整理収納アドバイザー ポレポレ日記

40代 おじさん整理収納アドバイザー

不要なコトも、やって整理する

僕が考える「整理・収納」は目に見えるモノだけではありません。目に見えないモノも対象になります。

目に見えないモノ...頭の中にあるモノです。

頭の中にある思考の「整理・収納」です。僕はそれを「整理・収脳」と呼ぶようにしています。

「整理・収脳」は「整理・収納」と比べると難しいと考えています。

目に見えないモノはその時によって大きさや形を変えるモノだからです。

そういったモノは、その時によって重要さも変わり「整理」もしにくいだろうし、頭の中に「収脳」する時も、大きさ・形を変えるモノとして扱いにくいように思います。

だからこそ、僕は目に見える「整理・収納」を徹底して行い、目に見えない「整理・収脳」をしやすい状況を作るべきだと考えています。

昨日の投稿にも繋がりますが、「整理・収納」を通して「整理・収脳」が出来る環境を整えておくべきだと考えています。

また、モノだけでなく、コトの「整理」もしていく必要があるように思っています。

モノは自分の所有している「モノ」です。

目に見える形のあるモノも、目に見えない形のないモノも「モノ」として見るようにしています。

そして「コト」は自分の行動に当てはまるコトです。

このコトの「整理」は、モノの「整理・収納」と大きな関りがあり、この「コトの整理」をしておかないと「モノの整理」がスムーズに出来ないことがあります。

僕は今まで「整理・収納」の活動を通して、モノを増やさないためにたくさんのコトを整理してきました。

まず、お店に立ち寄るコトです。

僕のように物欲の強い人間はそもそも「欲しい!!」と思ってしまう場所に行ってはいけないだろうし、そういった場面を作らないようにしなければなりません。

そういった考えの下「整理」したのが、お店に行くというコトです。

仕事帰りに用もないのにお店に立ち寄るコト。

休みの日に退屈だからお店の多い所に出掛けてしまうコト。

無駄遣いやモノを増やすことを防ぐために、そういったコトを「整理」するようにしています。

そうすることによって、家への無駄なモノの流入を防ぐことにも繋がっているだろうし、モノを管理する手間や負担を減らすことが出来ているように思います。

他にも、僕は休みの日にダラダラ過ごしてしまいがちになってしまいます。そのダラダラ過ごすコトを「整理」する努力もしています。

とりあえずテレビのスイッチを入れるコトを意識的にやめるようにしたり、意識的に目的を持って行動するようにしたりしています。

そういった無駄だと思うコトも「整理」するようにしています。

そして、その「整理」を「モノの整理」にも繋げるようにしています。

でも、コトの整理には難しさがあり、整理したと思っていても、いつまでも頭の中に残り続けるコトもあるように思います。

整理したつもりが、「やっぱり必要かな~...」や「やっぱりしたいな~...」なんて思ったりすることが多くあるように思います。

そして、そういった状態に陥ってしまうと、その整理したと思っているコトに頭の中が支配されるような感じになってしまうのです。

いつもそのことだけを考えてしまい、やるべきコトにじっくり向き合うことが出来ず、集中して取り組むことができない状況を作ってしまうことに繋がってしまうようになります。

それはきっと、そのコトを本心では整理したくないと思っているのだと思います。

整理したと思っていたコトがいつまでも残っているのは、そもそも整理出来ていないというコトだろうし、それは本心では整理したくないコトなのかもしれません。

我慢して整理しているのだと思います。

僕が考える整理とは「必要なモノ(コト)だけにする」ことです。

不要なモノはどんどん処分していくべきだと思っています。

ただ、目に見えるモノであれば、処分さえしてしまえば、自分の前から姿を無くしてしまい諦めもつくのかもしれませんが、目に見えないモノやコトに関してはそういう訳には行きません。

目に見えない分、本当に自分の中で納得した「整理」が出来ていないと、いつまでも自分の中に残ってしまうのです。

「やっぱり必要かな~...」や「やっぱりしたいな~...」なんて思ったりしているというのは、本心では「必要なコト」だと思っているのではないかと思ったりもします。

そして、そういったコトを僕自身が抱えているのです。

もちろん、整理出来ているコトもたくさんあります。たくさんのコトを整理してきたからこそ、今の心地良い暮らしがあると思っています。

ただどうしても、整理したつもりがいつまでも頭の片隅に残っている、むしろそればかり考えてしまうコトもあるように思います。

そういった時は、それが必要なコトと割り切ることも必要になるのではないかと考えたりしています。

それは「整理・収納」の理論から大きく外れてしまうことなのかもしれません。

でも、いつまでも自分の中に残り続けるコトであれば、それをやってしまって「整理」するコトも必要になる場合もあるのかもしれません。

じっくりそのコトと向き合い、必要ないと思っていたとしても、いつまでも残り続けるコトであれば、それは自分にとって必要なコトなのかもしれません。

僕が考える「整理」とは、必要なモノだけにすることです。

不要なモノは処分していくべきだと考えています。

ただ、矛盾しているのかもしれませんが、「整理」したことによってストレスを抱えてしまったり、我慢をたくさんするような「整理」ばかりではしんどくなるように思います。

「整理・収納」は心地良い暮らしをするために行っていることです。

「整理・収納」をすることでしんどくなるような暮らしは望ましくないように思います。

心地良く暮らすためには、ある程度バランスは取るべきだと思います。

不要だと思って整理したコトでも、いつまでも頭の中にあり、後悔を抱えてしまうのであれば、思い切って「やって整理」するコトも必要になるのかもしれないと思ったりもします。

もしかしたら大きな後悔を抱えてしまうのかもしれません。

そういった後悔を抱えながらモノやコトは厳選されていくのかもしれません。

それも「整理・収納」の1つかもしれないとか考えたりしてしまいます。