整理収納アドバイザー ポレポレ日記

40代 おじさん整理収納アドバイザー

天寿を全うしたモノ

また一つ手放すモノが出来ました。

今回に限っては、長く生かすことが出来たし、長く良いお付き合いが出来たモノだと感じています。

言うならば、「天寿を全うした」...まぁそんな感じでしょうか...。

大層な言い方になっていますが、日々モノと向き合う事を大切にしている僕からすると、長く生かすことが出来たことで、充実感を感じることが出来ているとともに、モノを大切に出来ている事に満足している自分がいるように思っています。

さあ、そんな天寿を全うしたモノ、それは...

ジーンズです。

5年程前に、岡山へ日帰りの旅行に行った際に購入したジーンズ。

岡山の倉敷はジーンズの町として栄えており、町おこしの一環として、ずいぶん前からジーンズを推しているような感じになっています。

本当は美観地区などの観光地にだけ出向く予定だったのですが、せっかく岡山へ行くのであればという事で、少し足を延ばしてジーンズ販売をしている地区まで出向く事になりました。

僕が住んでいる町では中々お目にかからないメーカーのジーンズが販売されていたり、そんなジーンズが低価格で販売されていたり、中々テンションが上がってしまう町だったことを覚えています。

まだまだ物欲モンスターの絶頂だった当時の僕からすると、魅力的な町で、すぐに物欲のスイッチが入ってしまった状態だったように思います。

そんな中購入したジーンズ...。かれこれ5年程愛用した代物になりました。

いい感じに履き古されている感じで、僕にとってはお気に入りのモノになっていたように思います。

ベルト通しがなかったり、紐がついていたり、正しくはジーンズと呼べるものではないのかもしれませんが、中々履き心地の良いモノだったように思います。

そんな僕にとってのお気に入りのジーンズ...

とうとうお別れの時が来てしまったのです。

というのも、一番破れてほしくない箇所に破れが見られるようになってきたからです。

ジーンズなんて言うのは、僕からしたら「破れてなんぼ」的な所があるように感じていました。

足首辺りの裾であったり、場合によっては太もも辺りが破れていても「ダメージジーンズ?」的な位置づけで、それなりにお洒落な評価を受けるように思います。

そんなジーンズではありますが、僕の場合はそんな感じでは全くない感じで、破れが生じてしまったのです。

その破れた箇所が...

ここです...

見えにくい...アップすると...

はい...股間です。

どうして、こんな箇所がピンポイントで破れるのでしょうか...。

特別この箇所を多く触っていた訳ではありません。

中学生や高校生くらいの僕であれば、この箇所が破れる事も十分あり得るのかもしれませんが、40歳を超えた、それなりに大人になった僕では、それは考えにくいように思います。多分...。

がしかし、現実は破れている訳で、とても「ダメージジーンズ」とは言えない、恥ずかしい代物になってしまっているのです。

「これくらの破れなんて、破れに入らないよ!!」

なんて言う人もいるのかもしれませんが、僕の中では絶妙に恥ずかしい箇所の破れだと感じてしまっているのです。

という事もあり、破れだした最近は、履くことに対しての積極性も低下しており、ポジティブな気持ちで履くことが出来なくなってしまっているのです。

職場に行くときも...

休日のお出かけのときも...

いざ履こうとしたときに、「破れているしな~。」や「恥ずかしいかも...」なんて気持ちを抱えてしまっているような感じになっているのです。

着るモノに関しては、僕は本当にお気に入りのモノだけを所有したいと考えています。

仕事の日も、休日も、大好きなあの人のデートの時でも、同じくらいいつでも着たくなるような服だけを所有したいと考えています。

2軍とかはなく、所有する全ての服を1軍にしたいと考えているのです。

もちろん、時と場合によって使い分ける事もあるのかもしれませんが、基本的には所有する服は全て1軍として生かしたいと考えているのです。

だから、股間が少しでも破れてしまったジーンズは1軍とは言えないだろうし、2軍に下がってしまったジーンズは、手離すモノの対象になってしまうモノになるのです。

もしかしたら、人によってはまだまだ生かすことが出来るのかもしれないし、僕の考えは人によっては間違えた考えになるのかもしれません。

でも僕はやっぱり、モノと良い関係を築きたいと思っているし、所有しているのであれば生かしてあげたいと思っているのです。

長く愛用してきたからこそ、長く生かすことが出来てきたからこそ、「処分する勇気」を持つ事が出来るのだと思います。

そんな処分する時に後悔する事のないモノだけを抱える事が出来るように、これからもモノと向き合っていきたいと思っています。