帰るのが遅いのは、自らもそんな働き方を望んでいるからではないでしょうか。
本当に嫌だったら、今の僕と同じように定時で帰る事を徹底するだろうし、
定時で帰れなくても、17時台には帰るようにしたり、遅くなったとしても、18時台には帰るようにするのではないかと思います。
あくまでも今の僕が勤める業界での話です。他の業界で当てはまる話ではないのかもしれませんが...。
それくらい今僕が勤めている業界の環境は整っているという事です。
過去の僕が勤めていた会社では、定時で帰ったり、18時台に帰る事はなかなか難しかったように思います。
遅くまで働く事が正しい事であり、それがその会社での1つのステータスになっていたからです。
「あいつは昨日遅くまで働いていたから、頑張っている。」
「寝ずに頑張るなんて、なかなか骨のある奴だ。」
そんな空気があったし、それが正しい事であるという雰囲気になっていたのです。
正直、結果以上に評価されるポイントだったのかもしれません。
他の人に比べ、早く帰っていた僕の評価は間違いなく低かっただろうし、陰で「あいつには困ったものだ。」なんて思われていたことだろうと思います。
営業成績をそれなりに上げていたにも関わらずです。
結果よりも頑張りを評価する事は、ある面では良い事のかもしれないけれど、会社の方針や考えに合わないからという事で評価が低くなってしまう事に辛さを感じていました。
だから僕はその会社を辞める決断をしたし、環境を変える決断をしたのでした。
今の環境には本当に満足しているし、自分がした決断に間違いはなかったと思っています。
そんな環境にも関わらず、遅くまで働いていたり、やる事を溜め込んでいる人には疑問を感じてしまいます。
「早く帰りたいと思っていないのでは?」
「家に帰りたくないのかな?」
そしてその疑問は、
「何を大切にしたいのだろう?」
という疑問に変わっているようになっているのです。
「働く環境が良くない!!」
「ブラック企業だ!!」
そんな事を訴える前に、そもそも自分が大切にしたい事と向き合うべきではないかと思ったりもします。
自分が大切にしたい事を大切にするために必要なモノ・コトは何なのか...。
不要なモノ・コトを抱えていないのか...。
それと向き合う事で、働く時間の改善に繋がるように思います。
早く帰るための環境は恐らく整っていると思います。
僕のようなさほど能力の高くない人間でも、定時退勤を徹底する事が出来ているのです。
大切なのは、「早く帰る」、「自分の時間を持つ」、「心地よく過ごす」といった意思を持つ事なのだと思います。
物事を改善するためには環境を整え、良くしていこうとする意思を持つという2つの事を持つ事が大切になります。
どれだけ環境が整っていても、自分がそうしたいと本気で思っていなければ、自分が思っているような状況にはならないのです。
本当に大切にすべき事は何なのか...。
常にそれと向き合い、良くしていくための意思を明確に持つ事が大切になるのだと思っています。