整理収納アドバイザー ポレポレ日記

40代 おじさん整理収納アドバイザー

整理はパズル??

モノの総量を増やさないことで、自分の所有しているモノの総量をある程度把握しやすくする。

モノの総量を増やさない工夫は人それぞれだと思います。

僕の工夫は昨日の投稿を見て頂ければわかるかと思います。(工夫という程のものでもありませんが...)

僕にとってモノの総量を把握し、モノを増やさないようにする目的は「必要なモノだけにする」ためです。そしてそれは「心地よい暮らし」に繋がります。

そして、心地よい暮らしのために、モノの総量がある程度把握できたら次に行うことは「グルーピング」だと思います。

グルーピングとは、モノをある決まりに沿ってグループに分けていくこと。簡単に言うと仲間分けです。

この「ある決まり」の中には、

 ・使用目的

 ・使用頻度

 ・使用時期

など、様々なモノで決まりを作って分けていきます。

料理するときに使うもの、毎日使うもの、冬に使うものなどいろんなパターンでグルーピング(仲間分け)していきます。

もちろん実際にモノを並べて行うことができればいいのですが、なかなか忙しい毎日を過ごしている皆さん。そこまでの時間は取れないように思います。でも頭の中でシュミレーションするだけでも随分変わるように思います。

シュミレーションで行う場合に特に言えますが、グルーピングはモノの総量が多い状態でやるとお手上げ状態になります。総量を減らしてから行うべきだと僕は考えています。

そして、このグルーピングを行うことのメリットとして一番大きいのが「モノの総量を把握する精度が格段に上がる」ことです。

ただざっくり総量を把握しているのと、グルーピングを行ったうえで総量を把握しているのでは精度が全く違ってきます。

そしてそれを一番実感できるのが、「モノが増えた時」です。

グルーピングがしっかりできていると、モノが増えた時に「不必要なモノが増えた!!」や「異物が所有物に混ざった気がする!!」とクンクンとその臭いを察知しやすくなるのです。

例えば、僕は読書が大好きです。いつも持ち歩いて読書できるように文庫本を購入することが多いのですが、だいたい120冊前後は本棚にある状態です。

これがしっかりグルーピングできていないと、気づいたら良くわからない本だらけになっている状況に陥ります。(下手したら〇○〇な本なんかもあったりして…。)

また、毎朝飲むコーヒー。(僕は手軽に美味しく飲めるドリップパックを愛用しています。)これも決まった箱に入れてグルーピングしています。

決まった箱に入れておく(グルーピングする)ことで、総量を把握することができます。

これをしていないと、家にあるのに無駄に買いすぎてしまうという経済的なダメージも負うことになります。(大好きなコーヒーは絶対に切らしたくないので少しだけストックしています。)

以上2点ほど事例を出しましたが、他にもグルーピング(仲間分け)することで、モノの総量を「把握しやすくなるな~」と実感できることはたくさんあると思います。

心地よく暮らせる時間を少しでも増やすことができるように必要なモノだけにする。そのために自分が所有しているモノの総量を把握する。把握しやすくするためにグルーピングをする。なんだかやることが増えてきているような気もします...。

でも僕が社会人一年目にさほど尊敬していない先輩から言われた言葉があります。

「人生ってパズルと一緒やと思うねん。初めはどこから置いていけばいいか分らんけど、ピースを埋めていくと、だんだんと埋めるところが少なくなる。初めは大変やけど進むにつれてだんだんと簡単になっていくねん。パズルって人生みたいやな。」

当時の僕は同期の子と鼻水を垂らしながら「ホンマっすね~。」とかいいながら聞いていましたが、今の僕の話と繋がっているように思います。

整理ももしかしたらパズルと同じかもしれません。初めは大変かもしれませんが、進むにつれて簡単になる。

少しずつ、少しずつ進めていく。そうしたら整理も簡単になっていくかもしれませんね。