整理収納アドバイザー ポレポレ日記

40代 おじさん整理収納アドバイザー

「心に余裕」がある時

「心に余裕」がある時はどんな時でしょうか。

時間に余裕がある時

好きな事がたくさん出来ている時

仕事でトラブルがない時

などなど、色々な状況があるように思います。

こういった状況がいつも続くことで、心に余裕が生まれ、落ち着いて行動することが出来るのだと思います。

以前勤めていた職場で、いつも走っている職員がいました。

それは気持ちに焦りがあるという訳ではなく(それもありましたが)、本当に走っている、RUNをしている状況でした。

小学校では大きな事故を防ぐために「廊下は走ってはいけない。」というルールを子どもたちに課していますが、その職員はいつも廊下を結構なスピードで走っていたのです。

たくさんの荷物を持って廊下を走るその姿は、子どもにとって絵に描いたような反面教師だったように思います。

当時の僕は生活指導の担当という立場でもあったので、その職員に角が立たないよう気を遣いながら話をすると...「急いでいるので、すいません!!」と走り去ってしまったことがありました。(大の大人がですよ。)

子どもたちに「廊下は歩きましょう。」と声掛けをしなければならない教師。その教師が誰よりも「廊下を走る」というルールを破る行為をしていたのです。

「困ったもんだなぁ。」と思うとともに、「なんちゅう教師やねん。」と思ったことを今でも覚えています。

どうしてその教師はいつも廊下を走っていたのか...きっと「心に余裕」がなかったのだと思います。

いつも何かに追われ、いつも得体の知れない不安がその教師の背景にはあったように思います。

だから、子どもたちに指導する立場にあるにも関わらずルールを破ってしまう行為をしていたのだと思います。

そして、そういった心に余裕のない教師の教室はいつも落ち着きがない状況だったように思います。

そういった状況になることで更に仕事でのトラブルは増え、やることが多くなり、どんどんその対応に時間が割かれてしまうのです。

その結果、自分の好きな事をする時間が少なくなってしまったり、仕事以外のしなければならない事が出来なくなってしまうのです。

実際その教師はいつも誰よりも遅くまで仕事をしていました。

早く家に帰る僕は、その教師が遅くまでどういった仕事をしていたのかは分かりませんでしたが、きっとトラブルの処理に多くの時間を使っていたのだろうなと思います。

「心に余裕」が持てない要因はたくさんあると思うのですが、一番の要因は自分にあると僕は思っています。というか、自分にあると思うようにしています。

やるべき時にやるべき事をしていなかったり...

トラブルを起こしやすい状況を作ってしまっていたり...

本当に必要なことから目を背けていたり...

そういったことが原因になり「心に余裕」を持つことが出来ない状況を作っているのだと思っています。

廊下を走る職員のことを偉そうに言っている僕自身も、まだまだ「心に余裕」を持つことなんて出来ていません。

偉そうなことを言える立場にないことは分かってはいますが、自分に言い聞かせる意味も込めて今このブログを書いています。

僕自身、やるべきことをしていなかったり、環境を整えることが出来ていなかったり、必要なことから目を背けている事なんかたくさんあるように思います。

そして、そういった事が原因で焦りの気持ちを抱えてしまい、廊下を走ってしまいたくなることもあるかもしれません。

ただ、どんな焦りの気持ちを抱えていたとしても、一度立ち止まることが出来る位の「少しの心の余裕」は持てるようにしたいと思っています。

焦りの気持ちを持った時こそ、「ゆっくりしよう。」と思える「少しの心の余裕」です。

難しい事なのかもしれませんが、そういった事にも気を遣えることが出来るように視野は広げておきたいと思っています。

そして「心に余裕」がないときは、自分に自信を持つことも出来ていないように思います。

自分に自信を持つことが出来ていない事で、全ての行動が消極的になってしまい、その消極的な行動が焦りの気持ちを持つことに繋がっているのだと思います。

自分に自信を持つことは「心の余裕」に繋がると思っています。

自分の行動や考えに自信が持てるように、しっかり自分と向き合っていきたいと思います。

そして、いつでも「心に余裕」が持てるようにしていけたらいいなと思っています。