週に2、3回ほどランニングをしている僕。
月で言うと、10~12回ほど走っている感じです。
ランニングというか、ジョギングの方がしっくりくる感じかと思うくらい、ゆっくりのペースで走っています。
僕の中では、ランニングは少し本格的な感じ...ジョギングはお年寄りの人でも出来そうなくらいのペースで走る感じです。
ふくらはぎに肉離れという爆弾を抱えている僕からすると、無理は出来ない訳で、仕事に支障の出るような運動は避けたい事だと考えています。
だから、そんな僕にとってはジョギングが丁度良い運動だと考えているのです。
週に1回か2回は、職場から自宅までの約8kmのコースを走っており、その時には職場に持って行く荷物も厳選に厳選を重ねながら選ぶようにしているのです。
普段からカバンを持たない僕であり、持ち歩くモノを最小限にしている訳なのですが、ジョギングをする時は、それ以上に持ち歩くモノを厳選するようにしているのです。
帰宅時の走る時の邪魔にならないように、持ち出すモノは極限まで減らすようにしています。
持ち出すモノは...
- バスの定期
- 家の鍵
- 1000円札1枚
- スマホ
- ハンカチ
- イヤホン
...以上です。
厳選に厳選を重ねた、極限まで絞り込んだ持ち出すモノ。
もうこれ以上減らす事は出来ないのではないかと考えています。
ジョギング用のウエストポーチを腰に装着し(ジョギングの時のみカバン使います。)、その中に全てを収納するようにしているのですが、バスの定期に関しては、サッと取り出せるようにしたいと思い、普段からの定位置である右ポケットに入れています。
4日前の火曜日もそんな感じで、ジョギングを行うためだけのモノだけを持ち出し、家を出ました。
いつもと同じ時間、いつもと同じように25分程歩いた先にあるバス停まで歩き、いざバスに乗車しようとしたところ、ある違和感を感じます...
「定期がねぇぞ...」
定位置にしている右ポケットの中に入っていません。
まさかと思い、左ポケットを探ってもハンカチしか入っていません。
ウエストポーチの中を探っても...入っていません。
これはもしや...「落としてっしまった...?」
そんな訳は有りません。日々「整理・収納」を意識しており、モノの管理に関しては徹底している僕なのだから、この期に及んで落としモノなんかするはずもありません...。
いや...
僕はそんな完璧な人間ではありません。むしろ結構な頻度で落とし物をするような人間だったし、それは今も大きく変わっていないように思います。
「もしかしたら、家に忘れているのでは...」そんな考えも過りますが、そういえば玄関でポケットから落ちた定期をポケットに入れ直したことを思い出します。
という事は、絶対にバス停までの道中で落としているという事になります。
しかもヤバい事に、先日半年分の更新を終えたばかりの定期なのです。
金額を思い出すと、5万8千ナンチャラだったように覚えています。
通勤手当は出ているモノの、紛失した際はもちろん自腹での再購入になります。
変な汗が僕の首から背中にかけて流れ出します。
とにかく、来た道を戻らなければ...
早く職場に行ってしなければならない事もあったにも関わらず、そんな事言ってられない状況になっているのです。
焦る気持ちを抱えながら、来た道を思い出し、下を向いて歩きます。
「誰かが拾っていて、それを悪用されたらどうしよう...。」
「散歩中の犬が咥えて、犬小屋に持って帰っていたらどうしよう...。」
そんな考えが頭を過ります。
「頼む見つかってくれ...」「頼むあってくれ...」
そんな思いを抱えながら来た道を戻る事20分...
「はぁはぁ...あった。」
割と序盤で落としていたようです。
朝の早い時間は歩いている人も少なく、どうやら誰にも気付かれないままだったようなのです。
安心したと共に、まだまだ自分の不甲斐なさを痛感する出来事となりました。
落とし物をしてしまうのは、きっとモノの管理が上手に出来ていない証拠だと思います。
持ち歩くモノを極限まで減らした状態だったとしても、その減らしたモノを管理出来ていないのは本末転倒のように思います。
朝早く家を出たにも関わらず、落とし物をしてしまった事による、探す時間、不安を抱える事による焦り、そんな不要なモノを抱える事になってしまったのです。
モノをしっかりと管理出来ていれば、抱えなくて済むはずだった不要なモノ。
モノの管理では、減らすだけでは駄目なのだと思います。
所有しているモノを定位置でしっかりと管理し、モノと自分が良い関係でなければならないのです。
落としてしまっているようでは、モノを生かす事なんて出来るはずもありません。
それが出来ていなかった自分に不甲斐なさを感じるとともに、まだまだ改善する事は山積みだなと思わせてくれる出来事となりました。
とりあえず...「見つかって良かった。」