整理収納アドバイザー ポレポレ日記

40代 おじさん整理収納アドバイザー

モノの本質を理解し、モノを活かす

「整理・収納」において僕が大切にしていることは、「モノを大切」にすることです。

「モノを大切」にする...それは、そのモノを長く使うことや丁寧に扱うこともそうですが、そのモノの本質を理解し、そのモノを適切に使うことも「モノを大切」にすることだと僕は思っています。

例えば、服というモノの本質は着るためのモノです。ハンガーに掛けっぱなしになっていたり、タンスの中に入れっぱなしになっていると、その服というモノを活かすことが出来ていません。

服は着ることでモノとして活きてきます。それが服の持つ本質だと思います。

思っていたようなデザインでなかったり、サイズが合わなかったりすることもあるのかもしれませんが、服は着てあげることで初めてモノとして活きてくるのです。

だから、手元にある服をたくさん着ることが望ましいと僕は考えています。

他にも、職場で使っている机。机の持つ本質は、僕は「作業する場所」だと思っています。机で資料を作ったり、授業の準備をしたりすることが、そもそもの机で行うことであり、机の持つ本質のように考えています。

しかし、よく見かけるのが、机の上がモノで溢れ、机の上が物置化している状況です。

机が「作業場」ではなく、「物置」になっている場合が多いように思います。

机の持つ本質は「作業場」です。その本質を理解しておかないと机が物置になってしまうのだと思います。

モノにはそれぞれ本質があり、その本質を理解していないとモノを大切に使うことが出来なくなってしまうことになるのです。

タンスの肥しになる服が出てきたり、机が物置になってしまったりする状況が出て来るようになります。

モノの気持ちになってみると...

服は、「僕は着てもらうためにこの世に生まれてきたのに、どうしてこんな暗い所に閉じこめられているのだろう...」とか思っているかもしれません。

机は、「私は本当はもっと広いはずなのに...」とか思っているのかしれません。

モノを大切にするというのは、そのモノの本質を理解し、そのモノの気持ちを理解することであると僕は考えているのです。(やばい妄想をしているおやじですが、ある程度は本気で思っている事です...)

自分の手元にあるのだから、そのモノの本質を理解し、たくさん使ってあげることを通してそのモノを活かしてあげる。それがモノを大切にすることだと思っています。

そして、そういった思考になれば、モノを購入する際には慎重になっていきます。

購入しようとしているそのモノが本当に必要なのか、同じようなモノを持っていないのか、そのモノを活かしてあげることは出来るのかという事と向き合うことが自然と出来るようになります。

また、僕は毎日いろんな種類の飲み物を飲みます。

朝はホットコーヒーかアイスコーヒー。夜はお酒。お酒の中でも日本酒やチューハイ。夜中目が覚めた時は水。

その飲み物によってコップを変えるようにしています。

ホットコーヒーを飲むのであれば、バンクシーのマグカップ

アイスコーヒーであれば、少し小さめのタンブラー。

日本酒であれば、和柄のタンブラー。

チューハイであれば、大きなタンブラー。

水であればガラスのコップ。といった具合です。

このように分けているのは、その飲み物を美味しく飲むのはもちろんですが、手元にあるコップを活かしてあげたいという思いがあるからです。

せっかく僕の手元にあるのだから大切に使ってあげたい、コップとしての本質を理解し、コップとしての役割を果たせてやりたいという思いがあるからです。

それぞれに役割を作り、そのモノを活かそうと考えているのです。

モノを大切にするというのは、大切に保管することだけではありません。そのモノの本質を理解し、たくさん使うことも、大切にすることだと思っています。

僕の考える「整理・収納」の理論には、モノを大切にすることが含まれます。

モノの本質を理解し、そのモノを活かす...そんな必要なモノだけに囲まれる生活を目指したいと思います。

ほぼ毎日のように使う大切なコップたちです!!