生活の全ての場面で「整理・収納」を意識するようにしています。
僕が考える「整理」は、必要なモノだけにすることです。
「収納」は、モノの定位置を決め、モノを使いやすくすることです。
僕が考えるこの「整理・収納」は、自分の生活とじっくり向き合い、自分の生活を分析しないと成り立たないモノだと考えています。
何となく不要だと思うモノをたくさん処分し、モノを減らすということではありません。
自分が所有するモノとじっくり向き合い、自分の生活に必要なモノなのか、そのモノを生かすことが出来るのかということなどを分析する必要があると思っています。
それが僕の考える「整理」です。
所有するモノを取りあえず視界の入らない場所に直し、モノを見えないようにするということではありません。
必要になったモノの総量を把握した上で、定位置を決めるようにします。
定位置を決める際には、グルーピングをしたり、自分が生活する動線を分析したりしながら定位置を決めます。
そして、モノが使いやすくなっているのか、自分の生活動線に合っているのかを確認することで、モノが使いやすい「収納」が完成すると思っています。
僕が考えるこの「整理・収納」は、人によって変わって来るように思います。そして、人によって違いがあるモノだと思います。
人によって、必要だと思うモノは違います。
人によって、生活動線は違います。
人によって、生活スタイルは違います。
人によって、価値観は違います。
人それぞれ、違いがあるように思います。大きな違い、小さな違いはあるのかもしれませんが、全く同じ人はいないように思います。
そういった意味では、誰かに決められるたり、誰かの真似をする「整理・収納」は僕は違うように考えています。
しっかり自分と向き合い、自分のことを理解していくことが「整理・収納」では重要になります。
自分が大切にしたいことは何なのか、自分は何を目指しているのか、自分にとって必要なモノは何なのかなどをじっくり分析する必要があると僕は思っています。
例えば、僕は浴室には以下のモノをだけを置いています。
- シャンプー
- コンディショナー
- 髭剃り
- シェービングフォーム
- 石鹸
- ごしごしタオル
- 洗面器
- 椅子
以上の8点です。これ以外のモノは置かないようにしています。
(最近まではこの8点+たわし・掃除用の歯ブラシ・掃除用洗剤なんかも置いていましたが、毎日必要ないので浴室ではない場所に収納しています。)
どうでしょうか?
多いなと思う人もいるかもしれません。逆に少ないと思う人もいるかもしれません。
でも、僕にとっては必要なモノだけになっています。収納も僕が入浴する際にはストレスのない収納が出来ているように思っています。
先日、「浴室に必要ないモノを整理しました。」なんていうネットニュースを目にしました。
その家庭では、家族4人分のシャンプーやコンディショナー、女性用のメイク落としや洗顔剤、掃除の時に使うたわしやスリッパなどたくさんのモノが浴室にあったそうです。
そしてじっくり自分たちの生活と向き合い「整理」を行った結果、必要なモノだけになり、生活がしやすくなったというニュースでした。
確かに、その家庭では浴室に必要のないモノがたくさんあり、使っていないモノをたくさん処分したのかもしれません。
でも、生活がしやすくなったのはたくさん処分したからだけではないように思います。
ポイントは自分たちの生活とじっくり向き合ったことだと思います。
その家庭では、じっくり自分たちと向き合うために家族全員で話し合いを行ったそうです。そして、その話し合いでは意外と椅子が必要ないということになったそうです。
洗い場でシャンプーをしたり、体を洗うとき、立ったままするのが全員だったようです。椅子に座る人はいなかったようです。
その結果、椅子はその家庭では不要になったとのことで、処分することになったそうです。
狭い浴室から椅子が無くなることで、大きなスペースが空くのかもしれません。その家庭にとっては有効な「整理・収納」が出来たように思います。
他にも、それぞれが使うモノも浴室に置かないようにしたそうです。脱衣所に置く場所を決め、入浴をする際にはその定位置から持ち出し、入浴を済ませたらその定位置に戻すといったシステムにしたそうです。
そうすることで、それぞれが入浴する際には、必要なモノだけになり、今までとは違うゆっくりした入浴時間を過ごすことが出来ているとのことです。
この家庭に合った「整理・収納」が出来たように思います。家族全員でじっくり話し合い、入浴と向き合った結果、分かった「整理・収納」だと思います。
ただ、僕がこの家庭と同じような「整理・収納」をするのはどうでしょうか?
1人で暮らしている僕が脱衣所に使うモノの置く場所を決め、毎回そこから持ち出すのはどうなんでしょうか。
僕は洗髪をしたり、体を洗うときには座って洗います。昔からそうしているので、立って洗うことに違和感を感じます。だから僕にとっては浴室の椅子は必要なモノになります。
別に先述した家庭のことを否定している訳ではありません。
僕が言いたいのは、4人家族と1人暮らしという環境の違いもあるだろうし、そもそも今まで生きてきた習慣も違うし、そこからくる価値観も違うように思います。
だからこそ、「整理・収納」を行う際には、じっくり自分と向き合うことが必要になるだろうし、その時の自分の生活を分析する必要があるのだと思います。
誰かに決められたり、誰かの真似をする「整理・収納」ではいけないように思います。
しっかり自分と向き合い、自分のことを理解していくことが「整理・収納」では重要になります。
自分が大切にしたいことは何なのか、自分は何を目指しているのか、自分にとって必要なモノは何なのかなどをじっくり分析する必要があると僕は思っています。
そんな自分に合った「整理・収納」をこれからも目指していきたいと思います。