整理収納アドバイザー ポレポレ日記

40代 おじさん整理収納アドバイザー

本質を理解する

寝室は寝る場所です。それが寝室の持つ「本質」です。

枕は頭に敷くモノ、タオルケットは体に掛けるモノ、それもそれぞれのモノが持つ「本質」です。

本質を理解して、モノを使うことは「整理・収納」においてはとても大切なコトで、モノを大切に使うというコトに繋がることだと思っています。そして、それが心地良い生活に繋がるのだと思います。

だから僕は寝室には寝るために必要なモノだけを置くようにしています。

寝室に置いているものは、

以上5点のみです。それ以外には何も置いていません。

でも最近までの僕は、他にも色々と置いていました。

スマホがあったり、照明器があったり、ゴミ箱があったり、ティッシュの箱があったり、コロコロ粘着クリーナーがあったり、お香があったり、それに火を付けるライターがあったり...

たくさんのモノを何の違和感もなく置いていました。

ほぼ使う事のないモノが枕元にある。そのことに何の違和感も感じることなく生活をしていました。

違和感がないのであれば何の問題もない事なのですが、生活の全ての中に「整理・収納」を取り入れ、生活をより良いモノにしていきたいと考えている僕からすると、少し改善すべきことだと考えていました。

寝室は寝る場所です。それが寝室の持つ「本質」です。寝室はモノではありませんが、僕にとっては生活に関わる大切な場所であるため、「整理・収納」の対象になるモノと考えました。

「整理・収納」をする際には、まずその対象となるモノゴトと向き合います。じっくり向き合うことにより、そのモノゴトの本質が明確に分かってきます。そして、そのモノゴトの本質がシンプルに見えてくるようになります。

寝室と向き合った結果見えてきたのが、シンプルに寝室は「寝る場所」という本質です。当たり前のことかもしれませんが、そういった当たり前に気付くことも「整理・収納」だと考えています。

忙しく過ごしている毎日、たくさんのコトを抱えている毎日、そんな毎日を過ごしていると意外と見えていない当たり前のこと。寝室の本質も意外と見えていないのかもしれません。

以前の僕はベッドに入ってから照明器のスイッチを入れ、スマホをいじったり、ゲームをしたりしていました。

寝室には寝る場所という本質があるにも関わらず、その本質を理解せず、だらだらと寝る以外の行為をしていたのです。

そういったメリハリのない行動をしてしまう事で、取り組むモノゴトの質は低下するようになります。そして仕上がったモノゴトの質も下がるようになります。

寝るために寝室に行っているにも関わらず、寝る以外の行為をすることで、「睡眠」の質は下がるだろうし、「目覚め」の質も下がるように思います。

寝室の本質を理解していなままだったことで、寝るコトで得ることの出来るモノが、得ることが出来ない結果になってしまうのです。

今の僕はそういったこととも向き合い、寝室は寝る場所という「本質」を明確に持つことが出来ています。

だから布団の中に入った時には、すぐに睡眠の世界に入ることが出来ているし、タイマーをセットすることなく朝決まった時間に目覚めることも出来ています。(寝坊することもありますが...)

寝室に持って行くモノは寝るために必要なモノだけにしています。寝るために不要なモノは持ち込まないようにしています。

スマホを触ったりゲームをするのであれば、寝室ではない場所でするようにしています。だから枕元に照明器は必要ありません。

コロコロ粘着クリーナーも掃除の時には必要ですが、寝る時には必要ありません。

お香も毎日つけることはしません。必要な時に出せばいいモノです。

寝ている時に鼻をかんだりすることもほぼない僕。ティッシュも必要ないし、その観点からいくとゴミ箱も必要なくなります。

そういった必要ないモノと判断したモノは、他の決められた定位置に置くようにしています。そして僕の生活に必要ないモノと判断したら「整理」の対象のモノにしていきます。

寝室の「整理・収納」をしたことで、寝室にあるモノは寝るために必要なモノだけになっています。そして、その必要なモノだけになった寝室で「寝る」ことが出来ることで、高い質の睡眠の時間を得ることが出来ています。

また、寝室には目に見えるモノだけではなく、目に見えないモノも持ち込まないようにしています。社会からたくさんの刺激を受け、たくさんのモノを抱えている夜の時間でも、寝室には余計なモノを持ち込まないようにしています。

スマホやゲームを決められた定位置に置くのと同じで、頭の中にあるモノも寝室へは持ち込まないようになっているのだと思います。

寝るときに触れることの出来ない、頭の奥の方へ置くように無意識にしているのだと思います。

寝室の本質を理解し、「整理・収納」を行ったことで、僕の睡眠の質は高いモノになっています。

それは寝室だけではなく、生活に関わる全てのモノゴトに当てはまることだと思います。

モノの持つ本質を理解した上で、「整理・収納」を行うことが、生活を心地良くすることに繋がるのだと思います。