僕はたくさんの挫折を経験してきた人間です。
子どもの時から、たくさん経験してきました。
初めての挫折は、九九を覚える学習だったのではないかと思います。
何度繰り返し読んでも、何度書いても覚える事が出来ず、「俺はアホなのか...」なんて子ども心に傷ついていた事を覚えています。
今思えば、ただ単に九九を覚える事にネガティブな感情を抱えており、学習に取り組む意欲や集中力がほぼ無かったからだろうなと思います。
「遊びたいな~...。」
「面倒臭いな~...。」
そんな事ばかりを考えていたから、覚える事が出来なかっただけなのだと思います。
九九を覚える事を甘く見ていたし、そもそも九九を覚える事に対する必要性を感じていたなかったのだと思います。
そんな感情を抱えた状態で取り組んでも、思い描いた結果を得る事は出来ず、「どうして俺は...」なんてネガティブな感情を抱えてしまう事に繋がっていたのです。
そして「自分はダメな人間なんだ...」という思考になってしまい、自尊感情が育たないまま大人になってきたのだと思います。
自分に原因があった訳なのですが、そんな自分に問題があるという事と向き合う事なく成長してきた中では同じことの繰り返しで、それがたくさんの挫折を生み出す結果に繋がっていたのです。
挫折とは、「計画などが途中で駄目になることや、そのために意欲をなくすこと」だそうです。Wikipediaにはそう書いています。
子どもの時の九九を覚える事に関しては、正に文字通りの挫折で、覚えるという計画が中々達成できなかったし、そのために意欲をなくしているような状態でした。
他にもたくさんの挫折を経験してきた訳なのですが、どの挫折も文字通りの挫折で、計画が駄目になった途端、頑張る意欲が無くなるといった感じだったように思います。
何とか踏みとどまる経験もしてきたとは思いますが、そうでない事もたくさんあり、たくさんの事を諦めてきたように思います。
したい事が見つかったり、目指したい事が見つかった時に、それに向けて頑張ろうとはするものの、思い通りに行かなかったことで、心が折れてしまい諦めてしまう...。
そんな経験をたくさんしてきました。
そんなたくさんの経験が自信のない自分を作り出していたのだと思います。
「どうせ自分は...」
「無理だろう...」
そんなネガティブな感情を抱えてしまう自分になっているのだと思います。
ただ僕の場合は挫折だけでなく、挫折を乗り越える事もいくつか経験する事が出来ました。
強い思いを持って乗り越える経験もしてきたし、最後まで諦めずに取り組み続けた経験もしてきました。
スポーツを通して、心が折れてしまいそうになった時や、実際に心が折れた経験もしてきましたが、それでもそれを乗り越えて頑張り続ける経験もしてきたのです。
思うような結果を得る事が出来なかった事もありましたが、それでもそれを乗り越えようとする事を通して得たことはたくさんあったように思います。
僕のような凡人は、日本一になる経験も、何かの代表に選ばれるような経験もありませんでしたが、それを目指す過程の中ではたくさんの事を得る事が出来ました。
頑張る中では、たくさんの挫折があったのかもしれませんが、それでも続けて来たことで得た事はたくさんあったように思います。
頑張って来たことにより、僕なりの小さな成功もあったし、得た感動もたくさんあったように思います。
その経験を出来たことが今の僕を作ってくれているようにも思います。
大人になった今でもたくさんの挫折があります。
恐らく他の人と比べても挫折は多い方なのかもしれません。
でも、計画が途中で駄目になって意欲が無くなる事があっても、諦める事は減ってきているように思います。
思い描いた結果を得る事が出来なくても、それでも何かを得る事が出来るという事が分かっているからだと思います。
学生時代に全てをかけてやってきたスポーツでしたが、思い描いていた結果を得る事は出来ませんでした。
夢見た日本一にもなれなかったし、日本代表に選ばれることもありませんでした。(そりゃ凡人には無理でしょう...)
でも、諦めなかったから得る事が出来た小さな成功やたくさんの感動はあったように思います。
大人になった今でもあるたくさんの挫折。
「自分には無理...」
「どうせ自分は...」
なんて思う事もありますが、それでも「得る事はある」という思考を持って、前向きに生きていきたいと思います。