整理収納アドバイザー ポレポレ日記

40代 おじさん整理収納アドバイザー

「整理・収納」を通して感じる精神的効果

小学校では今日から2学期が始まりました。

長い長い2学期のスタートの今日、子どもたちはどんな気持ちを抱えて登校していたのでしょうか...。

「だりぃな~。」「面倒くせ~。」

小学校の時の僕だったらきっとそんな気持ちを抱えていたに違いありません。(大人になり教師になった今でも多少そんな気持ちを抱えていますが...。)

恐らくそんな気持ちを抱えて登校してきた子どもたちがほとんどだと思います。

しかし、残念ながら今日から学校は始まってしまうのです。

「サボりたいな~。」なんて気持ちはだれもが抱えている気持ちだと思います。

そんなサボりたい気持ち。とりあえず今日1日を頑張ろう。そんな気持ちの積み重ねが大切だと思ったりしています。

「明日はサボってしまうかもしれないけど、でも今日はサボらずに一日を頑張る。そんな『今日』を積み重ねる。」そんな気持ちが大切なように思っています。

そんな僕ですが、1週間程前まで不安な気持ちを抱えていました。

長く行事の多い2学期。高いモチベーションを保ってやっていくことは出来るのだろうか...。毎年そんな気持ちを抱えながら夏休みの終盤の時期を過ごしています。

今年も同じように不安な気持ちをずっと抱えていました。

憂鬱な気持ちを抱え、決してポジティブな状態ではなかったように思います。

やるべきことがあるにも関わらず後回しにしている自分。そんな自分だからポジティブな気持ちになることが出来ていなかったのだと思います。

しかし、1週間程前からは何故かスイッチが入り、準備を一気に進めることが出来ました。

授業の準備、行事に向けての準備を一緒に組んでいる先生と進めたり、そして何よりも教室や職員室の「整理・収納」を進めることが出来ました。

やるべきコトを1つ1つ処理していくことは、モノの「整理・収納」と同じだと思っています。

やるべきコトを一旦全て出し、その中から本当に必要なコト、優先しないといけないコトを「整理」していきます。

そして、その「整理」したコトをどういった手順で行うのか、どんな方法で進めていくのかを「収納」していきます。それを僕は「整理・収脳」と考えています。

そんな「整理・収脳」を進めていくためには、やはりモノの「整理・収納」を進めておかないと、スムーズに進めることが出来ないと考えています。

机の中がモノで溢れていたり、机の上のモノが散乱していると、必要なモノが見えにくい状況になります。

それは目に見えるモノだけでなく、目に見えないモノ、やるべきコトも同じだと思っています。

だからこそ、比較的簡単にできる目に見えるモノの「整理・収納」はとても大切で、優先して行うべきことだと僕は考えているのです。

1週間前から準備を進めてきた訳なのですが、まず職員室の自分のスペースから「整理・収納」を行ってきました。

机の引き出しの中のモノを1段ずつ全て出し、必要なモノだけにしていきます。

使っていないモノや似たようなモノがある場合は処分していきます。

そして、必要になったモノの中でもよく使うモノに関しては各引き出しの手前の方に収納していくようにします。

机の引き出しのように引き出して使う収納は、奥よりも手前の方がモノを取り出しやすいし、戻しやすいからです。手前の方によく使うモノを入れておくと無駄な動きを減らすことが出来ます。

今は必要ないけど、今後必要になりそうなモノは机の引き出しの中に入れるのではなく、別にある棚の中に移動しました。僕はこの棚を「とりあえずスペース」にしています。

今整理することが出来ない、判断できないモノはこのスペースに移動させておきます。

そうすることで、身の回りは必要なモノだけになるのです。

ただ、忘れてはいけないのは「とりあえずスペース」のモノを忘れてはいけないということです。一定期間置いて、必ず見直す機会を取るようにします。そして、やっぱり必要ないモノなのであれば処分するようにします。そうしないとモノは溜まっていく一方です。

そして教室の「整理・収納」です。

1学期の間一緒に過ごした子どもたちのことを思い出しながら進めていきます。

あくまでも教室で過ごす中心は子どもたちです。その子どもたちにとって居心地の良い、過ごしやすい環境に整えるていくことを中心に「整理・収納」を行っていきます。

教室環境を整えることに、これといった決まった正解はありません。その年やその時期によって変わるものだと思っています。

子どもたちはそれぞれ様々な個性を持っています。その個性に合った環境を整えていくことが大切です。

「整理・収納」では自分を理解することが大切ですが、それは自分のことだけでなく、他者のことでも同じだと思っています。

「整理・収納」を進めていく中で、その中心にいる人のことを理解することが一番大切になってくると思っています。

そして、そんな相手のことを考えることが「整理・収脳」に繋がっているのだと思います。

子どもたちのことを考えながら「整理・収納」を進めることで、2学期に向けての心の準備も進めることが出来ました。

「整理・収納」を進める中で、やるべきコト、しなければいけないコトも明確になり、それが「整理・収脳」につなっがているように思います。

時間を掛けて「整理・収納」を行ったことで、身も心もずいぶん楽になったように思っています。そして、何よりも2学期に向けてポジティブな気持ちを持つことが出来たように思っています。

もちろん、多少不安な気持ちも抱えてはいますが、今の僕は夏休み終盤と比べると、「やってやる!!」というポジティブな気持ちを抱えることが出来ています。

「整理・収納」には精神的効果があると言いますが、こういったポジティブな気持ちを持つことが出来ることが正に「整理・収納」による精神的効果だと思います。

長い長い2学期が今日からスタートしましたが、ポジティブな気持ちを持ち続けることが出来るように、毎日の「整理・収納」を大切にしていきたいと思っています。