僕は見せる収納も場合によってはありだと考えています。
頻繁に使うモノ、自分の好きなモノ、見ていて落ち着くモノなんかは、あえて見せることでそのモノの良さを引き出すことが出来ることもあると思っています。
例えば、テレビのリモコン。
リビングのテーブルの上やダイニングテーブルの上にいつもリモコンを置いているという人は結構いるのではないでしょうか。
テーブルの真ん中と言うよりかは、端に寄せている感じです。
100円ショップで売っているリモコンスタンド的なモノに収納している人もいるように思います。
常にテレビがついていないと落ち着かない、リビングにいる間はずっとテレビを付けている、そんな人にとってはリモコンはすぐに使える場所に置いておく方がいいのかもしれません。
僕の場合であれば、部屋にいる間ずっとテレビが付いているという状況はあまりありません。見たい番組がある時や余程することがない時にテレビを付ける程度です。
だから、リモコンを常に見えるところに置き、常に使いやすい状況にしておく必要はあまりないのです。
むしろ、必要もないのに視界に入る場所にリモコンがある方が気になってしまいます。
だから、そんな僕の場合はリモコンに関しては見えない場所に収納するようにしているのです。
ただ先述した通り、常にテレビを付けている人やテレビを付けていないと落ち着かないという人の場合はわざわざ見えない場所に収納する必要はないのかもしれません。
すぐに使える、いつでも使える状況にしておく方が無駄な行動を減らすことが出来るようになるだろうし、その無駄な行動から起きるストレスを減らすことができ、快適に過ごすことが出来るようになります。
人にはそれぞれの生活スタイルがあります。そのスタイルに合った収納を進めていくべきだと思っています。
他にも、職場の机の上には何も置かないようにしています。何か作業をする際に必要ないモノが視界に入ることで、その作業に100%の状態で向き合うことが出来ないと思っているからです。
ただ、人によっては常に手の届く場所に必要になりそうなモノがある方が落ち着くという人もいるのかもしれません。
作業をする度に、その必要なモノを取り出すことがストレスと感じるのであれば、収納場所は自分の納得する場所にするべきだと思います。
それが人によっては机上になるのかもしれません。
でも、何となく机上にモノがある状態や、机の中にモノが多すぎて置く場所がないから机上を物置代わりに使っているのは良くないことだと思っています。
きっとそんな状態だと、モノを探す時間が多くなったり、作業に集中することが出来ない状況を招いてしまうようになると思います。
人によって生活スタイルは違うだろうし、働くスタイルも違います。
そこに問題はないように思っています。ただ、そこと向き合っているかどうかが大切なことではないかと考えています。
自分の生活スタイルはどういったモノなのか。
働くスタイルはどういったモノなのか。
そういった事と向き合い、それを把握することが大切なんだと思います。
自分にとって心地良い暮らしとは何なのか、心地良く働くことが出来る方法は何なのか。
それと向き合うことが心地良く生活するためには必要なんだと思います。
向き合った結果、テーブルの上にリモコンスタンド置いていたり、机上にペン立てを置いたりすることに何の問題もないように思っています。
ただ、置く場所がないからや面倒くさいからといった理由であれば、それは問題があるように思っています。
「整理・収納」を通して、心地良い暮らしは実現出来ます。
それはただモノを減らし、モノの定位置を決めるだけでは実現しません。
自分の生活スタイルや働くスタイルと向き合い、自分のことを理解することを通して実現出来ることだと思っています。
見せる収納が自分にとって心地良いのか、負担になっていないのか。
そういったこととも向き合いながら「整理・収納」を進めていくべきだと思っています。