整理収納アドバイザー ポレポレ日記

40代 おじさん整理収納アドバイザー

小さな事を長く続ける

目標を立て、その目標に向けて前に進む事が出来るのか、前に進み続けることが出来るのかが、その目標を達成するためのポイントになると思っています。

目標を達成するためには、前に進み続ける事は絶対必要になる事だと思っています。

ラッキーが重なり、大して頑張ってもいないのに目標が達成される場合もあるのかもしれませんが、そんな事を当てにしているようでは毎日の「心地良い暮らし」を手にすることは出来ないと思います。

自分の力で、自分の頑張りで前に進み、目標を達成することが「心地良い暮らし」を手にすることが出来る一番の近道だと僕は考えています。

目標の達成に向けてのアプローチは様々だと思います。

大きな事を短期集中で取り組むパターンもあります。

小さな事を長期的に取り組むパターンもあります。

それぞれのパターンにはそれぞれの良さがあるだろうし、人によってそのパターンを使い分けながら目標の達成を目指せば良いと思います。

ただ僕の中では、短期集中で大きな事に取り組むことよりも、長期的に小さな事を続ける方が、長期的な効果が期待できるのではないかと思っています。最も自分を大きく成長させるためには長期的に小さな事を続ける方が良いのではないかと思っています。

なぜそう思っているかというと、僕が今まで目標を達成したときに感じる感覚に完全燃焼感があるからです。その完全燃焼感は、大きな事を短期集中で取り組んでいる時に感じる感覚であり、その完全燃焼感は必要ないモノと思っているからです。

小学生の時に、相撲で「全国大会に出る」という目標を立てた時には、1年前くらいからコツコツ準備をしていました。ほぼ毎日朝起きてから四股を踏んだり、夕方父が仕事から帰ってからもほぼ毎日一緒に稽古をしました。

強制的ではあったのかもしれませんが、そういった頑張りがあったから「全国大会に出る」という目標を達成することが出来たように思います。

その時の頑張りは大きな頑張りだったのか...小さな頑張りだったのか...今もよくわかっていませんが、その目標を達成した後、軽い完全燃焼感を感じていたことを思うと、当時の僕の中では大きな取り組みだったのかなと思ったりもします。

小学生だった当時の僕からすると、毎日の朝の四股や夕方の稽古は大きな頑張りだったと思います。

朝はゆっくり寝たかっただろうし、夕方も友だちと遊びたいと思う日もあったように思います。そういった気持ちを抑えて取り組んだことは、大きな頑張りだったのだと思います。

そして、目標を達成した後に感じた完全燃焼感が半端なかったことを覚えています。

きっと当時の僕は常に「全国大会の予選まで。」という意識があったのだと思います。「あと少し...」と思ったり、「もう少し...」なんて事を常に考えていたのだと思います。

小学生の僕が見通しを持てる程度の事だったのだから、きっとそれは長期的な事ではなく、短期的な事だったのだと思います。

だから、目標を達成し「やりきった~。」と思った次の日からは、朝の四股も夕方の稽古も全くしなくなったのだと思います。

目標を達成したのだから当然かもしれません。

ただ、1か月後に控えている全国大会があるにも関わらず、今までしていた頑張りをしなくなったのはもったいない事だったと今は思っています。

結局、その後の全国大会ではベスト8まで進むことが出来ましたが、目標を達成した後、完全燃焼することなく、もう一月だけでも頑張り続ける事が出来ていたら、もっと良い結果を得ることが出来ていたのかもしれないと思うと、「もったいない事をしたな~。」と思ってしまっています。

小学校当時の僕が相撲を通してしていた頑張りは、大きな事を短期集中で取り組むパターンだったのだと思います。

それにより、目標を達成することの素晴らしさや、達成感を感じる事が出来たのは僕にとってとても大きな財産になっているように思います。

ただ、その目標を達成した後に感じる完全燃焼感は本当に必要なモノだったのでしょうか?それさえなければ、もうひと頑張り出来ていたようにも思ったりしてしまいます。

という観点から考えると、大きな事を短期集中で取り組むことで得ることが出来る事は、目標を達成したという達成感だけでなく、完全燃焼感もあるように思ったりします。

その完全燃焼感は必要なモノなのでしょうか...。

僕はそういった完全燃焼感は長い目で見ると、必要の無いモノだと思っています。

それがあることにより、目標を達成した後の自分の成長の妨げになるモノだと思っているからです。

大きな事を短期集中で取り組むから、頑張り過ぎて完全燃焼感を感じてしまう事になるのだと思います。

その後の僕の人生の中ではそういった事をたくさん感じてきたように思います。

高校3年間をラグビーで頑張り続けてきたから、大学入学後の4年間はどこか腑抜けのようになっていたように思います。

3年間という短い期間を走り続けたから、その3年間で完全燃焼してしまい、大学での4年間は燃えることが出来なかった4年間になっていたように思います。

頑張ることは素晴らしい事だと思います。目標の達成に向けて前に進むことは、その目標の達成に向けては欠かすことの出来ない事だと思います。

ただ、その頑張り方を意識することは大切な事だと思ったりもします。

目標を達成した先も見据えた頑張り方が重要になるのだと思います。

その先を見据えた頑張り方というのが、小さな事を長期的に取り組むパターンなのではないかと僕は考えています。

完全燃焼することなく、長いスパンで取り組めることが最も自分を成長させるためには必要な事ではないかと思っています。

無理をしている感覚もなく、目標を達成した後も続けて取り組める事が出来る。そんな余裕を持てる程度の頑張りが必要なのだと思っています。

今の僕にも目標はあります。

その目標を達成する事も大切だとは思いますが、その後も続く長い人生の事も見据えておく事も大切だと思います。

だからこそ、小さな事を長期的に取り組めるような事を続けていきたいと思っています。

無理をしている感覚もなく、目標を達成した後も、続ける事が出来るような事を続けていきたいと思っています。

少しずつでも良いので、長期的に前に進み続けることが出来るような事を続けていこうと思っています。