『自分が所有しているモノの量を把握できない自分は、きっと自分ができることの量、自分が抱えることのできる量を把握できない自分にも繋がると思います。』
1年前の今日の投稿に書いていた内容です。
1年間投稿を続けていると「一年前はどう考えていたんだろう?」的な感じで振り返ることが出来ます。
こういった振り返りはとても大切で、今の自分がどれくらい成長しているのか、今の自分との違いはあるのかなどが分かるようになります。
1年間続けているからこそ出来る事。これからも続ける事で、1年前だけでなく、2年前、3年前と振り返ることが出来るようにしていきたいと思っています。
自分が所有できるモノの量は目に見えるモノも、目に見えないモノも限界があると思っています。
もちろん、大きな家に住んでいる人とそうでない人では保管できる場所に違いがあるため、保管できる量も多少違いがあるのかもしれません。
たくさんお金を持っている人なんかはモノを保管する場所にお金を掛けている人もいるのかもしれません。
以前、引っ越しまでの1月ほどトランクルームに荷物を預けていることがありましたが、その時にトランクルームの利用者が思っていたよりも多い事を知りました。
色々な事情があって利用しているのだろうと思うのですが、中には家に置く場所が無いのでトランクルームを借りてモノを保管している人もいたようです。
荷物を出し入れしているタイミングに出くわしたことがあったのですが、「見てはいけない」と思いながらもチラッと見てしまったことがあります。
チラッと見えたその人はたくさんのワインを保管されていました。(チラではなかったかもしれませんが...)
どんな事情でトランクルームにワインを保管しているのかは分かりません。もしかしたら何かの商売をされているのかもしれません。奥さんに内緒でコレクションしているのかもしれません。その人にはその人の事情があると思います。
ただ、どういった事情があるにせよ、それだけのモノを所有しているという事実はあります。
家から離れた場所に所有するモノがある。僕の場合は引っ越しがあり、新しい家に引っ越すまでの1月という期間だけでした。だからそのモノの管理は比較的簡単だったように思います。引っ越すまでは必要のないモノ。引っ越すまでは手を付けないモノでした。
でも、そうでないモノをトランクルームという家から離れた場所に保管していることで管理は上手く出来るのでしょうか。
トランクルームを利用している人を否定する気持ちはありません。色々な事情があって利用しているのだろうし、人にはそれぞれ価値観があると思います。
ただ、僕の場合は所有するモノが増えることで、そのモノの管理をしないといけなくなり、その管理が出来なくなるのではないかと思っています。
過去の自分がそうでした。
たくさんのモノを所有していたことで、一つ一つのモノを大切にすることが出来ていなかったように思います。一つ一つのモノの本質を見ることもしていなかったし、一つ一つのモノを生かすことも出来ていなかったように思います。
自分が何をどれくらい所有しているのかさえ把握できていなかったように思います。
そして、そんな僕だったから目に見えるモノだけでなく、目に見えないモノの管理も上手く出来ていなかったように思います。
仕事での失敗も多かっただろうし、とにかく無駄が多い生活をしていました。
それはやはり、自分が所有しているモノの量を把握できていないから、自分ができることの量、自分が抱えることのできる量を把握できていなかったのだと思います。
1年前にそんな事を考えていた僕。今もその考えは大きく変わっていません。
この1年間、色々な事がありました。その色々な事があった中には上手く行かず、悩んだりした時もあったように思います。
そんな時には、自分の所有するモノを見直すことをしてきました。
モノが増えていないか、モノが散乱していないか、モノを定位置で管理出来ているか...そしてそれは目に見えるモノだけでなく、目に見えないモノも同じように見直すことをしてきました。
そうすることで、色々な状況を乗り越えることが出来たように思っています。
そして、複雑そうに見える状況も「整理・収納」や「整理・収脳」をすることで意外と複雑でない事が分かったように思います。意外とその状況はシンプルだという事が見えて来たように思います。
今も1年前と大きく変わることのない自分。
それは変わっていない事が良いという訳ではないと思います。決して一つの考えに固執してはいけないと思っています。
でも、今の自分が大切にしていることがたまたま1年前と変わっていないという事に何だか嬉しい気持ちになっています。
今の暮らしは僕にとって「心地良い暮らし」です。
それが出来ているのは「整理・収納」を大切にしているからです。
目に見えるモノの量を、自分が管理できる量にすることで、頭の中にあるモノの管理が出来ています。
それが僕が思う、僕にとっての「心地良い暮らし」に繋がっているのだと思っています。