整理収納アドバイザー ポレポレ日記

40代 おじさん整理収納アドバイザー

ブログを続ける目的

僕が「整理・収納」の勉強を始めたのは、毎日の暮らしを良くしたいと思ったからです。「整理・収納」を行うことで充実した時間を過ごしたいと思ったし、それが「整理・収納」で出来ると思ったからです。

もともと「整理・収納」への興味はありました。

恐らく、小学生くらいの時には何となくですが「整理・収納」の魅力には気付いていたように思います。

兄と同じ部屋で過ごしていた小中学生の時も兄とは違い、僕のスペースだけはキレイに片づけられていたように思います。

勉強机の上も兄と比べると無駄なモノはなかっただろうし、引き出しを開けてもそれなりに片づけられていたように思います。

ただ、「それなりに」だったように思います。完璧にキレイな状態ではなかっただろうし、徹底して出来ているという状況でもなかったように思います。

でも、そんな状況にいつも不満の気持ちを抱えていたように思います。

気が向いたときに片づけたりもしていましたが、片付いていない事を気にしない兄が結局いつもの散らかった状態に戻してしまうのです。

ハッキリとは覚えていませんが、そういった事の繰り返しがあったため、諦めの気持ちを持っていたのだと思います。

「どうせ片づけても散らかるんだから...」

「やっても無駄だろう...」

そんな気持ちを持っていたから、「整理・収納」を徹底することが出来ていなかったのだと思います。

でも、心の奥底では「整理・収納」を大切にしたいと考えていたように思います。

大切にしたい事が「整理・収納」という事も分かってはいませんでしたが、散らかった部屋を片付けることで心が落ち着く事、片づけることで物事に対し前向きに取り組むことが出来るという事を何となく分かっていたのだと思います。

だから、高校生の時に始めて自分の部屋を与えられたときには、いつもきれいな状態を保っていたのだと思います。

兄の部屋とは違い、僕の部屋はいつも片付いていました。

使ったら元に戻すことも徹底していたように思います。部活が忙しく部屋で過ごすのは寝る時間くらいしかなかったのかもしれませんが、たまにゲームをしたりするときも、必ず使い終わったら元の位置に戻すことを徹底していました。

そうすることで、毎日にメリハリができ、他の事をする時に気持ちよく向き合えることが分かっていたのだと思います。定位置管理を無意識にしていたのだと思います。

「整理・収納」において、定位置管理はとても大切な考えです。

モノを定位置で管理することは、モノを使いやすくすることに繋がり、それが時間的な効果や精神的な効果を生み出すのです。

定位置管理は「整理・収納」の柱になる考えだとも思っています。それが割と小さい時から何となく分かっていたのだろうし、高校生の時には実践することが出来ていたのだと思います。それが「整理・収納」であることも分かっていませんでしたが...。

部活で夏休みに4週間の合宿に毎年(高校、大学計7年間)行ってましたが、その合宿でも定位置管理を徹底していました。

押し入れ前のスペースを確保し、その押し入れを練習着を置くスペースにしていました。練習着を置く定位置にしていたのです。

多くの部員が4週間も一緒に生活していると、たくさんのモノが無くなったりすることがあります。

高校1年生で初めて合宿に参加した時は、勝手も分からず、持ち物の管理も煩雑になり、たくさんのモノを無くしていたように思います。

合宿の始めと終わりでは持ち物の量はずいぶん違ったように思います。

合宿終盤に「着るモノがない...」なんて困ったことがあったのは、僕がモノの管理を徹底することが出来ていなかったからだと思います。

雑用などが忙しく、洗っていない練習着も溜まっていたし、何よりも練習着が無くなっている状態だったのです。

そんな状態だったから100%の状態で練習に取り組むことも出来ていなかっただろうし、定期的に行われる練習試合に出場してもよい結果を収めることが出来ていなかったのだと思います。

それも何となく分かっていたように思います。生活を見直すことが部活の成果を上げるためには必要だという事が分かっていたように思います。

モノの管理はその一つで、気持ちよく練習に向き合うためには何とかしたい事だと考えていました。

そして行き着いたのが押し入れを活用した練習着の定位置管理でした。

布団を出して空いた押し入れのスペースに練習着を分類して置いていきます。

分類して置くことにより、何がどれくらいあるかを把握できるようになります。そうすることで練習着が足りなくなる状況を防ぐことが出来たのです。

そして、余計な事を考えなくて済むようになり、練習に100%の状態で向き合うことが出来るようになったのです。

もちろんそれにより僕が1流の選手になったかというとそういう訳ではありません。

でも、大して才能のなかった僕の能力を最大限引き出すことは出来ていたように思います。持ち物の管理を徹底している場合としていない場合では、僕のパフォーマンスに大きな違いがあったように思います。

それなりに満足の出来るラグビー人生を送ることが出来たのは、知らず知らずの内に「整理・収納」の理論を取り入れていたからだと思います。

「整理・収納」をすることで、生活は良い方向に向かうという事を実感することが出来ていたのだと思います。

だから、40歳を過ぎ「生活を良くしたい」と思った時に、「整理・収納」を深めようという事に繋がったのです。

今までの人生の中で、大きな成功を手にすることは出来ていないのかしれませんが、小さな成功であればいくつか手にすることが出来たと思っています。

その小さな成功を手に入れる事が出来たのは「整理・収納」があったからだと思っています。

「整理・収納」を通して、自分に必要な事は何なのか、その時にすべきことは何なのか、そういった事とじっくり向き合う事が出来ていたように思います。

そしてその結果、心を落ち着かせることや、自分を客観的に見る「心の余裕」を持つことが出来ていたのだと思います。

僕にとって「整理・収納」は欠かすことが出来ないモノです。

そして、それはきっと他の人にも大きな力になるモノだと思っています。

そういった「整理・収納」の魅力を伝える事が出来るように、もっと知識や自分なりの考えを深めていきたいと思っています。

それが僕のこのブログを続ける「目的」だと考えています。