めよう」という姿勢に応援している人は心を打たれたり、興奮したりするのだと思います。

もちろんガンバ大阪はプロのサッカーチームです。勝つことへの責任を背負っている訳で、「攻める」ことだけを考えていて勝つことが出来ないチームでは良くないのかもしれません。楽しませるだけのチームはプロのチームとは言えないのかもしれません。

ただ、見ている人や応援しているサポーターからすると、見ていてワクワクするような楽しませてくれるチームを目指して欲しいという思いがあるのではないでしょうか。

だからこそ見ている人や応援しているサポーターの心を打つような、愛されるチームを目指して欲しいと思っています。

それはガンバ大阪だけではなく、他のチームにも言えることなのかもしれません。

それはサッカーだけに限らず、たくさんの人に見てもらうスポーツ選手や全ての人たちに言えることなのかもしれません。

リスクをおってでも「攻めよう」とする気持ちがあるからこそ、見ている人たちの心を打つのだと思います。そして愛されるのだと思います。

僕はサッカー選手でもないし、プロのスポーツ選手でもなければ有名人でも何でもありません。でも、「攻める」という気持ちは少しは持っておかなければならない気持ちなのだと思います。

僕の周りにいる人の心を打てるような、周りの人たちから愛されるような生き方をするべきなのかもしれません。

ガンバ大阪の先日の試合のように、「攻める」ことを少し意識して生活していこうと思います。

でも、僕のようなおじさんにとっての「攻める」とはいったい何なんでしょか...?