整理収納アドバイザー ポレポレ日記

40代 おじさん整理収納アドバイザー

視覚からの刺激

僕は生活の中の視覚からの刺激を減らしたいと考えています。

なるべくモノを置かないようにしたり、何かに取り組む際には必要でないモノが視界に入らないように配慮しています。

それは取り組むことの質を上げたいことや仕上がりの質を上げたいと考えているからです。

モノゴトに集中して取り組む際には、視覚的な配慮は絶対に必要になると思っています。テレビがついていたり、モノがたくさんあったり、モノが散乱していたり...そういった状況にならないように意識的に「整理・収納」をするようにしています。

僕は職場の机の上には何も置かないようにしています。それは机の上は作業をするという本質があると考えているからです。そして、必要のないモノがあることで、取り組む質や仕上がりの質に影響を与えてしまうと考えているからです。

机の上にたくさんの資料を山積みにしていたり、ファイルを並べていたり、たくさんの文房具をペン立て的なモノに入れていたり...その置いているものは本当にその時に必要なモノなのでしょうか...。

過去の僕がそんな状況でした。

客先から来たFAXを山積みにしていたり、案件ごとにまとめたファイルを机の上に並べていたり、ペン立てにたくさんの文房具を詰め込んでいたり。(食堂にある縦に入れる箸入れのような感じです。)

その時必要のないモノがたくさん机の上にあったように思います。

そして、そういった状況ではその時に取り組むモノゴトに100%の状態で向き合うことが出来ていなかったように思います。

どこか集中していない状況だったように思います。

何かに取り組んでいたとしても、目の前にある案件ファイルを見ては「あの案件も処理しないといけない。」と思ったり...

客先から届いたFAXを見て「これが終わったらこれもしないといけない。」と思ったり...

たくさんある文房具を見て「ぼーっ」としたりすることもあったように思います。

無意識に取り組むモノゴトに集中することが出来ていなかったのだと思います。

目の前がモノで溢れていたことで、視覚からたくさんの刺激を受けていたのだと思います。

視覚には存在しないはずの音があるような感じかもしれません。うるさい感じが常に目の前に広がっているような感じです。

そういった状況で良い仕事は出来るわけありません。取り組む質も低くなり、仕上がりの質も低くなってしまいます。

だから僕は視覚からの刺激を減らしたいと考えています。心が落ち着ける、そのモノゴトに集中して取り組める状況を作りたいと考えています。

そしてそれは、仕事だけではなく生活の全ての中で意識している事でもあります。

僕は今部屋に絵を飾ることを迷っています。

なぜ絵を飾ろうと思っているかというと、カッコいいと思っているからです。お洒落な部屋の本などを見るとその部屋には必ずお洒落な絵が飾られています。

別に誰かに見られるわけでもないのに何を考えてんだかとか思ってしまいますが、本気でカッコいい部屋に憧れの気持ちを持ってしまっているのです。

いい年したおじさんがそんなことを考えてしまっていることに残念な気持ちを持ってしまいますが、残念ながらそんなことを考えてしまっているのです。

ただ、そうすることで「心地良く」なるのではないかと考えている自分もいます。部屋をカッコよくすることで、部屋で過ごす時間が心地良くなるのではないかと思っています。

カッコいい絵のある部屋で大好きなお酒を飲みながら本を読む...そんな生活も自分にとっての「心地良い暮らし」に当てはまるのではないかと考えています。

ただ、冒頭にも書いたように、視覚からの刺激は減らしていきたいと考えています。

今僕が部屋で過ごす時間が「心地良い」と感じることが出来るのは視覚からの刺激が少ないからだと思います。

落ち着いて自分と向き合いながらブログを書くことが出来るのは視覚からの刺激を意識的に減らしているからだと思っています。

といった観点で考えると、僕の部屋にお洒落な絵は必要ないモノなのかもしれません。

憧れと現実は違います。憧れだけでモノを増やしてしまうと後で後悔がついてくるように思います。

視覚からの刺激を減らしたいと考えている現実や視覚的な刺激を減らすことで「心地良さ」を手に入れることが出来ている現実を大切にするべきなのかもしれません。

もう少し、視覚からの刺激のことを視野に入れながら、絵を飾ることとも向き合いたいと思います。

飾るならこの壁面。うるさくなりそうな気が...。