整理収納アドバイザー ポレポレ日記

40代 おじさん整理収納アドバイザー

床にモノを置かない事で...

床にはモノを置かないようにしています。

それは「整理・収納」の中の大切にしていることの一つで、モノの散乱を防ぐために大切な事だと考えています。

「整理・収納」を通して感じる事が出来る効果の一つに「精神的効果」があります。

モノが少ない事で心が落ち着いたり、モノが散乱していない事で心が乱れない状況を作ることが出来ます。それが「精神的な安定」に繋がっているように思います。

僕は生活のどの場面でも、視覚的な刺激をなるべく少なくしたいと考えています。視覚的な刺激が多い事で、本来取り組むべき事の取り組みの質を下げてしまったり、仕上がりの質を下げてしまう事に繋がると考えているからです。

「床にモノを置かない」ことも、その視覚的な刺激を減らすことに繋がっていると考えています。

床にモノを置かないことで、モノが散乱することもないし、何よりもスッキリした環境を整えることが出来ます。

昨日の投稿では、モノを置きそうな場所に一旦立ち止まることが出来る工夫をしているという書き込みをしました。

それと根本にある考え方は同じで、必要ないモノを置かないという考えは同じだと思っています。

無意識に置いてしまいそうな場所には何かを置くことで、必要ないモノを置かないようにしています。

そういった場所でない床には、何も置かない事で、必要ないモノを置かないようにしているのです。

何も置いていない状態にすることで、モノを置こうとする無意識を生み出さないようにしています。

僕の中で「床には何も置かない」と決めていることで、とりあえず床にモノを置くという行為は無くなっています。

床に何も無い事で、床にモノを置こうとする発想がそもそも無くなっているのだと思います。

そしてそういった状態が続くことで、そういったスッキリした状態を保ちたいという無意識を生み出しているのだと思います。

そして、そういった状態が続くことで表れる効果は「精神的効果」だけではなく、他にも様々な効果が現れてくるという事を実感することが出来ています。

まず、掃除が嫌いな僕はなるべく掃除をしたくないと考えています。

床にモノが無い事で、その嫌いな掃除の回数を減らすことに繋げる事が出来ています。

そしていざ掃除をするときも、モノが散乱していない状況ということもあり、スムーズに掃除を進めることが出来ています。

もし床にモノが散乱している状況であれば、掃除機をかける前にその散乱したモノを片付ける作業から行わなければなりません。

掃除の嫌いな僕からすると、そもそも掃除をすること自体がハードルの高い事です。精神的に結構な負荷をかけないと出来ない事なのです。

そんな掃除なのに、そのモノを片付ける作業があることで掃除をする行為が更に高いハードルになってしまいます。

床にモノを置かない事はそういった掃除嫌いの僕でも、なるべく掃除を進めることが出来る環境を整えることもしてくれているのです。

そして、床に何もないことで、そこに何かがあった際にはすぐに察知することも出来ます。

小さな埃があったり、抜け毛が落ちていたり...そういった異物があることをすぐに察知することができ、その異物を取り除くことが出来るようになるのです。

そして、危険なモノが落ちている場合もすぐにそれを察知することが出来るのです。

脱いだ服が散乱していたり、ゴミがあちこちに散らかっているような足の踏み場もない床であれば、危険なモノが落ちていたとしても察知することは難しい状況になります。

硬いプラスチックのモノが落ちていたり、金属製のモノが落ちていたり、大きなケガに繋がる可能性も0ではないように思います。

そういった「安全面」の観点からも、床にモノを置かないようにするメリットはあるように思います。

そしてそれは頭の中も同じで、頭の中がキレイに片づけられている状況であればあるほど何か異物がある時にすぐに察知することが出来ます。

「整理」を通して必要なモノだけにし、その必要なモノを決められた場所にきれいに「収脳」していることで、異物があることを瞬時に察知することが出来るのだと思います。

そういった頭の中の事に繋げる事が出来ることも、床にモノを置かないようにしている習慣が効いているのだと思います。

先日の朝、シャワーを浴びようと思いソファーから立ち上がると、ある黒い物体が「サッサ」っと動いていました。

黒く、サッサっと動く物体...そうですGです。ゴキブリです。

僕は虫が大の苦手です。

苦手なモノを3つ挙げろと言われたら、必ず虫はその3つの中の一つに上がるくらい苦手なモノなのです。

特に虫の中でもゴキブリに関しては、見るだけでも泣きそうになってしまうくらい苦手なモノです。

我が家ではごくたまに小さなゴキブリが現れることはありますが、小さなゴキブリであれば大量のトイレットペーパーで覆い隠しながら掴み、そのままトイレに流すくらいのことは出来るのですが、先日僕の前に現れたゴキブリはその大きさをはるかに上回るサイズのゴキブリでした。

僕はゴキブリを発見した際には、絶対に見て見ぬふりは出来ないと考えています。そのままにしていると増殖してしまう可能性があるのではないかと考えているからです。

そういった事もあり、その日に発見してしまったゴキブリも、外に追い出すくらいは何とかしたいと考えていました。

ゴキジェット的なモノを持ち合わせていない我が家。とにかく近くにあるモノで追い払うことを考えました。

しかし、ほうきとちり取りはタイミングが悪く、1階の共有スペースに置いているという状況でした。

そして考えた結果、着ていたTシャツを思い切りそのゴキブリに叩きつけるという力技に出る事にしました。

恐らくその時の僕は軽くパニックな状態になっていたのだと思います。普通に考えてTシャツを叩きつけるという手段は取らないように思います。

でも、大きく構えたその瞬間、そのゴキブリも危機感を感じたのでしょう。どこかに逃げようと動き出しました。

「ヤバい、逃げられる!!」と思いきや...そのゴキブリは逃げ場に迷ってしまっているような感じでした。

というのも、あまりに床に何も置いていないという事もあり、隠れる場所がなかったようなのです。

逃げ足の速いゴキブリすらも逃げ場に困ってしまうくらい、僕の部屋の床にはモノが置かれていないという事が証明された瞬間だったように思います。

もし僕の部屋の床にたくさんのモノが置かれていたら、きっとそのゴキブリは逃げることが出来ていたように思います。

散乱している脱いだ服の影に隠れたり、ゴミの間に隠れたり...。というかそもそもそういった状況であればゴキブリを発見することすらも出来なかったのかもしれません。

床にモノを置かない事によりそういった効果も現れるようになると思います。

僕が大の苦手にしているゴキブリをいち早く発見し、そのゴキブリという異物を取り除くことが出来るのです。

結局そのゴキブリは僕のTシャツによる会心の一撃で気絶してしまい、小さなゴミ箱などを使いながら外の世界に葬られました。

床にモノを置かない事で様々な効果があります。そしてその効果は僕の「心地良い暮らし」を実現してくれています。

これからも床にモノを置かない事を大切にしていきたいと思っています。

そしていち早く僕にとっての異物を発見し、それを取り除いていきたいと思っています。