整理収納アドバイザー ポレポレ日記

40代 おじさん整理収納アドバイザー

モノに物語を纏わせる

一年くらい前からずっと購入しようかどうか迷っているモノがあります。

それは...お湯を沸かすために使う「鉄瓶」です。

僕は毎朝コーヒーを飲みます。

朝起きてブログを書いていますが、そのブログを書く際には必ずコーヒーを淹れています。それが僕にとっての心地良い時間になっているのです。

僕はこの朝の時間をゴールデンタイムと考えています。

社会からたくさんの刺激を受けて攻撃的になっている夜の時間とは違い、朝の時間は睡眠により、心や頭の中がリセットされている状態にあると思っています。

心に余裕があり、頭の中もスッキリしている朝の時間にじっくり自分と向き合うことが出来る事で、その日一日を有意義に過ごすことが出来ると思っています。

そんな朝の時間を一日の中のゴールデンタイムと考えており、僕にとってとても大切な時間になっています。

僕はそんな朝の時間を少しでも有意義に過ごしたいと考えています。

むしろ、朝の時間のために一日を過ごしていると言っても過言ではないように思ったりもしています。

朝の時間を有意義に過ごすために、「早起き」(4時起床)をしているし、早起きが出来るように「早寝」(21時就寝)をするようにしています。そして、早寝が出来るように「早退社」(17時退勤)をするようにしています。

朝の時間を充実させるために「早寝・早起き・早退社」の「3E(EARLY)」を大切にしているのです。

そんな僕にとっての大切な朝の時間。そんな朝の時間のコーヒーも僕にとってとても大切なモノになっています。

少しでもリラックスした状態で朝の時間を過ごしたい、リラックスした状態でブログを書くことを通して自分と向き合いたいと思っています。

そのために、美味しいコーヒーを淹れることは僕にとってとても大切な事になっているのです。

でも、僕は基本味の分からない人間です。何を食べても、何を飲んでも美味しいと思っている人間です。

味音痴なのです...。

僕はこの味音痴に関しては、僕の数少ない長所と考えています。

どんな高級なモノでも、どれだけ安価なモノでも関係なく「美味しい~。」と言いながら食べることが出来るのです。

恐らく高級なお店でスナック菓子を出されても、「さすが高級店やな~。」なんて言いながらそれなりの値段を払ってしまいそうなくらい何でも美味しいと思って食べてしまうのです。

それを自覚出来ている所が僕の良さだと思っています。

どんなお店に行っても美味しいと思えるのであれば、「安いお店でいいや。」と思っているし、なんだったらスーパーで売っているお惣菜を買って家で飲むことが一番良いと思っているくらいです。

スーパーで売っているお惣菜も、僕にとってはとても美味しいモノだし、それを一番落ち着ける大好きな自宅でラグビーの試合を見ながら食べることが出来るのが、僕にとって一番だと思っているのです。

何を食べても、何を飲んでも美味しいと思えるからこそ感じることが出来る、贅沢な心地良い時間だと考えています。

そんな僕にとっては朝のコーヒーも同じで、コーヒーの銘柄にこだわりはありません。

寒くなってくるこの時期くらいからはホットコーヒーを飲むようになっていますが、手軽に飲めるドリップパックのコーヒーを活用しています。

そして、僕が飲んでいるコーヒーは200パック入って5000円を切る価格で販売されているモノです。

基本モノをストックすることはしないようにしている僕ですが、コーヒーに関しては、絶対に切らしたくないという事と、まとめて購入した方が断然お得という事もあり、ストックするようにしています。

1杯25円程度で飲むことが出来る激安のドリップパック。僕はこのコーヒーを飽きることなく毎日「美味しい~。」と思いながら飲んでいるのです。

先日、友人から某有名コーヒーショップのドリップパックを貰った事がありましたが、そのコーヒーも確かに美味しいのですが、僕はどっちのコーヒーも美味しいと思っています。

値段で言うと倍以上も違うけど、味に関しては僕は両方美味しいと思っているのです。

であるならば、安いモノをたくさん飲める方がお得だと考えています。

もちろん入っているモノに違いがあるのかもしれませんが、僕は味とともにそういった事もあまり気にしていません。そういった事を気にし過ぎる生活は僕にとっては「心地良くない」と思っているからです。

味の分からない僕だからこそ出来る安上がりな生活。

僕はそんな安上がりな生活にポジティブな気持ちを持っているし、価値を感じているのです。

ただそんな僕ですが、お湯を沸かす薬缶に関しては拘ってみたいと思っているのです。

「鉄瓶」を欲しいと思い出したのは去年の今くらいの時期だったように思います。きっかけははっきり覚えていませんが、とにかくこの1年くらいは鉄瓶を買うことと向き合ってきた1年間だったように思います。

別に四六時中「鉄瓶どうしよう...」なんて考えいる訳ではありませんが、お湯を沸かす度に「鉄瓶な~。」なんて考えているし、「今年のボーナスが入ったら...」なんて思ってしまっている自分が常にいたように思います。

夏の時期はアイスコーヒーがメインになっている僕からすると、鉄瓶に対する思いも少しは冷めていたように思いますが、寒くなり出すこの時期は、やはり鉄瓶に対する思いが再熱してしまいます。

ずいぶん長い間「鉄瓶」とは向き合っているように思います。

すごく高価なモノだし、価格も今使っているホームセンターで購入したステンレスの薬缶とは雲泥の差があるようなモノです。

鉄瓶でお湯を沸かすと塩素除去効果があり、味がまろやかになったり、健康や美容にも良い効果が期待されるとのことです。

でも、僕にとって味がまろやかになったり、健康や美容に対してもあまり魅力を感じることはありません。今のステンレスの薬缶で沸かしたお湯で淹れたコーヒーでも十分美味しいと思えているからです。

美容や健康と言っても、40歳を超えたおじさんにとっては「美容な~...」という感じになっています。

ただ、朝の時間を充実した時間にしたいという思いは強く持っています。

朝の時間を少しでも充実した、リッチな気分で過ごしたいと思っているように思います。

そんな事をずっと考え、向き合ってきた鉄瓶。たくさん迷った結果、購入する決断をしました。

もちろん買うことに対するネガティブな気持ちもありますが、それ以上に朝の時間を充実させたいという気持ちが勝っているように思います。

鉄瓶のある暮らし...響きだけで心地良い暮らしになるような気がします。

高価なモノかもしれませんが、置いているだけで心が落ち着きそうな気もします。

そしてどうせ購入するならという事で、岩手県の南部鉄器の鉄瓶を現地で購入する計画を立てました。

冬休みまでまだ日はありますが、迷いが出ないように飛行機のチケットや宿まで抑えてしまいました。

僕にとっては高級なモノを購入することになりますが、一生モノを購入するという僕なりの物語を鉄瓶に纏わせようと思い計画を立てました。

こういったモノに物語を纏わせることにより、モノを大切にすることに繋がるのだと思っています。

長い期間、たくさん悩んで決断した「鉄瓶購入計画」。鉄瓶だけを購入する1泊の一人旅になります。

きっと購入後の僕の生活は今よりもずっと「心地良く」なっている事だと思います。

たくさん悩んだからこそ、岩手への旅やそれからの生活が楽しみで仕方がありません。

モノは増えてしまうのかもしれませんが、時間を掛け、じっくり向き合ってきたことで後悔の気持ちはきっとないように思っています。