整理収納アドバイザー ポレポレ日記

40代 おじさん整理収納アドバイザー

モノを増やさないようにするために

人が生活しているとモノは増える傾向にあります。

日々の生活の中で、モノと向き合うことを意識しながら生活をしていますが、それでも気付いたら、「あれ?増えてる...」なんてことがあるように思います。

もちろん、必要なモノであれば増えることは仕方ないことです。

人が人らしく生活していくためには、モノは絶対に必要になります。

食料品、日用品、衣類など、生活していくために必要なモノはたくさんあります。

ただ、その絶対必要になるモノも厳選しておかないと、無駄なモノが溢れて来るようになります。

食料品に関しては、僕は廃棄して「整理」するのではなく、消費して「整理」することを心掛けています。消費出来る分だけしか購入しないようにしています。

その食材や生産者、運搬者、販売者に対するリスペクトの気持ちを持ちたいと考えているし、食品ロスを減らす観点からも効果的だと考えています。また、ゴミ処理による環境への負担も減るようになると思っています。

食材に関しては大量に購入するのではなく、食べきれる分だけを購入するようにしています。

日用品に関してはなるべくストックしないように心掛けています。

もちろん、箱型のティッシュやトイレットペーパー、キッチンペーパーなどモノによっては、まとめてしか購入できないモノもあります。そういったモノに関してはストックしてしまうことになるのですが、それ以外のモノに関してはストックしないようにしています。

まとめて購入した方が安いモノでも、その時使っているモノが最後の一つになるようにしています。

石鹸、洗濯用洗剤、食器用洗剤、食器用スポンジ、サランラップ、アルミホイル、歯磨き粉、歯ブラシなどなど、頻繁に使うモノでもストックはしないようにします。

そうすることで、モノが増えることも防げるし、無駄を省くことに繋がるようになると思っています。

以前、3つ入りの石鹸を購入しストックしていました。石鹸は1つを使い終えるまで結構時間がかかります。更に3つを消費するまでには結構な時間がかかります。

その結果、自分がどれだけストックしているのかを忘れる現象が起きたのです。

まだもう1つあると思い、いざストックを使おうとした際に「無い...」なんてことがありました。

また、まだストックがあるにも関わらず、それを忘れて購入してしまい、在庫を増やすといったこともありました。

結果、モノが増えるという状況を招いてしまっていたのです。

それは石鹸だけでなく、他のことでもありえることだと思います。

たくさんのモノをストックしていると、自分が所有しているモノを自分で把握できなくなることになります。

その結果、モノを増やすことに繋がってくるようになるのです。

ストックをしないことはモノを増やすことを直接防ぐだけでなく、自分が所有するモノの量を把握することにも繋がるのです。

それは目に見えないモノの管理に繋がってきます。

家の中にモノが増えて来ると、そのモノの管理に時間や思考が奪われてしまいます。そうなると目に見えないモノの管理が後回しになり、その目に見えないモノの管理が雑になり、頭の中のモノが散乱することになります。

ストックをしないことで、「整理・収脳」への負担も減らすことが出来るようになるのです。

だから僕はストックしないように心掛けています。

衣類では、購入する際にはじっくり時間を掛けることを心掛けています。また、衝動買いが出来ないような工夫も取り入れています。

用もないのにお店に立ち寄ることをしないことや、財布にたくさんの現金とクレジットカードを入れないようにしています。

そうすることで衝動買いを防ぐことが出来ています。

また、自分の好みとじっくり向き合う時間も取るようにしています。

40歳を過ぎた最近の僕は、以前と比較するとシンプルなデザインのモノを好む傾向にあるように思います。そういった自分の好みにいつでも立ち返ることが出来るようにしておくことも衣類を増やさないためには大切になるように思います。

大して好みでもないモノでも、その時の雰囲気で購入してしまうことはよくあることです。それはたくさんのモノを見てしまい自分の好みを見失うこともあるだろうし、お店の人や一緒に買い物に出掛けた人からの刺激も影響するように思います。

「お客様にはこちらがお似合いかと...」や「最近のトレンドのデザインでございます。」なんてお洒落な店員さん言からわれたりすると、「そうなんだ...」なんて思ったりしてしまいます。

その結果、自分の好みでないモノを購入してしまい、さほど着ることがない衣類を増やしてしまう結果になるのです。

だから、僕はそうならないようにじっくり時間を掛けることを心掛けています。また、衝動買いが出来ないような状況に自分を置くようにしているのです。

そんなことを考えながら日々生活をしている僕ではありますが、やはりモノは増えてしまいます。

思いがけず増えてしまうモノがどうしても生活の中にはあるように思います。

写真のモノは僕が昨日ただで貰ったモノです。必要で購入したモノではありません。

本を購入した際に貰った冊子

絵画展示会の予約特典で貰ったポストカード

こういったモノが生活の中にはたくさんあるように思います。

こういったモノもなるべく増やさないようにしたいのですが、「どうぞ。」なんて言われて渡されると、とっさに「ありがとうございます。」なんて言いながら貰っている自分がいます。

欲しいと思っていなかったモノなので、残念ながらこれらのモノを生かすことが出来ないように思います。

でも、人からもらったモノはどうしても処分しにくいモノになってしまいます。

「何か使い道はないかな~。」なんて考えている自分がいるように思います。

そんなことが多くなってくることでモノは増えるだろうし、そういった増えたモノの管理が負担になって来るのだと思います。

だから、モノを貰うときはもっと慎重になるべきだと思っています。

特典と聞くと、どうしても飛びつきそうになる自分がいますが、そんな時「本当に必要なの~?」と自分に問いかける余裕が必要です。

良かれと思い「どうぞ。」と言ってくれる人には、気持ちよく「ありがとうございます。でも持っているので...。」と笑顔で言えるようなテクニックも必要です。

そういったた、ただで貰えるモノを如何に増やさないようにするかということとも向き合えるようにしていきたいと思っています。