整理収納アドバイザー ポレポレ日記

40代 おじさん整理収納アドバイザー

大切な決断

昨日上司から「そろそろ次のステージで働くことを視野に入れてみない?」と話がありました。

立ち話で話したという訳ではなく、わざわざ上司の部屋に呼ばれて話されたということもあり、割と本気度の高い話だと受け取っています。

僕がこの業界に入って11年...。

正直、まだまだ経験値不足だと感じているし、人としても教師としても未熟だと思っている僕にとってはびっくりの話です。

その上司が僕の事をどのように評価しているのか真相はよく分かりませんが、呼び出して話をするくらいだから、それなりに期待はされているということなのでしょうか...。

もしかしたら、本当に人手不足で、誰でもいいから手頃な人材全てに声をかけているだけなのかもしれません...。

その上司の真意が分からないまま、気持ちだけを伝えられるという形で話は終わりました。

僕が次のステージへ進む...。

思っても見なかった話だし、到底イメージも出来ない話のように思っています。

そして、こういった話を誰に相談すればいいのかも悩んでしまっている自分がいるように思います。

大切な話だろうし、僕の将来に関わってくる話でもあるため、誰かれ構わず相談することは避けたいと考えています。

おしゃべりな僕は、ついつい相談したい事やちょっとした悩みなどをすぐに人に話してしまうところがあると自分を分析しています。

そういった軽い部分は今回は出さないように、慎重に考えて答えを出していきたいと考えています。

そして、こういった大きく大切な判断を迫られたときにこそ「整理・収納」の理論を活かして、自分にとって最適な答えを導きだしていきたいと考えています。

次のステージに進んだ場合、今のペースで働くことは出来るのか...。

一度次のステージに進んでしまうと、今のポジションに戻ることは可能なのか...。

僕の今持っている能力や潜在能力で次のステージの仕事は務まるのか...。

そして...

そもそも僕にとって働くということは生活の中でどういったモノなのか...。

そういった事一つ一つとしっかり向き合いながら答えを出したいと考えています。

僕にもともと出世欲があるのであれば、即答することが出来たはずだと思います。

上司から話があった瞬間「ほいキターーー!!」なんて思い、「ありがとうございます。お受けさせて頂きます。」なんて二つ返事をしていたように思います。

でも、それが出来なかったのは、僕にそもそも出世欲というものがなかったのだと思います。

また、想定外の話ということもあったのだと思います。

「話があるんだけど。」と声をかけられたときに、「怒られるのかな...。」や「なんかやばいことしたっけ?」という考えしか思い浮かびませんでした。

そういった想定外な話ということも即答が出来なかった要因の1つだと思います。

別に上司は僕に即答を求めている訳ではありません。「じっくり考えてね。」と1ヵ月の猶予を僕に与えてくれました。

ただ、今の僕は即答できた方がずっと楽だろうなという心境になっているように思います。

やりたい事や目指していたものが手に入り、前向きに決断をすることが出来る。そういった状態の方がずっと楽な気持ちなのだろうなと思っています。

声を掛けられたことに関しては素直に嬉しい気持ちを持っています。

恐らくですが、僕の仕事っぷりや能力をそれなりに評価してくれたのだろうし、僕なら大丈夫と思ってくれているのだと思います。

ただ、僕は正直そこまでの自信はなく、今の職場には僕よりももっと相応しい人がいるのではないかと思ったりしています。

もしかしたら、期待されている、出来ていると感じているのは僕だけで、使い物にならない僕をとりあえず人手がいない次のステージへ持ち上げておこうと考えているだけなのではないかと疑ってしまっているくらいです。

そんな心の準備も出来ていない僕が、本当に次のステージに進むべきなのか不安な気持ちを抱えてしまっているのです。

僕は今の生活にある程度満足をしています。

収入に関しては少しは不安もありますが、何とか二人の息子が巣立つまでは今のままでも贅沢さえしなければ何とかなりそうだと見通しを持つことは出来ています。

「整理・収納アドバイザー」の経験値を積むことに関しても、今の働くスタイルであれば何とか両立できそうな手ごたえを掴むことは出来ているように思います。

今の僕は大きく、大切な決断をしなければならない状況にあるのだと思います。

もしかしたら、今よりも「心地良く暮らす」ことが出来るのかもしれません。

でも、もしかしたら今の「心地良い暮らし」を手放すことになるのかもしれません。

決断したことで、「整理・収納」とじっくり向き合う機会が今よりも増えるのかもしれません。

でも、もしかしたら今のように「整理・収納」とじっくり向き合う時間が取れないようになるのかもしれません。

今の「心地良い暮らし」があるからこそ迷ってしまっている自分がいるように思います。

そして、どんな状況になっても「心地よい暮らし」が出来るような自分になりたいと思っている自分もいるように思います。

もしかしたら今の僕はある程度の余裕があるから「整理・収納」と向き合うことが出来ているだけなのかもしれません。

でも、本当の「整理・収納」というのは、どんな状況になっても「心に余裕」が持てるようにすることだと思っています。

それが出来るのが本当の「整理・収納」の力だと思っています。

それにチャレンジをしていない僕が「整理・収納アドバイザー」を名乗ることをしていいのでしょうか...。

僕にとってとても大切な決断になるであろう上司からの話。

与えられた1ヵ月の猶予の期間、じっくり向き合って「整理・収脳」を行い、後悔のない決断をしたいと思っています。