僕が「整理・収納」を大切にして生活しているのは、「心地良く暮らす」ためです。
所有するモノを必要なモノだけにし、モノが散乱するのを防ぐことで、視界に入る刺激を減らすようにしています。
視界から入る刺激を減らすことで、心が落ち着き、「心に余裕」を持つ事が出来ます。
そういった環境にすることで、正しい判断が出来たり、後悔の気持ちを抱える事を減らす事が出来ます。
それは、生活のどの場面でも活かす事が出来るし、どういった立場の人にも活かす事が出来る事だと思っています。
会社で働いている人
家で家庭を支えている人
受験に向けて勉強を頑張っている学生
部活に全てを掛けている学生
これからやりたい事を見つけようとしている子どもたち
全ての人に活かせる思考だと思っています。
そして、目に見えているモノの「整理・収納」をすることで、頭の中の「整理・収脳」に繋げる事が大切だと考えています。
目に見えるモノの「整理・収納」と、目に見えないモノの「整理・収脳」には大きな繋がりがあり、両方を高める事が大切です。
僕は両方を高めていくためには、まずは目に見えるモノの「整理・収納」を優先的に行う方が良いと考えています。
というのも、そっちの方が簡単に進めることが出来ると思っているし、より効果的に進める事が出来ると思っているからです。
頭の中にある目に見えないモノは、姿・形が捉えにくい特性があります。
また、頭の中にあるモノは同じモノであっても、その時の気分やモチベーションによって、そのモノの見え方が変わってきます。
しなければならないコトも、小さく感じていたコトなのに、違う時に見た時にはとてつもなく大きく感じるコトがあると思います。
逆に、とてつもなく大きく感じていたコトも、違う時に見れば「なんだ、大したことねえじゃん。」と感じるコトもあるように思います。
頭の中にあるモノは、その時の気分やモチベーションによって姿・形を変える特性があり、捉えにくい特性があるように思います。
一方、目に見えるモノに関してはその時々によって姿・形を変える事はありません。
昨日まで使っていたコップが、ある日突然小さくなることはあり得ない事だろうし、丸みがあった飲み口が、突然角ばったりすることはあり得ない事です。
という事もあり、目に見えるモノは、目に見えない頭の中にあるモノよりも断然管理しやすい特性があるのです。
だからこそ、目に見えるモノが対象になる「整理・収納」を優先的に行うべきだろうし、「整理・収納」を徹底する事で、目に見えないモノの「整理・収脳」をしやすい環境を整えるべきだと考えているのです。
モノが少なく、モノが散乱していない環境では心が落ち着きます。
「整理・収納」の代表的な効果の一つに、「精神的効果」がありますが、正にここに繋がる事だと考えています。
精神的に落ち着いた状況になるからこそ、心に余裕を持つ事ができ、どんな事に対しても冷静に見る事が出来るようになります。
どれだけ忙しくても、どんな不測の事態が起きたとしても、冷静に物事を見る事ができ、正しく後悔のない判断をすることが出来るようになるのです。
「整理・収納」で感じる事が出来る効果は、モノが減ってスッキリして気持ちいと感じるだけではありません。
心が落ち着き、心に余裕を持つ事ができ、正しく後悔のない判断が出来るようになるのです。
そして、それはどんな立場の人でも活かす事が出来るだろうし、生活のどの場面でも活かす事が出来ると思っています。
昨日僕は10年ぶりくらいに高校ラグビーを見に行きました。
高校生ラガーマンの聖地と呼ばれる「花園ラグビー場」に行ったのです。
40歳を過ぎたおじさんが元日に一人でラグビーを見に行くのも寂しいものだなと感じますが、割とラグビー場に行くとそういった人もいるのです。
お一人様観戦をしている中では、41歳の僕はまだまだ若い部類に入るのかもしれませんが、60歳を過ぎたご高齢の方々は割と一人で見ている人が多いのです。
41歳で「元日1人高校ラグビー観戦デビュー」を果たしてしまった僕。お一人様生活爆進中といったところです...。
そんな事は置いといて、久しぶりに行った、高校ラグビー観戦の話です...。
僕は基本高校ラグビー見る事はありません。
というのも、高校ラグビーは30ハーフの試合であり、少し見ごたえに問題があると感じているからです。
ボールを前に落としてしまう「ノックオン」
ボールを前に放ってしまう「スローフォワード」
そういったミスがあった際にスクラムが組まれるのですが、そのスクラムが組まれている間も時間は進んでいきます。
ミスの多い試合では、ほとんどの時間をスクラムに割いてしまい、大きな動きのないまま試合を終えるパターンがあるのです。
僕の思うラグビーの魅力は、ボールがたくさん動き、選手が走り回る展開です。
プレーしている選手は大変だと思うのですが、見ている側としてはそういった展開にラグビーの魅力が詰まっていると思っているし、それがラグビーの醍醐味だと思っています。
大学生やプロのリーグでの試合時間は40分ハーフです。トータルで80分の試合時間です。
高校ラグビーの60分と違って20分も長い試合時間になっているのです。
また、大学生以上の試合ではミスも少なく、スクラムを組む時間が少ない試合展開が多くあります。
一方、僕がイメージしていた今までの高校ラグビーでは、ミスが比較的多く、スクラムを組む時間が多くありました。
ただでさえ20分も試合時間が少ないのに、そこにプラスしてスクラムを組んでいる時間も多いのです。
技術的な違いが大きくあるという事もあり、今までの僕は大学ラグビーやプロの試合しか見ていなかったのです。
がしかし、暇つぶしのために見に行った昨日の高校ラグビー。久しぶりの高校ラグビーを見てそのイメージが大きく変わりました。
というのも明らかに高校ラグビーのレベルが上がっていたのです。
ミスもほぼなく、ボールや人が動き回る展開が試合時間の60分間フルに行われていたのです。
僕がしていた頃とは違い、ラグビーの質は確実に上がっているように感じました。
選手一人一人の技術もですが、試合の流れを考えたプレーを選択をしている選手が多くいるように感じました。
その時の状況を冷静に分析し、正しい判断が出来ている選手がたくさんいたのです。
そしてその姿は、僕が思う「整理・収脳」が出来ている選手が多くいるように感じたのです。
普段の選手の様子は昨日の試合を見ただけだから分かりませんが、昨日の試合の様子を見ていると、きっと日々の生活でも正しい生活習慣の下、ラグビーと向き合っているのだと思います。
やはり全国大会に出場するようなチーム。そういった事を徹底しているのだろうと思います。
部室であったり、練習道具を置く倉庫なんかもきっとキレイに「整理・収納」されている事だろうと思います。
もしかしたらそういった意識を持っていない学校もあるのかもしれません。
でも、そういった事をしていない学校にはまだまだ伸びしろがあるのかもしれないとか思ったりもします。
昨日、久しぶりに見た高校ラグビー。
高校生ラガーマンを見て新鮮な気持ちになったし、「整理・収脳」の大切さも勝手に感じていました。
そして僕はやはり、スポーツにこそ「整理・収納」の理論を導入すべきだと思っているのです。
これから強くなりたい。
伸び悩んでいる。
そんなチームに「整理・収納」の理論を伝える事の出来るアドバイザーになりたいと改めて思う事が出来た元日になりました。