最近自分が「整理・収納アドバイザー」であることや「整理・収納」のコトを話すことが増えています。
たくさんの人の前で話す機会がある訳ではありません。仕事をしながらや食事をしながらなど雑談程度に話す感じです。
話しをして感じているのは、自分の持っている知識や考えていることを相手に伝えることは難しいということです。
1級の資格を取って、かれこれ1年程経ちますが、この1年間特にこれといった活動をしてきた訳ではありません。
大勢の人の前で話をしたり、誰かの家の片付けを手伝ったりすることは1度もありませんでした。
ただ、自分なりの「整理・収納」を深めようと生活の全ての場面で「整理・収納」と向き合い続けた1年間だったようには思っています。
このブログもその1つで、朝起きてからこのブログに書く内容と向き合うことを通して「整理・収納」と向き合うことを行ってきました。
今までブログを書いたことのない僕にとっては大きな変化で、「整理・収納」という1つのことをテーマに書き続けることは、僕にとっての新たな挑戦だったように思います。
かれこれこのブログの投稿数も330回を超えていますが、「整理・収納」をテーマに投稿し続けることが出来ていることで、僕の知識や考えは深まっているように感じています。
そんな僕の考えや知識...やはりじっくり向き合いながら書くことが出来るブログとは違い、人に話しながら伝えることは思っていた以上に難しいと感じています。
なぜ「整理・収納」を大切にしようと思ったのか...
なぜ生活の中で大切にしているのか...
僕自身が実践できているのか...
話しながらそういったことを自分に突き付けられているような感じになってきます。
また、そういった「そもそも」が見えなくなってしまっているようにも思います。
理論や知識を深めていく中で、何よりも大切にしないといけない「そもそも」を見失っっているのではないのかという感じになっているのです。
だから伝えたいと思うことがブレてしまうのだろうし、上手く伝えることが出来ていないのだと思います。
僕が「整理・収納」を意識するようになったのは15年程前。会社に勤めていた時のある本との出会いがあったからでした。
その時の僕は本当に忙しく、毎日仕事に追われ、自分のための時間を取ることが出来ていませんでした。追われていたのは仕事だけでなく、いつも得体の知れない大きな不安にも追われていました。
そんな時の僕に心の余裕はなかったように思います。
いつもイライラしていただろうし、いつも不安やモヤモヤを抱えていたように思います。
そんな時に出会った1冊の本。「佐藤可士和の超整理術(佐藤可士和著)」です。
その本との出会いにより、自分の生き方や働き方を見直すことが出来たように思います。
その時は明確に理解出来ていなかったのかもしれませんが、働くことや生きることの「そもそも」に立ち返ることが出来たように思います。
当時の僕は働く時間もプライベートの時間もゆっくり余裕を持てるようにしたいと思っていたのだと思います。「心に余裕」を持って生活をしたいと考えていたのだと思います。
それが当時の僕の、そもそもの「整理・収納」をする動機だったように思います。
していることが「整理・収納」ということもよく分かっていませんでしたが、本を読んで影響を受け、実践していたことは間違いなく今僕が考えている「整理・収納」だと思います。
そしてしていることは、今も大きく変わっていないように思います。
今僕が「整理・収納」を大切にしているのは、「心に余裕」を持ちたいと思っているからです。生活の全ての場面で余裕を持ち、いつでも笑顔で「心地良いな~。」なんて感じることが出来るようにしたいと思っているからです。
そんな「そもそも」を、色々考えすぎて忘れかけていただろうし、色々なことが頭の中にあることで見失いそうになっていたのだと思います。
モノゴトは自分が思っている以上にシンプルで、そのシンプルな本質が見えにくくなるのは、きっと自分に原因があるのだと思います。
僕が「整理・収納」を行うのは、「心に余裕」を持ちたいからです。そこに尽きるように思っています。
「心に余裕」を持つためにはたくさんのモノを整理し、自分に合う収納を行うことが必要になるように思います。
ただ、それが全てではありません。
「整理・収納」を意識しすぎて笑顔を忘れてしまうようであれば、それは間違った「整理・収納」だと思います。
「整理・収納」を意識することで、いつも何かに追われているようであれば、それは間違った「整理・収納」だと思います。
自分がいつも笑顔でいれる、「心に余裕」が持てる「整理・収納」こそ、真の「整理・収納」のように思います。
「心地良いな~。」と感じ、いつも笑顔で居れる、心の余裕が持てるような「整理・収納」を目指したいと思います。
そして、人に「整理・収納」の良さをしっかり伝えることが出来るように、僕が考えている「整理・収納」の「そもそも」を忘れないようにしたいと思っています。