整理収納アドバイザー ポレポレ日記

40代 おじさん整理収納アドバイザー

無自覚に気付ける「心の余裕」

みんなが気持ちよく過ごせる社会だったらいいけど、中々難しいなあと思ったりしています。

人にはそれぞれ価値観があり、その価値観の違いによって、憎しみあったり、僻みあったり、はたまた争いが起きてしまったり...

そんな社会は過ごしにくいだろうし、心地良く過ごす事が出来ないのだと思います。

特にマジョリティ側の人たちではなく、マイノリティ側の人たちが生き辛さを感じてしまうのではないかと思います。

どの分野においても、マジョリティとマイノリティがあり、そのマイノリティ側の立場にいる事により、孤独感を感じたり、生き辛さを感じたり...

そんな気持ちに寄り添える人間になりたいと思っている今日この頃です。

僕は教師として、たくさんの子どもたちと関わる仕事をしていますが、その子どもたちの社会の中にも、マジョリティとマイノリティはあるように思います。

自覚出来ていない無自覚があり、そんな無自覚がマイノリティの子どもたちを知らず知らずの内に傷つけているのかもしれません。

自分にとっての当たり前が、人によっては当たり前ではないのかもしれないし、その感覚が人を傷つけてしまっていたり、もしかしたら無自覚な差別を生み出しているのかもしれません。

かといって、僕自身にそんな傷つけようとする意識や、差別をしようとする意識はもちろんない訳で、それがまた、ややこしい状況を生み出しているのだと思います。

気付いていないから、自覚していないから、意識していないから、知らず知らずに人を傷つけたりしているのかもしれません。

だからこそ、自分を振り返る事が出来る心の余裕が必要だろうし、そんなマイノリティの人がいるという事を常に意識できる心の余裕が必要になるのだと思います。

恐らく、マジョリティ側の立場に立つ事の多い僕は、忙しくなってくると、ついつい自分の感覚で物事を進めてしまいそうになってしまいます。

そして恐らく、その僕の感覚が当たり前になってしまい、教室の中のマイノリティの子どもたちの感覚が埋もれてしまうのだと思います。

本当はそうじゃないのに...

そんなことしたくないのに...

それだと心地良くないのに...

そんな気持ちを抱えた子どもたちを見落としてしまっているのだと思います。

先日行った林間学習でも、そんな事がたくさんあったのかもしれません。

みんなが楽しめるようにと考えたプログラムは、本当に一人残さず楽しめるようなものだったのか...。

一人一人の子どもたちにとって、良い思い出になったのか...。

そんな事を考えていると、みんなが気持ちよく過ごせる社会を作る事は、凄く難しい事なんだなと思ってしまいます。

社会には様々なマイノリティが存在しています。

左利きの人であったり、

日本に住む外国人であったり、

難病を抱えている人であったり、

性的指向性自認における少数者(LGBTQ)であったり、

そんな自分とは違うマイノリティの人たちの事も大切に出来るようにしたいと思っています。

でも、マイノリティの人たちだけでなく、マジョリティ側の人たちの意見も大切にしたいと思っている訳で、そのバランスを取る事が大切になるのだと思います。

ついついマジョリティ側の自分は、そちら側の意見を優先してしまいがちになってしまいますが、そうではなく広い視野を持って、物事と向き合わなければならないのだと思っています。

いつも忙しく、頭の中がモノで溢れていると、落ち着いて、心に余裕を持って物事に向き合う事が出来ないようになります。

だからこそ、常に頭の中をクリアに出来るように、頭の中には必要なモノだけを入れておくべきだろうし、その必要になったモノを使いやすくしておかなければならないのだと思っています。

そして、それを一人一人を大切にする事に繋げる事が出来なければならないのだと思います。

僕は今教師をしています。

まずは教室にいる子どもたち一人一人が、心地良く、安心して過ごせるような環境を整えたいと思っています。

凄く難しい事なのかもしれないけれど、マイノリティの子も、マジョリティの子も、心地良く過ごせる場所にしたいと思っています。

そのためには、どの場面でもマイノリティに気付ける、無自覚に気付ける「心の余裕」を持てるようにしたいと思っています。