整理収納アドバイザー ポレポレ日記

40代 おじさん整理収納アドバイザー

一晩なくて気付いたこと

火曜日の夕方、仕事を終えバスに乗ろうとした時に気付きました...

スマホがない...」

多分、職場の机の引き出しの中に入れています。95%位の確率でそこにあると思っていました。残りの5%位はどこかに落としてしまったのか...。

時間は17時半。

取りに帰ろうか迷いましたが、バスが発車寸前ということもあったので、瞬時に、

「今日はスマホはあきらめよう!!」

と判断してバスに飛び乗りました。

色々なことがよぎりました。「なんかめっちゃ不安」、「なくて大丈夫か」、「急にお腹が痛くなって救急車呼ぶときどうしたらいいんだ」、「息子から緊急な連絡が入ったらどうしよう」なんてネガティブな考えがたくさん浮かんできました。

でも、一晩なかったらどんな感じになるのか試してみたい気持ちもありました。

もしかしたら僕にとって、

スマホはそこまで必要なモノではない」のかもしれない...

そんな考えも頭のどこかにあったように思います。

ということを瞬時に考えた上での行動でした。

バスの扉が閉まり、いよいよ僕のスマホのない時間がスタートしたわけなのですが、とりあえずラジオを聴こうとヘッドホンの電源を入れたところで気付きました...。

スマホがないから聴けねえじゃん!!」

僕はいつもラジオはradikoで聴いています。いきなりスマホがないことによる洗礼を浴びてしまいます。

「まあたまには良いか。」とか思いながらバスの中での時間を過ごし帰宅。

家に着いてからスピーカーのスイッチを入れラジオを聴こうと思いますが、ここでもやはりスマホがない」となります。

寝室にある時計代わりにしている小さなプレイヤーを引っ張りだしてラジオを付けましたが、どうしてもスマホがないことによりワンテンポ、ズレてしまうような感じです。

その後も、僕の生活にスマホが大きく関わっていることがたくさんあり、その洗礼をたくさん浴びることになりました。

腹筋をする際に、スマホをタイマーにしていたり。

食べたモノを記録するのにスマホのカレンダーに記録していたり。

天気予報を見るのにスマホを見たり。

次の日、缶や瓶の収集日なのか確認するのにスマホを見たり。

スマホがないことで、僕の生活にはスマホが大きく関わっていたことがよく分かる時間になりました。

そして、スマホ1台でたくさんの役割をこなしてくれていたのだということも分かったように思います。

もしスマホがなかったら、

ラジオを聴くためのプレイヤーが必要になります。

腹筋をする際の時計が必要になります。

食べたモノを記録するためのカレンダーが必要になります。

天気予報を見るためや、次の日が何のゴミの収集日なのか確認するためにパソコンを開かなくてはならなくなります。

なるべくモノが少なく落ち着いた環境を作りたいと考えている僕にとって、それは避けたい状況です。

スマホがあることにより、こういったモノが増える状況を防ぐことが出来ていたのです。

たかだか一晩という短い時間スマホがないだけだったのに、スマホがない」となることが山のようにありました。

別に僕はスマホに縛られているなんて思ったりしているわけではありません。四六時中スマホを見ている人ではありません。

でも、必要な時に見ることが出来ない時のストレスは、一晩という短い時間でしたがたくさんあったように思います。

だから僕にとってはスマホはやはり「必要なモノ」なのです。

「整理」したわけではなく、一晩なかっただけで感じることが出来るくらい必要なモノだったのです。

世間では「人はスマートフォンに支配されている。」なんて考える人もいるような感じになっていますが、それが必要なモノであれば持っていれば良いように思います。

スマホに操られる・使われるのではなく、スマホを上手に使えるのであれば何の問題もないのではないのでしょうか。

僕はスマホに支配されるのが嫌だったから、Facebookのアカウントを削除したり、たくさんのアプリを削除してきました。

スマホの画面からの情報量を減らすために、画面にカラーフィルタをかけたりもしています。

一晩なくてその重要性が分かったように思います。

でもそれは、支配されているとか使われているという感覚は一切ないように思います。

「心地良い毎日を過ごす」ということのために使っている必要なモノだけのように思います。スマホがあることにより自分を高めることに繋がっているのです。

次の日、職場の机の引き出しを開けたら、なんだか悲しそうにそこに眠っているスマホがありました。

どこか「どうして僕のこと忘れて帰っちゃたの...」と語りかけられているような感じでした。

「ごめんよ。」と思いながら充電機に差し込み、元気を注入していきます。

今日も僕のためにたくさんの働きをしてくれるスマートフォン

そんなモノをこれかも大切にしていきたいと思います。