整理収納アドバイザー ポレポレ日記

40代 おじさん整理収納アドバイザー

モノも、仕事内容も厳選する

人はたくさんのモノに囲まれていても幸せになれるとは限りません。

むしろ、たくさんのモノに囲まれることによって、心が落ち着かず、その生活に心地良さを感じる事が出来なくなる場合があると思っています。

「いいな~。」「欲しいな~。」と思うモノを全て手に入れたとしても、それが幸せに直結するわけではないのです。

モノを所有するということは、そのモノの数だけ管理する必要が出てきます。

何をどのくらい所有しているのか。

そのモノをどれくらいの量所有しているのか。

そのモノを生かすことが出来ているのか。

そういった事を意識しながら生活していく必要が出てきます。

それが出来ていない事で、モノが溢れる状況を招いてしまったり、モノが散乱する状況を招いてしまうのです。

目の前がモノで溢れている状況や、モノが散乱している状況は、心が落ち着かず、何をしていても100%の状態で物事に向き合う事が出来ない状況になってしまいます。

モノが多い事で視覚的な刺激をたくさん作る状況になってしまうからです。

その結果、その物事への取り組みの質が下がったり、その物事の仕上がりの質を下げてしまう事に繋がるのです。

だから、「いいな~」「欲しいな~」というモノを全て手に入れたとしても、それが必ずしも幸せに直結するとは限らないのです。

本当の幸せというのは、じっくりそのモノと向き合い、本当に必要なモノだけを手に入れ、そういったモノだけを所有していることで手に入れる事が出来るのだと思います。

自分が管理できる量だけを所有する事が大切なのだと思います。

自分に取って必要なモノは何なのか。

自分の生活スタイルに合うモノなのか。

そのモノを生かすことが出来るのか。

そういった事と時間を掛けて向き合う事で、本当に必要なモノが見えて来るようになると思います。

そして、あらゆる場面で後悔のない判断が出来るのだと思っています。

そしてそれはモノだけでなく、日々の暮らしの中にある全ての物事にも当てはまる事だと考えています。

日々の生活でしなければならない事、仕事、人間関係...全ての場面で当てはまる事であり、大切にしなければならない考えだと思っています。

日々の生活の中で何気なくしている事の中にも、もしかしたら無駄な事があるのかもしれません。

「いいな~」と思いながらしている事も、実は自分にとって不要な事なのかもしれないし、「やって当たり前」と思いながらしている事も、実は自分に取って不要な事なのかもしれません。

そういった何気ない事と向き合う事で、自分に取って本当に必要な事が見えて来るだろうし、日々の中で行う事も厳選されていくのだと思います。

仕事も同じで、今している仕事は本当に必要な事なのかという事と常に向き合う事が大切だと思います。

「そもそも」に立ち返り、自分が求めている事にその仕事は必要なのかという事と常に向き合う事が大切なのです。

僕はそもそも、学校は楽しい所でなければならないと考えています。

子どもたちにとって楽しいと思える場所にしたいと思っているし、子どもにたちとって安心できる場所にしたいと考えています。

もちろん勉強も大切です。子どもたちに最低限の学力をつけてあげることは僕たち教師の大切な仕事の一つだし、子どもたちがこれから先困らないようにしてあげる事も僕たち教師の大切な仕事です。

でも、僕はそれだけに拘ってしまう事はいけない事だと思っているし、それだけに偏ってしまう事はいけない事だと思っています。

僕は「そもそも」学校は勉強だけでなく、楽しい時間をたくさん作るべき場所だと考えているのです。

最低限のやるべき事を行い、その上で楽しい時間をたくさん作ってあげるべきだと考えているのです。

その「そもそも」をブラさずに持っておき、その「そもそも」を大切に出来るような環境を整えておくことが大切なのです。

じっくり向き合う事もせず、あれもこれもとやるべき事を増やしてしまい「そもそも」を大切に出来ない環境を作ってしまう事は良くない事です。

そうならないように、仕事内容の「整理」を常に行い、自分が抱える事の出来る量の仕事を一つ一つ大切にしていくべきなのだと思っています。

そして、じっくり向き合うための、心の余裕を持てるようにしておく事も大切にしたい事です。

やることで頭の中がパンパンになるのではなく、一旦立ち止まる事が出来るような心の余裕は持てるようにしておきたいと考えています。

そのためには、ある程度余裕が持てるような仕事量に調整するべきなのだと思います。

何でもかんでも仕事を引き受けたり、チャレンジしようとするのではなく、仕事内容の厳選もしていくべきなのだと思います。

もちろん自分のキャパを超える量の仕事にチャレンジする事で、自分を成長させることに繋がる事もあるのかもしれません。そう考えて無理をしている人もいるのかもしれません。

でも僕はそう考えてはおらず、学校は自分の成長よりも、まずは子どもたちにとっての楽しい場所にするべきだと考えているし、子どもたちにとって安心できる場所にしたいと考えているのです。

そんな場所にしたいと考えているにも関わらず、教師に余裕がない状態では、子どもたちにとっての良い環境を整える事が出来ないと思います。

いつも何かに追われ、いつもイライラしている。そんな教師の下では楽しい気持ちになれないだろうし、安心して過ごす事も出来ないと思います。

だから仕事の内容は厳選していくべきだろうし、「整理」していくべきなのだと思っています。

たくさんの仕事を抱えていたり、たくさんの仕事をこなす人が立派な人ではないように思っています。

そうではなく、自分にとっての「そもそも」をしっかり持ち、その「そもそも」から大きく外れることなく仕事をしている人に僕は魅力を感じます。

心に余裕があり、自分が大切にしている事を明確に持てる人を僕は目指したいと思っています。

そんな人になれるようにこれからも「整理・収納」を大切にしていきたいと思っています。

そして、厳選されたお気に入りのモノだけに囲まれて、幸せに暮らしていきたいと思っています。