一年前の今日、「どんな事にも全力になれる人を目指したい」という事を投稿していました。
嫌だと思う事でも、気持ちが乗らない事でも、とにかく全力で取り組める人になりたいと思っていました。
そんな事を書いていた1年前の今日の自分。
1年後の今日の自分はどうなっているのかと言うと...。
残念ながら、大きく変わっていないように思います。
というのも、僕は基本嫌だと思う事はしないし、気持ちの乗らない事に関しては視界に入らないようにしているところがある人間だからです。
それは物心がつき出した子どもの時からそうだったと思うし、大人になった今でも大きく変わっていないように思います。
嫌だと思う事や気持ちの乗らない事は、やっていてもつまらないし、そんな気持ちで取り組んだとしても、質の高いモノが仕上がるとは思えません。
気持ちが乗らない事により、取り組みの質は低くなってしまうだろうし、そんな状態で仕上がるモノの質は、決して高いモノではないように思います。
であるならば、少しでも「やりたい!!」と思える事や気持ちが乗る事を優先的に行いたいし、そういった事に注力する方が、良い結果を得る事が出来るのではないかと考えているのです。
そういった事もあり、僕は自分が嫌だと思う事や気持ちの乗らない事に関しては、自分から遠ざけているし、視界に入らないようにしているのです。
「どんな事にも全力になれる人」を目指してたいと思ってはいるものの、そういった意識を常に持つ事も出来ていないし、ついついやりたい事や気持ちの乗る事ばかりに視点が向いているように思います。
今年一緒に組んでいる同僚からは「やるべき事を絞って、効率的に働いていますね。」なんて事を言われたことがあります。
その同僚がどういった意図でそれを言ったのかは分かりかねますが、捉え方によってはポジティブに見てくれているのかもしれないとか思ったりもします。(そうでない可能性もありますが...。)
「やるべき事を絞って、効率的に働いている。」というのは、しなければならない事を厳選し、必要なコトだけに全力を注ぐ。そういった捉え方も出来るのかもしれません。
それは僕の考える「整理・収納」の理論に適っているし、そんな生き方を目指している僕もいるように思います。
心地良く暮らしていくために、抱えるモノやコトを厳選し、必要なモノやコトだけを抱えて暮らしたいと思っている僕。
そういった視点で考えると、「やるべき事を絞って、効率的に働いている。」というのは僕の理想なのかもしれません。
でも、実際の僕はそうではなく、ただただ嫌だと思う事や、気持ちの乗らない事を遠ざけているだけな所もあるのです。
やるべき事を厳選しているというよりかは、ただただ嫌な事を遠ざけているだけの自分がいるのです。
でも、もちろん嫌だと思う事や気持ちの乗らない事でもしなければならない状況はあります。
というか、そんなことだらけなのかもしれません。
昨日も「なんでそんな事しなあかんねん。」と心の中で毒づきながら会議に出席していました。
恐らく、その会議に出席しているほとんどの人が同じ思いを持っていた事だろうと思います。
「こんな会議なくせばいいのに...」
そんな思いを持っている人はたくさんいただろうし、そう声を上げて意見している人もいたくらいです。
でも、何か目的があってしている会議だろうし、何か自分の考えが及ばない所で効果を発揮する会議なのかもしれません。
今年赴任したばかりの僕には見えていない事があるのかもしれないと思い、意見はしないようにしているし、とりあえずは気持ちが乗らない会議でもおとなしく参加するくらいはしておこうと考えています。
全力ではないかもしれないけれど、かといって0でもない会議に参加している僕。
そんな自分は「どんな事にも全力になれる人」に近づく事は出来ているのでしょうか...。
本当に大切なしないといけない「そもそも」に、常に立ち返りながら物事と向き合う事が出来ているのか、それを自分の成長に繋げようと考えているのか、そういった事と常に向き合えるようにしたいと考えています。
必要だと感じる事が出来ない会議。
でもその会議から得る事はあるのかもしれません。
自分の見えていない所、自分の考えの及ばない所で、何かがあるのかもしれません。
そういった視点を常に持つことが出来たら、嫌だと思っている事でも、気持ちが乗らない事でも、今よりは前向きな気持ちが持てるようになると思います。
そして、「どんな事にも全力になれる人」に近づくことが出来るのかもしれません。
僕は「整理・収納」を大切にしながら、毎日を心地良く暮らせたらいいなと思っています。
「整理・収納」の理論を活かし、本当に必要なモノやコトだけに囲まれて生活したいと思っています。
「整理・収納」の理論では、物事とじっくり向き合う事が大切になります。
そのモノやコトが
自分にとって本当に必要なモノやコトなのか...
自分の生活スタイルに合うモノやコトなのか...
そのモノやコトを生かすことが出来るのか...
そういった事とじっくり向き合う事が大切になるのだと思っています。
じっくり向き合った上で、モノやコトを厳選していく事が大切なのだと思っています。
「どんな事にも全力になれる人」というのは、
「どんな事にもじっくり向き合う事が出来る人」なのかもしれません。
「じっくり向き合う」というその過程を踏んだ上で、取り組むコトを厳選するのは有りなような気もしてきました。
何でもかんでも、好きな事だけや気持ちの乗る事だけをしているのは違うと思います。
どんな事に対しても、一旦立ち止まり、じっくり向き合う事が大切なのだと思います。
それが僕の目指す「どんな事にも全力になれる人」なのかもしれません。
だから明らかに不要だと思うコトであったとしても、それが本当に必要なのかという事と一度はじっくり向き合う事が大切なのだと思います。
それが、その物事と「全力で向き合う事」に繋がるのだと思います。
どんな事にも全力になれるように、どんな事もじっくり向き合える人を目指したいと思っています。