整理収納アドバイザー ポレポレ日記

40代 おじさん整理収納アドバイザー

どう感じるかが大切

僕は今の生活にそこそこ満足しています。

毎日「心地良いな~。」と感じる事も出来ているし、「楽しいな~。」と感じる事もたくさんあるように思っています。

もちろん、嫌だと感じる事もあるし、満足できない事、我慢している事もたくさんあります。

それでも、僕は今の生活にそこそこ満足することが出来ているのです。

僕の置かれている状況は客観的に見みると、決して満足できるような状況ではないのかもしれません。

給料も特別多いわけではないし...

貯金もさほどある訳でもないし...

近くに駅のない築50年以上の古い団地に住んでいるし...

バツイチだし...

子どもと別居しているし...

身長も低いし...

足も短いし...

上げ出したらキリがないように思います。

こんな状況は冷静に考えると、いや...冷静に考えなくても満足できるような状況ではないように思います。

でも、こんな状況に置かれている僕ではありますが、そこそこ満足することが出来ているのです。

僕よりもたくさん給料を貰っている人は世の中にごまんといます。

もちろん僕のように定時で帰ったり、集中力の切れた状態で仕事をしていないと思います。僕のように舐めた状態で仕事をしている訳ではないと思います。

どんな仕事に対しても一生懸命で、世のため、人のためになるような仕事で成果を上げている人が、たくさんの給料を手にしているのだと思います。

そういった人がたくさんの給料を手にすることは当然の事だと思います。

僕のように肩の力を抜きながら、のんびりのほほんと働いている人よりもたくさん貰えるのは当然の事です。

だから、僕もたくさんのお給料が欲しいのであれば、そういった成果を評価される職に就くべきなのだと思います。

世のため人のために、誰もが認める成果を上げる事が出来るように、仕事に没頭すべきだと思います。

でも、僕が仕事をするのは、たくさんの給料を貰うためだけにしていることではないと考えているのです。

もちろん、僕が働いているのはお金のためでもあります。

お金がないと生活が出来ないだろうし、そこそこの給料を貰わないと、僕が思う「心地良い暮らし」を自分に保障することは出来ません。

それなりにモノを買いそろえたり、美味しいモノを食べたり、楽しいと思える事をするためにはお金が必要です。

でも、お金だけのために働いている訳ではないと考えています。

何のために働いているか考えた時、その1番が僕の場合は、お金ではなく「心地良く暮らす」ことなのです。

だから、仕事をすることにより「心地良い暮らし」が僕から離れてしまう事は、避けたい事だと考えているのです。

僕は「整理・収納」活動を通して、たくさんのモノに囲まれる生活が、心地良い生活ではないという事を知ることが出来ました。

欲しいと思ったり、いいなと思ったりするモノを全て手に入れたとしても、それで満足することはないという事を知ったのです。

人は、モノの多さで満足や幸せを手に入れることは出来ないと僕は考えています。

人が満足や幸せを手に入れるためには、モノを増やせばいいという訳では無いのです。

モノを厳選し、お気に入りのモノだけに囲まれたときに、その生活に満足したり、幸せを感じることが出来るのです。

「欲しいな~。」「いいな~。」と思うモノを片っ端から手に入れたとしても、それが満足や幸せに直結するとは限りません。

満足や幸せというのは、お気に入りのモノだけの、モノが少ない環境でこそ感じる事が出来るのだと思います。

そしてそれは、目に見えるモノだけでなく、目に見えない思考も同じだと考えています。

「あれも、これも。」と考える事よりも、自分の大切にしたい事を厳選し、その厳選された大切なモノだけを大切にする方が、満足や幸せを感じる事が出来るのだと思います。

僕が厳選した大切にしたい事には、たくさんのお金は含まれていないし、たくさんのお金が必要になる事でも無いと思っています。

僕が「心地良いな~。」と感じる事には、さほどお金が掛からない事ばかりです。

何を食べても、何を飲んでも、美味しいと思える僕は、基本安いモノばかりを購入しています。

化学調味料や添加物などといったモノもさほど気にしていないため、買うモノは比較的安価なモノばかりになります。

別にお金がないから我慢しているという訳ではありません。本当に何を食べても美味しいと思えているし、何が入っていようとあまり気にしていないだけなのです。

もちろん美味しくないモノは買わないようにしているし、明らかに体に悪いモノは口にいれないようにはしています。

でも、自分の中で「大丈夫」と思えるモノに関しては購入するようにしているのです。そしてそういったモノには安価なモノが多いのです。

住んでいる家に対しても同じ考えです。

近くに駅なし、築50年以上の団地ですが、僕はその家で充分満足できています。

とにかく家賃を安く抑える事が出来ているし、内装に関してはリフォームをして、自分の生活スタイルに合うように出来ているし、とにかく静かな所だということに満足しているのです。

そして、建物が古かろうが、生活をする場所が狭かろうが、モノを少なくし、しっかり収納さえ出来ていれば、心を落ち着かせることも出来るし、心穏やかに生活することが出来るのです。

今日の投稿で僕が言いたいのは、結局は自分がその状況をどう感じるかが大切だという事です。

僕の周りには、常に現状に満足することなく、常に不満を抱えているのではないかと思う人が数名います。

視点を変えれば、常に物事を良い方向にしていこうと考えている向上心のある人なのかもしれませんが、その人たちの普段の生活を見ていると、どうも幸せそうに見えないし、いつも不満を抱えているような印象を持ってしまいます。

愚痴を言うのが悪いとは思いません。信頼できると思う人に、誰かに対する悪口を聞いてもらうのも100%悪い事だと僕は思っていません。

ただ、社会で生きていく中で、その社会に合わすことをせず、自分を変えようともせずに不満を抱えている人には問題を感じてしまいます。

周りと価値観が合わないから...

周りがおかしい...

なんて考えてばかりで、自分は悪くないという思考を持ってしまうのは良くない事だと思っています。

何故なら、人は1人で生きていく事は出来ないし、生きていくためには社会と自分を切り離す事は出来ない事だと考えているからです。

自分がマイノリティとかマジョリティとかは関係なく、ある程度は社会に合わす事も僕は必要な事だと思っています。

そういった社会の中で、自分の置かれた状況をどう感じるかが大切なのだと思います。

一般的に見て、僕の今置かれている状況は決して良くないのかもしれません。

でも、そんな状況でも僕はそこそこ満足しているし、幸せだと感じています。

それは、所有するモノの量を減らし、本当に大切なモノだけを大切にするという思考を持つことが出来ているからだと思っています。

シンプルに考える事が出来ているし、どんな事でも肩の力を抜きながら向き合う事が出来ているからだと思っています。

これからもそういった自分でいれるように、今の自分の思考を大切にしていこうと考えています。

本当に大切だと思う事を大切にするという芯をブラさないようにしていきたいと思います。