整理収納アドバイザー ポレポレ日記

40代 おじさん整理収納アドバイザー

正しい判断

昨日から宿泊学習に行ってました。

先程帰宅し、結構な疲れを抱えています。

いつも21時には寝る僕でありますが、昨日の就寝時間は24時。

普段の僕ではあり得ない時間まで起きていました。

こうなることは予想出来ていたし、ある程度のシュミレーションをしながら宿泊学習に臨んでいたように思います。

宿泊学習に出発する前日に、僕にとっては凄く魅力的なモノがありましたが、ある程度シュミレーションをしていたことで、その魅力的なモノを諦め、宿泊学習に臨んでいました。

その魅力的なモノと言うのが...サッカーW杯、日本代表対ドイツ代表の試合です。

スポーツ観戦の好きな僕。特にラグビー観戦が好きですが、その次に好きなのがサッカーの観戦です。趣味の少ない僕にとって、ラグビー観戦とサッカー観戦は唯一の趣味と言えるモノなのかもしれないと思っています。

そんな好きなサッカー観戦。しかも4年に一度あるW杯の初戦、相手は強豪のドイツ代表。見ない訳にはいかない試合だったように思います。

しかし...試合開始時刻が22時...。

いつも21時には夢の中にいる僕。

22時から試合が始まると、試合終了時刻が24時を回ることになります...。

しかも、次の日からは宿泊学習があります...。

子どもたちにとって初めての宿泊学習という事もあり、慣れない事も多くあるだろうし、不安も多く抱えている事だろうと想像できます。

どれだけ僕たち大人が準備をしていたり、子どもたちに説明をしていたとしても、思っている通りに事は運ばないだろうし、不測の事態は多く発生することが予想できます。

そんな時に担任の僕が、目を真っ赤にし、寝不足のむくんだ顔でいると、きっと不安も増す事だろうと思います。

そして、そんな状態で宿泊学習に挑むことで、僕自身がしんどくなるように思いました。

ここで言うしんどいというのは、体力的な部分だけでなく、精神的な部分でもしんどさを抱えてしまうという事です。

思い通りに行かないことでイライラしてしまったり...

テンションアゲアゲ状態になって話を聞かない子どもたちを見て、少しイラっとしてしまったり...

夜早く寝れない事にイライラしてしまったり...

たくさんのイライラを抱えてしまう事に繋がってしまいます。

そして、そんなイライラを抱えている自分に対しても、否定的な感情を抱えてしまう事になってしまいます。

宿泊学習がある...。

サッカーW杯の日本代表の試合がある...。

両方とじっくり向き合った結果、僕は仕事である宿泊学習を優先することにしたのです。

いつも通り21時には布団の中に入り、その5分後にはスヤスヤと夢の世界に入る事が出来ていたのです。

宿泊学習を終えて、先程帰宅しましたが、その選択に間違いはなかったと思っています。

予想通り、子どもたちは初めての宿泊学習という事もあり、大半の子が終始テンションの高い状態で過ごしていました。

話を聞けない状態だったし、そんな状態だからか、同じことを何度も聞きに来られることが頻繁にありました。

その度に、イライラしていたし、血管が切れそうになる瞬間が何度もあったように思います。

そして案の定、夜遅くまで話し声が聞こえていたり、咳が止まらない、鼻が詰まって眠れないと言いだす子もいる状態になります。また、少し熱があるかもという子も出だし、その対応に追われる状況になってしまいました。

そしてその結果、予想通り早く寝るコトが出来ない状態になってしまったのです。

もちろん仕方ない事だとは思います。

それが仕事だし、そういった事も分かったうえで宿泊学習に臨んではいます。

ただ、もし僕が前日のサッカーの試合を遅くまで見ていたらと考えると、同じような精神状態で対応する事は出来ていなかっただろうと思います。

話を聞かず、言ったことを何度もも聞きに来られる状態。

早く寝たいのに、子どもたちの対応でそれが出来ない状態。

そういった状態に耐える事が出来なかったように思います。

話したことを聞いておらず、聞きに来る子がいた場合。きっと僕はその人数分ドロップキックをお見舞していただろうと思います。

早く寝たいのにそれが出来ない状態。きっと僕は部屋の鍵を閉めて、誰も入ってこれないようにしていただろうと思います。

部屋に呼びに来られていたとしても、耳栓をして気付かないふりをして深い眠りについていただろうと思います。

危ない所でした...。

もし僕が前日の夜に大好きなサッカー観戦を優先していたとしたら、そういった状況になってしまい、今の僕は職を失う事になっていたのかもしれません。

そう考えると、僕は正しい決断をしたし、まだまだ人として捨てたものではなかったのだなと思ったりします。

昨日の朝、一緒に行く同僚が浅野選手のジャガーポーズをしながら出社しました。

「先輩見ました?熱かったっすね!!」と目を真っ赤にしながら話してきます。

その同僚曰く、試合を見た後は興奮して眠れず、その後のスペイン対コスタリカの試合まで見てしまったとのことです。

「なんて意識の低い人なんだ...」と半ば呆れながらその同僚を見てしまっていましたが、その同僚のキャラもあり、許してしまっている自分もいます。

見ていない事を伝えると、「非国民だ!!」なんて笑いながら言われる始末でした。

でも、見なかったことに後悔はないし、僕なりにじっくり向き合った上での判断だったので正しい判断が出来たと思えています。

生放送で見なかったことによる興奮や感動を味わう事は出来なかったのかもしれませんが、見なかったことにより「心の余裕」を持つことは出来ました。

その「心の余裕」があったからこそ、何事もなく帰宅することが出来たし、明日からの心地良い暮らしも継続することが出来るのだと思います。

もちろん見ていたとしても、ドロップキックをしたり、部屋に鍵を閉めて気付かないふりはしません。

ただ、もっとイライラしていただろうし、後悔をたくさん抱えながら帰宅していただろうと思います。

そう考えると、僕の先日の「整理・収脳」は上手に出来ていたのだと思います。

そしてその成功体験が、僕の「整理・収納」生活の精度を上げていくのだろうし、その生活のモチベーションを上げていくことが出来るのだろうと思います。

今回出来た正しい判断。これからもそんな判断が出来るように「整理・収納」を大切にしていきたいと思います。