整理収納アドバイザー ポレポレ日記

40代 おじさん整理収納アドバイザー

そもそも

「そもそも」が見えなくなってしまうこと、見えにくくなってしまうことはよくある事だと思います。

特に、誰かと意見が合わなかったり、意見がぶつかったりするときにそういった状況に陥っているように思います。

自分の意見に反論されたり...意見されたり...

自分の譲ることが出来ない何かがあればある程、元々持っている「そもそも」を見失いがちになってしまいます。

人はついつい、意見されたり、反論されたりすると、それを譲りたくない心理が働くように思います。

そして、それが自分に取って譲れない、自信のあるモノであればある程、意地になってしまって、譲れなくなっているいるように感じます。

もちろん、自分の考えを持つことはとても大切な事で、その考えに自信を持つことも大切な事だと思います。

ただそれは、「そもそも」を見失うことが無い状態が大前提で、それが無い状態での意見の主張はただの意地っ張りになってしまい、建設的な話し合いが出来ない状況に陥ってしまいます。

誰よりも、僕自身が一番出来ていない事なのかもしれませんが、常日頃、気を付けたい事だと考えています。

僕が「そもそも」仕事をしているのは、毎日を心地良く過ごしたいからです。

毎日を笑顔で機嫌よく暮らしたいと考えているし、心に余裕を持って、どんな事にも質の高い状態で向き合いたいと思っています。

ただ、仕事をしないとその心地良い時間を取ることは出来ません。生活するためにはお金が必要だからです。

でも、仕事の時間だけでなく、自分が心地良いと思える時間も欲しいと思っているし、それが極端に少ない状態は僕にとってはあり得ない状態だと考えています。

こういった思考に落ち着いたのは、日々の「整理・収納」を通して、モノを少ない状態にし、環境を整えているからです。

その整えられた環境の中で心を落ち着け、心に余裕がある中で自分と向き合い続けた結果、行き着いた思考です。

だから、僕にとって「そもそも」仕事をするという事は、「心地良い暮らし」を自分に保障するためのモノだと考えています。

それが出来ないのであれば、どれだけやりがいがあったり、給料が高かったりしても、僕にとっては何の魅力もない仕事になってしまうように思います。

その「そもそも」を見失わないように、日々の「整理・収納」を大切にしているし、何か議論がある際には、その「そもそも」を見失わないように気を付けて、意見をするようにしています。

先日の会議で意見が真っ二つに分かれ、長い議論が始まりました...。

ある大きな行事を来年度も継続するのか、それとも無くしてしまうのかという議論です。

僕はその行事に関しては否定的な意見を持っており、無くしてしまう方が良いと考えていました。

というのも、その大きな行事がある1ヵ月間くらいの間、その行事に関わるメンバーは連日22時頃まで、その行事の準備や会議を行っていたのです。

そのメンバーの中には、家庭のある女性の職員もいたし、今年入ったばかりの新卒の職員もいました。

それぞれに事情を抱えおり、その事情の中にはその時間まで残って仕事をしていて良い理由は何一つないように思いました。

家庭のある女性職員は、家で小学生の子どもがいたとのことです。

もちろん、旦那さんがその分のフォローをしていたそうなのですが、その負担は必要のない負担だと僕は考えています。

新卒の職員に関しても、まだ仕事を始めて半年余りしか経っていないのにも関わらず、連日遅くまで会議や準備をすることは必要な事ではないと僕は考えています。

僕はそうではなく、その会議や準備をしている時間を、次の日の授業の準備や学級運営の準備の時間に割くべきだと思っています。

もしくは、少しでも早く帰って自分の時間を持ち、次の日に笑顔で子どもたちと向き合う心の余裕を持てることをする事の方が必要な事だと思っています。

それが目の前にいる子どもたちの成長に繋がるだろうし、何よりも自分の成長に繋がる事だと思うからです。

だから、それが出来ない状況にしてしまう行事は無くしてしまえば良いと思っているし、無くすべきだと僕は考えているのです。

遅くまで働いているメンバーを横目に、17時で帰っていた僕が偉そうに言えることではないのかもしれませんが、自分がその立場にいたら絶対ネガティブな気持ちを抱えながら職場に行っていたと思います。

「今日も遅くなるのか...。」

「今日も会議がある...」

そんな気持ちを抱えながら仕事をすることになると思います。

僕はそんな状態で仕事をするのは、「絶対いや!!」です。

その行事が継続されるのであれば、もしかしたら次年度自分がそのメンバーに入ることになるのかもしれません...というか、恐らくそのメンバーに入ることになるのです。

そういった事もあり、その行事に対しては否定的な意見を持っているし、絶対に無くしたい行事と考えているのです。

僕が「そもそも」仕事をするのは、心地良く過ごしたいからです。

心に余裕を持ち、いつも笑顔で機嫌よく過ごせるようにしたいと考えています。

別に楽したいとか、サボりたいとか思っている訳ではありません。子どもたちの楽しみにしている行事を全て無くしてしまえなんて思ってはいません。

ただ、無理をしてしまい、自分を見失ってしまったり、心に余裕が持てない状況を作ってしまう事は避けたい事だと考えているだけです。

その行事があることでそういった状況になるのであれば、無くすべきだと思うし、それは僕だけでなく、他の職員も同じだと考えています。

もちろん、その行事を継続したいという意見を持っている人の事も考えなければならないとは思いますが、僕は僕の思う「そもそも」に沿って、意見をし続けたいと考えています。

先日の会議では、継続したいという人の意見がコロコロ変わっていたように感じましたた。

「それならばこういう意見はどうですか?」や「前と言っている事が違う!!」なんて言う人もいました。

今年の反省を活かして、来年度どうするかを話し合っているのだから、前と意見が変わるのは当然の事だろうし、相手の出方を見て意見をすり変えるような印象を受けてしまいました。

そんな意見を聞いていると、何となくその人たちの「そもそも」が見えなかったように思います。そして、だからこそ意見に説得力がなかったのだと思います。

「そもそも」を見失っている代表的な見本を見せてもらったように思いました。

僕にもそういった事があるのかもしれません。

だからこそ、日々の「整理・収納」を大切にし、自分が本当に大切にしなければならない、大切にしたい「そもそも」を見失わないようしていきたいと思います。