整理収納アドバイザー ポレポレ日記

40代 おじさん整理収納アドバイザー

挫折のとらえ方

思い通りに行かない事なんか、生きていたらたくさんあります。

僕の場合そういった事、「挫折」を今までたくさん経験してきました。

その度に、悔しい気持ちを抱えたり、へこんだり、「もうダメ...」なんて気持ちを抱えたり、そんな思いをたくさんしてきました。

自分の人生が順風満帆だったという事は全く思ってなく、「思い通りに行かないもんだなぁ~。」と何度も思いながら生きてきたように思います。

もしかしたら人と比べるとたくさんの挫折を経験しているのかもしれません。

そんな僕ですが、大人になった今でも壁にぶつかる事、挫折はあります。

つい昨日も挫折と思われる経験をしたところです。

自分に取っても、周りの人にとっても、思い描いていた結果を得る事が出来なかったのです。

過去の僕であれば、その結果を目の当たりにして、きっと顔色も変わっていただろうし、心も大きく乱れていたように思います。

でも昨日の僕は、恐らく顔にもさほど表れていなかっただろうし、心が大きく乱れる事はありませんでした。

というのも、僕なりにその出来事に対して、様々な結果があるのではないかということを「想定」していたからです。

もちろん良い結果になる事を望んでいた訳なのですが、そうならない場合もあるという事を自分の中の想定内に入れる事が出来ていたのです。

「良い結果を得る事が出来て当たり前」ではなく、

「もしかしたらダメな場合もあるかもしれない」という気持ちを持つ事が出来ていたのです。

それはもしかしたら、僕が大切にしたい「80%の全力と20%の余裕」に繋がる考えだったのではないかと思ったりもしています。

僕は生きていく上では、どんな事にも80%くらいは全力で取り組み、20%くらいは心に余裕を持ち、肩の力を抜いて取り組む方が良い結果を得る事が出来るのではないかと考えています。

ここでいう良い結果というのは「望んでいる結果」ではなく、「自分を良い方向に導いてくれる結果」の事です。

物事に取り組む際には、心に余裕を持つ事は欠かす事の出来ない視点だと思っています。

心に余裕がない事により、「そもそも」を見失ってしまう事になるだろうし、本当に大切な事が置き去りになってしまうように思います。

そういった状況になってしまう事により、望んでいた結果を得る事は出来るのかもしれませんが、それが自分を良い方向に導いてくれるかと言うと、そうではないように思ったりもします。

思い通りにいかなかったから、負け惜しみで言っている訳ではありません。

ようは自分の心の持ちようで、思い描いていた結果が必ずしも自分にとって良い結果なのかというと、そうではない場合もあると僕は思っているのです。

「そもそも」なぜそれを望んでいたのか、それを置き去りにしていることにより、本来望んでいるモノを見失ってしまう事になります。

それはその物事に100%で取り組んでしまうから起きてしまう事であり、20%の余裕があればそういった状況を回避できるのではないかと思っています。

「そもそも」何故それを望んでいたのか、それを望み出した時は明確に持てていたのに、心の余裕がない中で、それに向けて夢中で取り組んでしまうことで「そもそも」を見失ってしまう。

その結果、望んでいた結果を得る事は出来たけど、それが自分を良い方向に導いてくれない結果になってしまう事があるのです。

「思っていた感じと違った...」

「こんなはずではなかったのに...」

望んでいた結果を得る事が出来たのに、そういった気持ちを抱えてしまう事に繋がってしまうのです。

もしかしたら、成功と感じている事の中には、自分を良い方向に導いてくれない事もあり、挫折と感じている事の中には、自分を良い方向に導いてくれていることもあるのかもしれません。

希望する学校に進学できなかったとしても、もしかしたら、希望していない学校に行っておいた方が自分にとって良い結果になっていたのかもしれません。

希望する学校に進学したからと言って、本当に思い描いていた未来が待っているかといったら、そうではない話はたくさんあります。

思い描いていた環境でなかったり、

思い描いていた人間関係を築くことが出来なかったり、

最悪の場合、思い描いていたモノとのギャップが大きく、学校に行けなくなってしまう事もあるのではないでしょうか。

かたや希望していない学校に進学したからと言って、全てが思い描いていなかったものではないのかもしれません。

思っていた環境よりずっと自分に合う環境かもしれないし、

生涯の友人と出会う事が出来たり、

「ここに進学して良かった!!」と心の底から思えるのかもしれません。

望んでいた結果が、必ずしも自分を良い方向に導いてくれる結果ではないように思います。

思い描いていた結果を挫折と考え、心が不安定になるのではなく、「そういう事もあるよね♪」くらいに考えている方が、自分を良い方向に導いてくれるように思つたりもします。

そういった思考を持つためには、普段から「心の余裕」を持つことが必要になると思います。

手を抜くわけではなく、一つ一つの物事を大切に「100%の全力と20%の余裕」で向き合う事が必要になるのだと思います。

思い描いている、望んでいる未来だけが、良い結果ではないと思います。

挫折と感じる事でも、自分を良い方向に導いてくれる場合もあるのだと思います。

受験に失敗したり

仕事で失敗したり

失恋したり

離婚したり

夢をあきらめかけたり

それを挫折と捉えるのではなく、「もしかしたらそっちの方が良かったのかも」なんて思える心の余裕が大切なのだと思います。

そんな気持ちを持てる事で、人は前向きに生きていけるだろうし、強く生きていく事が出来るようになるのだと思います。

「そもそも」大切にしたい事は、心に余裕がある時にしか見えないと僕は思っています。

頑張りすぎて見えなくなってしまうのではなく、挫折を挫折と捉えない心の余裕を持てる程度に頑張る事が大切です。

そうする事により、自分を良い方向に導くことが出来るのだと思います。

そんな事に気づける、そんな風に思える挫折に出来ればいいなと思っています。