何か物事に取り組む際には「経験」を活かすべきだと考えています。
経験を活かして、失敗を事前に察知したり、
経験を活かして、成功への見通しを立てたり、
経験した事を活かす事により、取り組みの質を向上させたり、仕上がりの質を高める事が出来ると思っています。
そういった視点で考えると「経験」はとても大切であり、中でも「失敗」という経験から得るモノの価値は高いのではないかと思っています。
もちろん「成功」から得る事が出来るモノにも価値はあります。
ただ「失敗」から得る事が出来るモノと比べると、印象に残りにくいのが「成功」から得る事が出来るモノではないでしょうか。
上手く事を運ぶ事が出来ているから、自分のとった行動を振り返る事も少ないし、
そもそも何が良かったのかを分析する事も少ないように思います。
もしかしたらそんな「成功」の経験を振り返ったり、何が良かったのかを分析する事で得る事が出来る事はとても大きなモノなのかもしれません。
でも、自分の取り組んだ事を振り返る余裕なんか中々持てないし、そんな時間も中々取れないように思います。
かと言って「失敗」の経験を振り返るほどの余裕もない訳でもあるのですが...。
と考えていると、結局は「経験」した事を振り返る事が出来ていない訳であり、それをしていないから、同じ失敗をしたり、成功体験を活かす事が出来ていないんだと思います。
冒頭に「失敗」という経験から得るモノの価値の方が高いのではないかと書いていましたが、一概にそうとは言えないのかもしれないとか書きながら思ってきました。
「成功」だろうが「失敗」だろうが、自分が実際に「経験」した事は大切で、それを振り返る事に大きな価値があるのかもしれません。
「成功」した事の何が良かったのか。
「失敗」した原因は何だったのか。
それを振り返り、その振り返りから得たモノに大きな価値があるのだと思います。
忙しく、目の前の事で一杯一杯になりがちな人も多くいると思いますが、それでもやってきた事を振り返る事を大切にすべきなんだと思います。
かくいう僕も毎日に余裕なんかなく、やってきた事の振り返りなんて出来ないし、素直に自分の「失敗」を認められない事も多くあります。
振り返ったとしても、大概良かった事ばかりだし、そんな良かった事を振り返ったとしても「成功」した時の気持ち良さに浸っているだけのように思います。
それではダメなんだと思います。
「経験」から得る事が出来る事は本当に大きなモノだと思うし、そこから「学ぼう」とする謙虚さをいつまでも持ち続けるべきなんだと思います。
出来た事に満足したり、出来なかった事にいちいちへこんだりするのではなく、「失敗」や「成功」を謙虚に受け止め、余裕を持って振り返る事が大切なんだと思います。
そのためには、忙しい中でもそれが出来る時間は確保したいし、その時間が確保出来るような生活をすべきなんだと思います。
仕事で忙しくなってしまったり、
一つの事に必死になり過ぎてしまったり、
そんな状況は避けるべきなのかもしれません。
仮にそういった状況に陥ったとしても、どこかで振り返る時間は確保したいものです。
どんな状況になっても、どこかのタイミングで、一旦立ち止まる事が出来るように、毎日の生活を整えていこうと思います。
そして「経験」した事を活かす事が出来る自分でいれるようにしたいと思います。