昨日は成人の日でしたね。
天気も良かったし、この時期にしては気温もそれほど低くなかったし、20歳の集いに参加していた人にとっては最高の1日になったのではないかと思います。
朝から振袖を着ている女性や、明らかに着慣れていないスーツを着ている男性を見て、朗らかな気持ちになっていました。
ジムが終わった朝10時頃、スターバックスへコーヒーを飲みに行くと、やはり綺麗な振袖を着た女性が数名いたりしていました。
僕の座った席のすぐ近くには、振袖を着た女性と恐らくその両親であろう人が一緒に座っています。
父親であろう男性の表情を見ていると、何とも言えない嬉しそうな表情をしていたように思います。
そりゃ自慢の娘が綺麗な振袖を着て、綺麗にメイクされていると笑顔が絶える事はないのだろうと思います。
そんな姿を見ていると、本当にめでたい日だと思うし、思わず僕も一緒にお祝いしたくなったりもしていたのでした。
一緒にお祝い...
別にその人たちの家に押しかけて、無理やり一緒に食事をするとかいった訳ではありません。
そんな大それた事ではなく、
ただ一言...
「成人の日、おめでとうございます。」
なんて言葉を言いたかっただけなのです。
ただただ純粋に心からめでたいと思う事を、
ただただ心を込めて「おめでとう」と言いたい気持ちになっていたのでした。
ではそんな気持ちを込めた言葉を伝えたかというと...
答えは『NO』です。
そんな事言える訳ないのです。
何故ならば、僕はその親子にとって何者でもないし、言うならば知らないただのおっさんだからです。
そんな知らないおっさんから急に「おめでとうございます。」なんて言われたとしても、
「誰やねん!!」なんて思われるだろうし、
「頭のおかしい人なのかな?」なんて思われる事だろうと思います。
場合によっては『不審者』と見なされ、周りの人から白い目で見られたりする事もあるのではないかと思います。
それが現在の社会なのだと思います。
そりゃそうだと思います。
ハンバーガーショップでレジに並んでいるだけで、後ろから理由もなく包丁で刺されてしまったり、
橋の下では、中学生の女の子をお金で買おうとするおじさんがいたりする世の中です。
そりゃ知らないおじさんが「おめでとう」と言って来たとしても、素直に「ありがとうございます!!」なんて言えないだろうし、「不審者かも...」なんていうフィルターを一回通す事になるのだろうと思います。
それは本当に残念な事だと思うし、本当に世知辛い世の中なんだなあと思ったりもするのです。
同じ地域に住む人たちが気軽にお祝いの言葉を言い合える、そんな社会だったら良いのになぁと本気で思ったりします。
年を取ったからなのか、若い人たちの晴れ晴れした姿を見るだけで嬉しい気持ちになりました。
嬉しそうに晴れ着を着ている若者を見て、何だか僕自身も新鮮な気持ちになりました。
成人してから20年以上が経ちましたが、それでも新成人の人たちと同じように、希望を胸に抱えながら生活していきたいと思います。
きっと今よりも良くなる。
絶対に幸せになる。なれる。
いつまで経っても、そんな気持ちを忘れず、ブレずに持っておきたいと思います。
色々あるけれど、きっとハッピーエンドになる。
今日より明日の方がいい1日が待っている。
自分を信じながら、負けそうな自分に負けないように生きていきたいと思います。
何の話だったか見失いそうになっていますが、
とりあえず「新成人の皆さん、本当におめでとうございます。」
これから一緒に頑張りましょう。