整理して必要なモノだけになった中で、その必要になったモノを使いやすくすしてストレスの少ない、心地よい毎日を暮らす。
それが僕の目指す心地よい暮らしです。
毎日、本当に必要なモノだけに囲われて、「心地いいなー」と感じる時間をたくさん自分に保障してあげたいと思っています。
モノを使いやすくするためにはどこに何があるのかがすぐに分かるように、更に散らからないようにするために「定位置を決める」ことが重要になります。
何かの本には「モノに住所を決めてあげる」と書いていましたが、正にその通りで、その決まった位置に戻すことで、モノを探す時間が減ったり（時間的効果）、モノをなくすことによる余計な買い物を減らしたり（経済的効果）、必要なモノにすぐアクセスでき行いたいことをすぐ行うことができる（精神的効果）など様々な効果があります。
「一つ出したら、一つ元に戻す。」簡単なことのように思うのですが、中々できないのが現状という人もたくさんいるのではないでしょうか。
そんな僕も「整理・収納・収脳」の魅力に気づくまでは、そんな簡単で当たり前のことが出来ない人間だったように思います。
この「定位置に戻す」ことはあることが上手く出来ていないと「元に戻すのが面倒」になったり「二度手間」になってしまったりすることがあります。
そのあることというのが「グルーピング」です。
グルーピングは名前の通り、モノをグループに分けていくことを言うのですが、モノの種類別だけで分けていくと使い勝手の悪い収納に繋がることもあります。もちろんモノの種類別に分けることで感じるメリットもたくさんありますが、少しのデメリットも存在しているのです。
僕はそれでも、基本はモノを種類別に分けてグルーピングを行い収納しています。
もちろん衣類であれば衣類でグルーピングを行います。（当たり前ですね。）その中でも、引き出しごとに、半袖シャツ、長袖シャツ、ズボン、運動着、下着、靴下、トレーナーなどでグルーピングしています。他にも、タオルは洗面所のタオルスペースに置いたり、カード関係は専用のカードケースに入れたり、銀行の通帳は専用のポーチへ、文房具、鍵関係、充電器関係などを引き出しに入れたりしてそれぞれモノの種類ごとにグルーピングしています。
この「グルーピングをして定位置に置く」ことでモノを探す時間であったり、モノがなくなることは減少しました。そして何より「心地よい時間」が増えたように思います。
でも最近このグルーピングに手を加えることを行い、無駄な行動が減ったことがありました。別に大したことではありません。誰でも思いつくような簡単なことで小さなことです。
それは、モノを種類別でグルーピングするのではなく、使用用途別でグルーピングを行いました。
例えば、僕は週に１回のペースでバイクに乗ることがあります。今までバイクに乗る時には、まず鍵関係を収納している引き出しから鍵を。そしてカード関係を収納しているカードケースから免許証を。（僕は財布の中身は必要最小限にしているため免許証は持ち歩かないようにしています。）最近寒くなってきたので、衣類を収納している引き出しから、手袋とネックウォーマーを取り出します。
バイクに乗る際には３つの収納場所からそれぞれを取り出すことをしていました。
もちろん種類ごとに定位置を決め収納しているので探す時間をかけることもなく、すぐにモノを取り出すことが出来ます。でもこれってなんだか面倒な気もします。
バイクに乗る時にはこれらのモノは絶対必要になります。だから種類はそれぞれ別のモノになりますが、別々に収納することに意味はないように思うのです。ということで「バイクに乗るモノ」とグルーピングし、収納することにしました。
これは「種類別」ではなく「使用用途別」のグルーピングです。
こうすることで今まで３つの収納場所から取り出していたモノが、一つの場所から取り出すことが出来るようになるのです。少ないアクセスで必要なもの全てのモノを取り出すことが出来る。
更に忘れも物も減るように思います。様々な場所から必要なモノを取り出すことをしているとどれだけ上手に収納していたとしても、忙しい朝の出かける前の時間などは忘れ物をしがちになるように思います。愚かな僕は減ったとは言え、忘れ物はしょっちゅうで、出先で「NO～！！」とよくなっています。
出来るだけモノを取り出す場所を減らすためのグルーピング。「種類別」のグルーピングだけでなく、「使用用途別」のグルーピングも取り入れながら定位置を決めることが心地よい暮らしに繋がるように思います。
小さなことかもしれませんが、生活は大きく変わるように思います。
