整理収納アドバイザー ポレポレ日記

40代 おじさん整理収納アドバイザー

散らからないようにするために...

いつも散らかっている...。

そういった状況になっている人は多くいるのではないでしょうか。

僕はそういった状況になるのは、2つの原因があると考えています。

まず一つ目は、「モノが多すぎる」ことです。

そもそも、モノが多すぎる事により片付かない状況になっているのだと思います。

片づけても片づけても、スッキリしない...

片づけても片づけても、理想の部屋にならない...

モノが多すぎる事により、モノが溢れている状況になっているのです。

モノを直す場所以上にモノが多く、モノを入れる場所に入りきらない状況になっているのです。

だから、いつも散らかっている状況になってしまい、心が落ち着かなくなるのです。

常に、目に付く場所にモノがあり、片付いていない状況になってしまうのです。

心が落ち着く状態にしたい、気持ちよく過ごしたいという気持ちはあるのに、そういった環境を整える事が出来ていないという気持ちだけが募っていき、更に落ち着かない環境を作ってしまう事になるのです。

「いつも片付かない...」

「自分はダメな人間だ...」

「イライラする...」

モノが多い事でそういった気持ちを抱えてしまうようになってしまいます。

そして、そんな気持ちを抱え続ける事により、更に「心地良い暮らし」は自分から遠ざかっていくのです。

だから、まずはたくさんあるモノを減らすことが大切だと僕は考えています。

ただ、モノを減らす際には「モノを減らす」という思考ではなく、「必要なモノだけにする」という思考を持つことが大切だと考えています。

「モノを減らす」と考えてしまうと、モノを減らす事だけに思考が偏ってしまい、冷静な判断が出来なくなってしまいます。

モノを減らすことが目的になってしまい、必要なモノまでも減らしてしまう事に繋がってしまいます。

今所有しているモノも、縁があって自分の手元にあるモノです。そういったモノに対して大切に思う気持ちは忘れてはならない事だろうし、その所有しているモノもなるべく生かしてあげることが大切なんだと思います。

ただ、人が所有出来るモノの量には限界があり、それをしっかり自分で把握しておくことも大切になります。

モノが多すぎる事で、自分が抱える事の出来る量を超えてしまい、一つ一つのモノを生かしてあげることが出来なくなってしまいます。

だから、自分にとっての必要なモノは何なのかという思考を持つことで、モノを厳選する事が出来るのだと思います。

そのモノは本当に必要なモノなのか。

そのモノを生かすことは出来るのか。

自分の生活スタイルに合うモノなのか。

そういった事と向き合うことで、必要なモノが見えて来るようになります。

そして、身の回りは必要なモノだけになり、結果的にモノを減らすことに繋がるのです。

「必要なモノだけにする」という思考を持ちながら、モノを減らすことがとても大切だと思っています。

そしてそれが、僕の考える「整理」なのです。

更に、いつも散らかっている状況を作り出すもう一つの原因が...

「出したモノを元の場所に戻さない」ことだと考えています。

これに関しては、「整理・収納」の勉強を始める前から大切にしていたことで、僕が常に意識し続けていたことでもあります。

自分の子どもに対しても、いつも「一つ出したら一つ戻す。」という事を口うるさく言い続けていました。

面倒だけど、一つ使う度に一つ元に戻す。

当たり前の事だけど、中々出来ない事でもあるのかもしれません。

でも、出しっぱなしのモノを溜まってから元に戻す方が、労力も多くなってしまうだろうし、何よりも片づけようとする気持ちを失わせてしまう事に繋がってしまうように思います。戦意喪失状態だと思います。

そして、そういった出しっぱなしのモノが多くなることで、そのモノの元の場所が分からなくなって来る状況も発生してしまいます。

そして気付いた時には、時すでに遅し...片付ける気力も無くなっており、めでたく散らかった状態にまっしぐらという状況になっているのだと思います。

面倒だけど、一つ使ったら一つ戻す事を意識することがとても大切なんだと思います。

ただ、面倒なことをなるべく面倒にしないようにすることは出来るように思います。

自分の生活動線を分析し、その動線に合ったモノの置く場所を設定することで、その面倒が少しは減るように思います。

所謂、「モノの定位置管理」です。

モノに住所を決めてあげるなんて言っている人もいますが、正にその通りで、モノに定位置を決めてあげることで、面倒だと思うことの面倒度を下げる事が出来るのです。

そして、その面倒度を下げるためには、自分の生活動線をしっかり分析し、その生活動線を把握した上で、定位置を決める事が大切になってきます。

その精度が上がれば上がる程、散らかりにくい環境を整える事が出来るようになるのです。

その定位置を決める際には、用途別のグルーピングや種類別のグルーピングなど様々な要素が絡み合っているのですが、自分に取って心地良く過ごすことが出来る定位置を決める事が、散らかりにくい環境を整えるためには大切になって来るのです。

そしてそれが、僕の考える「収納」なのです。

今散らかっている状況には必ず原因があります。

モノが多すぎたり、モノの定位置が決まっていなかったり、そういった事を見直すことが解決の糸口になるのだと僕は考えています。

必要なモノだけにする「整理」と、モノの定位置を決め、モノを使いやすくする「収納」をすることで、いつも散らかっている状況を無くすことが出来るのだと思っています。