モノが少ないと心が落ち着きます。
これは間違いのないことだと思っていて、僕が今落ち着いた心でらいれるのは、このことが大きく関わっているからだと考えています。
でも、モノが少ないというのは決して何でもかんでも捨てたり、手放したりするということではありません。
「断捨離」という言葉が流行った時期がありましたが、ただ単に「モノを減らす」というだけではいけないように僕は思っています。
しっかりモノと向き合い、そのモノが本当に必要なのかを考えることが重要になって来るのだと思っています。
「断捨離」のことは詳しく分かりませんが、所有するモノを最小限にし、身も心もスッキリ軽くなるといった感じなのでしょうか。
それが、その人にとって本当に「心地良い」と思えるのであれば良いと思いますが、心のどこかで「なんか違う。」という気持ちが少しでもあるのであれば、それは正しいことではないように思います。
僕は「モノを減らす」というよりかは、「必要なモノは何か」と考えることが大切だと思っています。
やっていることは同じかもしれませんが、モノを減らすという感覚でモノと向き合うと、モノを減らすことが目的になってしまうような気がします。
それはすごく危険なことで、モノと向き合うことが置き去りになり、とりあえずモノを減らしてしまい、後で後悔の気持ちを抱えてしまったり、「なんか違う」といった違和感を抱えながら生活をすることに陥ってしまいます。
モノが少ないことでストレスを感じてしまう生活の中では「心地良い」と感じることは出来ないだろうし、その抱えるストレスから日々の生活に悪い影響が出るように思います。
僕が今「心に余裕」を持つことが出来たり、「焦らず」に生活できているのは日々の生活の中で、そういったストレスを感じていないからだと思っています。
だいぶギリギリのところだと思いますが、「心に余裕」を持てたり、「焦らず」に生活できているのは「心地良い」と思えるくらいの量のモノを所有しているからです。
恐らく、今以上のモノの量を所有してしまうときっと生活は乱れてくるように思います。
逆に今よりもモノの量を減らしてしまうと、それはそれでストレスを感じてしまい、僕の生活は乱れてしまうように思います。
モノを増やす、減らす。いずれにしてもしっかりとモノと向き合うことが大切になるのだと思います。
冒頭に「モノが少ないと心が落ち着きます。」と書きましたが、それはモノとしっかり向き合った上での話です。
僕にとって必要なモノは何なのか、必要な量はどれくらいなのか、ということをしっかり時間をかけ、向き合った結果のモノの量です。
だから「心地良い」と感じることが出来るのだと思います。
だから「心が落ち着く」のだと思います。
だから「心に余裕」が持てたり、「焦らず」にいることが出来るのだと思います。
ただ単にモノを減らすだけではいけません。
モノとしっかり向き合うことを通して、自分にとって必要なモノは何なのか、自分にとっての適正量はどれくらいかを把握することが大切なのだと思います。
「モノを減らす」ではなく「必要なモノは何か」と視点を変えて考えることが大切だと思います。