整理収納アドバイザー ポレポレ日記

40代 おじさん整理収納アドバイザー

当たり前のことを、当たり前にする

不要なモノだと考えている「焦り」の感情。

焦りの感情を抱えている事により、視野が狭くなり、本当にしなければならない事が見えにくい状況になってしまいます。

大切にしなければならないコトは目の前にあるとは限らず、もしかしたら目の前から少し離れた所にあるのかもしれないし、視界の一番端の方にあるのかもしれません。

そんな目の前にはない大切なコトを、見落とすか見落とさないかはとても大きな事で、それに気づけているか、それが見えているかは「心地良く暮らす」ためには大きな事だと考えています。

そんな見えるか見えないかのギリギリにある大切な事に気づけるようにするためには、「整理・収納」を徹底して環境を整え、視野を広くし、心に余裕を持てるようにする事が大切なのです。

モノが多く、モノが散乱している状況では、心は落ち着かず、心に余裕を持つことが出来ません。

そんな状況では、常にモノゴトに追われているような状況になってしまい、その結果冷静さを欠いてしまい、焦りの感情を抱えてしまう事に繋がるのです。

焦っている状況では、当たり前のことも出来なくなってしまう事があります。

例えば、

脱いだ靴を並べる...

開けたドアを閉める...

付けていた電気を消す...

トイレの水を流す...

そんな当たり前に出来ることが出来なくなってしまう事に繋がります。

焦りを抱えている事により、その先のしなければならない事に心が支配されてしまい、今しなければならない、当たり前に出来ることが出来なくなってしまうのです。

どんな事があっても、一旦立ち止まる事が大切だろうし、当たり前のことが出来なくなってしまう人は、困難な事を乗り越える事も出来ないように思います。

不測の事態が起きてしまったり、大きなトラブルが起きてしまったり、

そんな状況でも、心に余裕を持って行動できるから、それらを良い形で解決することが出来るのだと思います。

そんな心の余裕を持てている時は、当たり前のことを当たり前に出来ている時だろうし、いついかなる時も当たり前のことを怠ることなく出来ている時だと思います。

靴を並べる、ドアを閉める、電気を消す、トイレの水を流す...

そんな当たり前で簡単な事を面倒に感じたり、後回しにしたり、忘れてしまったりする人は、きっと心に余裕がないのだろうし、どんな事も大切に出来ない人なのではないかと思います。

どんな状況でも、焦りを感じる事のない環境を整えておくべきだろうし、当たり前に出来る小さな事を大切にするから、焦りの感情を「整理」する事が出来るのだと思います。

「整理・収納」を通して、所有するモノは必要なモノだけになり、定位置で管理するからモノの散乱を防ぐことが出来ます。

でも、それとともに、当たり前に出来ることを当たり前に出来るようになっている事も大切になるのだと思います。

僕の場合、靴は三和土には置きません。

靴は基本下駄箱という定位置に戻すようにしています。

だから靴を並べる必要はそもそもないのです。

ドアの開けっ放しに関しては、ドアには空間を区切るという1つの本質があります。

その本質を理解しているのであれば、ドアを閉めないと落ち着かない気持ちになってしまうだろうし、ドアを生かそうとする気持ちを持つことが出来ているなら、ドアを閉める行為自体がさほど負担に感じないようになります。

照明には、暗い所を照らすという本質があります。

であるならば、誰もいない所に照明を付けている事は不要な事だろうし、電気を消すという行為は、モノを定位置に戻す事と同じ行為になります。

「整理・収納」を徹底したいと考えている僕からすると、照明の電気を消すという行為も徹底したい行為の一つになります。

最後のトイレの水を流す事に関しては、誰もが次にトイレに入った際に不快感を抱えてしまう事だと思います。

40を過ぎた僕が流し忘れることなんてほぼ...いや100%ありませんが、当たり前の事だという代表的なものだと思い書かせてもらいました。

もしかしたら、焦りの感情を抱えていたら忘れてしまう事なのかもしれません...。

焦りの感情を抱えないために、「整理・収納」を徹底して環境を整える事はとても大切な事です。

でも、それ以前に「当たり前のことを、当たり前にする」ことも、環境を整えるためには大切で、必要になる事なのだと思います。

当たり前の事だからこそ、一旦立ち止まり、確実に行う事が大切になるのだと思います。

それが「整理・収納」に繋がるのだろうし、はたまた「心地良い暮らし」に繋がるのだと思います。

焦りの気持ちを抱えないためにも、「当たり前のことを、当たり前にする」事も大切にしていきたいと思っています。