整理収納アドバイザー ポレポレ日記

40代 おじさん整理収納アドバイザー

久しぶりの連絡

ここ2日くらい、お久しぶりの方からの連絡が続いています。

と言っても、二組だけですが...。

一組は教え子Aと教え子Bです。

4年生の時と6年生の時に担任をしていたAとB。

色んな事を抱えているAの事は気になっており、小学校を卒業してからも定期的に連絡を取ってきました。(因みにBはクラスの中でもかなりの優等生でした。)

基本、教え子には連絡先は教えないようにしています。

様々なトラブルを警戒しているという事もあるし、仕事とプライベートの線引きという観点からも、そこは越えたくないラインだと考えているからです。

ただAに関しては、家庭的な背景や友人関係も気になっているという事もあるので、Aと仲良しのBも交えて交流を続けて来ました。

Aもどうやら僕の事を慕っているようなので、「困ったことがあったら」程度の感じで連絡先を教えました。

僕から連絡する事はないのですが、AとBからは定期的に連絡をしてきます。

転勤に伴い、仕方なしで連絡先を教えた訳なのですが、頻繁に連絡が来ることもなく、丁度よい頻度で連絡をしてくるAとB。

今の所、大きな悩みを抱えている訳でもなさそうだし、いつまでも無邪気なままでいてくれているようなので安心はしています。

僕たち大人には分からない事を抱えているかもしれないAですが、そんな状況でも前向きに明るく生きていこうとする姿に、たくましさを感じています。

そして、本当に困った時に相談出来る一人になっておきたいと思ったりもしています。

大した事も出来ない僕だとは思いますが、僕に出来る事があるのであれば全力で手助けしたいと思っています。

そんなAとBから久しぶりに連絡が来たのは2日か前の月曜日でした。

特に何かあった訳ではないのですが、「元気してんの?」と連絡が来たのです。

しばらく連絡がなかったこともあり、僕自身も少し気になっていたタイミングでした。

仲良しのBとともに、ゲラゲラ笑いながら連絡してきたA。

特に何もない事に安心するとともに、わざわざこんな冴えないおっさんの僕に連絡してくれている事に嬉しさを感じたりもします。

AやBにはこれからたくさんの出来事が待っていると思います。

嬉しい事もたくさんあるだろうし、悲しい事、困る事もたくさんあると思います。

そんなたくさんの事を経験しながら、大人になっていくのです。

AやBにはそれぞれ物語があり、その物語の主人公がAやBだと思います。

その物語の登場人物になりたいという訳ではないのですが、もしAやBが僕もその物語の登場人物にしてあげても良いと思うのであれば、僕は喜んでその物語に参加したいと思っています。

僕みたいなおっさんは脇役の脇役で構いません。

AやBが望んだ時に、登場するくらいの人物でいいのです。

それが大人の役目だと思うし、望まれたときに話を聞いてあげたり、出来る事をしてあげればいいのだと思います。

子どもたちなりにコミュニティがあり、そこに大人が踏み込んでしまう事で、本来学ばなければならない事を学ぶことが出来ない事があるように思います。

何でも過保護に大人が介入するのではなく、子どもたちの意志を尊重する事も持っておきたい視点だと考えています。

「見て見ぬふり」はしたくないと思っていますが、「見ないふりをして見る」はしていくべきだと考えています。

相手を思う事は見る事に当てはまる事だと思うし、その思いはきっと相手にも伝わると僕は思っています。

教え子のAとBは今年の4月から高校生になります。

中学生と違い、行動範囲も広くなるだろうし、見る世界も大きく変わって来ることだろうと思います。

楽しい事もたくさんあるだろうけど、それと同じくらい、辛い事や悩み事もたくさん抱える事だろうと思います。

そんな時には脇役の僕を頼ってもらってもいいと思っているし、何よりも主人公の自分の事を信じて生きて欲しいと思っています。

久しぶりに連絡をくれた教え子のAとB。

思い返せば、小学校の卒業式当日の黒板に、担任の僕から最後の宿題を書いた事を思い出します。

子どもたちに出した最後の宿題は、「幸せになること」でした。

提出期限は「いつでもかまわない」と書いています。

本当にそれを望んでいるし、AとB以外の教え子に対しても同じ気持ちを持っています。

提出する事を忘れるくらい、その時を幸せに生きて欲しいと願っているし、恐らくそんな宿題の事なんか忘れているように思います。

自分の物語を存分に楽しむことが本当の幸せだろうと思うし、僕を脇役にしなくても十分幸せを感じて欲しいと思っています。

AとBから連絡が来たことにより、そんな気持ちを思い出すことが出来ました。

AやBが僕の出した宿題の事を覚えているかどうかは分かりませんが、とにかくAとBには幸せになって欲しいと思っています。

そして、その幸せに僕が必要なのであれば、是非ともその物語に参加させて頂きたいと思っています。