若い時に思い描いて40代とは違った40代を過ごしています。
それは、思っていたよりも「楽しい」といった具合です。
自分が思い描いていた40代...
今よりももっと家庭的で、どちらかと言うと「お父さん」的な感じをイメージしていました。
服装なんか気にせず、休みの度に子どもの部活や習い事の応援に行っている。
そして、たまに家族で軽い旅行なんかをしている。
そんな40代を思い描いていました。
それはそれで良いと思うし、
それはそれで幸せなんだと思います。
1人になる前の僕は40代男性に対して、漠然とそんなイメージを持っていたし、それが出来ない事は不幸せな事なのではないかと心のどこかで思っていました。
そして1人になってからも、しばらくの間はそんな気持ちを抱えていたのです。
「家族を幸せに出来なかった自分には何か欠陥があったのではなかろうか...。」
「離婚なんかしてしまって、自分はなんてダメ人間なのだろうか...。」
そしてそんな自分には魅力が無いと思い、自信を持つ事が出来ていなかったように思います。
これから先の生活はお先真っ暗で、楽しい事なんか何も無い...これから先は我慢の人生になる。
そんなネガティブな事ばかりを考えていたのでした。
経済的にも余裕がなく、そんな40代をこれから過ごしていかなくてはならない事に希望なんて持てていなかったように思います。
しかし、1人で暮らし出して2年半以上が経ちましたが、今の僕にはそんなネガティブな気持ちなんてほぼほぼないように思います。
もちろん、2人の息子に対しての申し訳ない気持ちを忘れた訳ではないし、2人を傷つけ、寂しい思いをさせているという十字架は一生背負っていかなくてはならないと思っています。
そんな気持ちをずっと抱えて、前向きに楽しく生きていく事なんて出来ないと思っていたのでした。
でも、今の僕は全くそんな感じはなく、先述した通り、今の環境に対してネガティブな気持ちはほぼほぼないようになっているのです。
バツイチで、お金が無くても、それなりに楽しく生きる事が出来ているし、それなりに人から認めてもらいながら生きる事が出来ているのです。
なんだったら恋愛なんかをしてしまい、好きだと思う人と楽しい時間を共有する事も出来ているのです。
結局、人は何歳になっても楽しく生きる事が出来るという事なんだと思います。
そして、自分の未来がお先真っ暗なんて事はないのだろうし、どんな状況になっても自分の未来に希望を持つべきなんだと思います。
40代が思い描いていた感じではなかったのかもしれないけれど、それでも楽しく生きる事が出来ている。
それは50代でも60代でも、はたまた80代、90代になってもその時の楽しみを見つけながら生きていく事が出来るという事なんだと思います。
僕は今回の1人になったという挫折(?)からたくさんの事を学びました。
その中で、人はいくつになっても楽しく生きる事が出来るという事を学ぶ事が出来たように思います。
これから先、きっとたくさんの挫折があると思いますが、そんな挫折に悲観する事なく、「楽しく生きる事が出来る」という気持ちを強く持ちながら生きていきたいと思います。
そうする事で、楽しく、心地良く生きていく事が出来るのだと思います。