整理収納アドバイザー ポレポレ日記

40代 おじさん整理収納アドバイザー

「上り」と「下り」

ランニングをしていると色々な事を感じます。

メインは「しんどいな~。」「つらいな~。」ですが、他にも、季節の移ろいを感じたり、会釈をしながらすれ違う、知らない人との繋がりを勝手に感じたり...。

2月の三寒四温なんかを思いっきり感じたりしながらランニングをしていると、「これもランニングの良い所なのかな?」なんて感じる事も出来ます。

忙しい毎日、季節の移ろいを感じることなく、なんとなく過ごしている人は多くいるのではないでしょうか。

過去の自分がそうだったように、季節の移ろいに心が動かされることなんてないと思っている人はたくさんいるように思います。

過去の僕は目の前の事で必死になっており、季節が変わる事に気付く余裕がなかったのだと思います。

それは、情緒的な自分じゃないから駄目だという訳ではなく、季節の移ろいすら感じる事の出来ない、心の余裕がない自分に問題を感じているのです。

きっとそんな心の余裕がない自分は、色んな事を見落としていたのではないかと思います。

気付いていれば心地良く過ごす事が出来ていた事もあっただろうし、気付いていれば物事を上手く運ぶことが出来ていた事なんかもたくさんあったように思います。

「整理・収納」を大切にするようになってから、心に余裕を持てるようになってきました。

モノが少なく、モノが散乱しない環境では、視覚から入る刺激を減らすことができ、落ち着いた環境を作る事が出来ます。

そういった落ち着いた環境の中で過ごす事で、心を落ち着かせることができ、心に余裕を持たせる事が出来るのです。

因みに、こんな事を書いている午前4時15分現在、テーブルにあるマグカップをこかしてしまい、マグカップの中にあったコーヒーが半分以上こぼれてしまう状況になっています。

心に余裕を持つとか偉そうに言っていますが、朝から軽いパニック状態になっている余裕のない僕は一体何なんでしょうか...。

そんな事は置いといて、「整理・収納」を意識して生活する事で、僕の生活の中には「心の余裕」が生まれだしたのです。

ランニングをしていても、色んな事を感じる余裕を持つことが出来ており、それが続ける事が出来る要因の「楽しむ」ことに繋がっているように思います。

最近ランニングをしていて感じている事は、「上り」と「下り」の違いです。

坂道の多い所に住んでいるという事もあり、どうしても「上り」と「下り」の多いコースを走る事になります。

「上り」を走る事は辛く、足の筋力をたくさん使って走る事になります。

ランニングをしていても一番心が折れそうになるのが「上り」だと思っています。

ペースも落ちてしまい、「もうやめようかな...。」なんて思ったり、「今日はここまで!!」なんて思いながら足を運ぶのを止めてしまいそうになるのが「上り」なのです。

一方「下り」は、ペースが上がる場所であり、運ぶ足もいつの間にか軽やかになる場所だと感じています。

力を抜きながらでも走る事ができ、「上り」と比べると走りやすい場所と言えるのではないかと思っています。

走るのが辛い「上り」...。

走りやすい「下り」...。

でも、それだけではないと感じたりもしています。

というのも、体への負担はどちらかというと「下り」の方が大きいと感じているからです。

ふくらはぎに肉離れ癖という爆弾を抱えている僕。

無理をしてしまうと、一瞬で「あうちっ!!」となってしまい、ふくらはぎを肉離れしてしまう事になるのです。

大学生の頃からこの癖を抱えており、同じような癖を抱えている部活の友人とは「またばなれたわー。」なんて会話が頻繁に行われていました。

肉離れを発症してしまうと、走る事はおろか、ひどい場合は歩くことも辛い状況になってしまいます。

そんな状況になってしまうと、社会生活にも大きな影響を与えてしまい、しなければならない事に全力で取り組めない状況も発生してしまう事に繋がってしまうのです。

出来ればというか、絶対にそういった状況は避けたいと思っているし、何だったら一生そんな状況は作りたくないと思ったりもしています。

だから、ランニングを習慣化したいと考えている今の僕にとっては、体への負担が多い「下り」の方に怖さを感じてしまっているのです。

「上り」を走っていると辛い事が多くあります。

足の筋力を使うのは「上り」の方だろうし、心が折れそうになるのも「上り」の方です。

でも、「上り」の方が、自分のペースをコントロールしやすいと思ったりもしています。

辛いけど、心が折れそうだけど、その分慎重に走る事が出来ているように感じます。

逆に「下り」の方では、軽やかに走る事は出来るのかもしれませんが、ペースをコントロールする観点から言うと、難しさを感じているように思います。

肉離れの癖を抱えている僕からすると、そこまでペースを上げたくないにも関わらず、ついついペースを上げてしまう。

そんな「下り」に難しさや恐さを感じてしまっているのです。

そんな事を考えながら走っていると、それはランニングの時だけでなく、生きる上でも当てはまる事なのではないかと思ったりもしています。

「上り」のように、辛い事やしんどい事に遭遇してしまうと、ついつい気持ちもネガティブになってしまいがちですが、その分慎重に物事に取り組む事が出来ているように思ったりもします。

逆に「下り」のように、軽やかに物事を進める事が出来る場合には、自分のペースを乱してしまい、ついついハイペースに物事を進めようとしがちになってしまう事もあるように思います。

そしてランニングでの肉離れと同じように、体や心に大きな負担をかけてしまう事に繋がってしまうのだと思います。

今の僕はランニングをしながらそんな事も感じる事が出来るようになりました。

それが良い事なのか、悪い事なのかは分かりませんが、色んな視点を持って物事を見る事が出来るようになっている事に関しては、悪い事では無いように思ったりもしています。

心に余裕があるから見える景色だと思います。

これからも、様々な視点で物事を見る事が出来るようにしていきたいと思っています。

そのために、「整理・収納」を徹底していきたいと思います。