必要なモノやお気に入りのモノだけに囲まれる生活を目指して日々生活しています。
それは目に見えるモノだけでなく、目に見えないモノも同じように考えています。
目に見えるモノの「整理・収納」を優先的に行い、それを目に見えないモノの「整理・収脳」に繋げるようにしています。
「整理・収納」には様々な効果があり「経済的効果」はその代表的な一つです。
必要なモノだけにすることはモノを増やさないことに繋がり、更に無駄な買い物が減ることにも繋がります。そうすると無駄な出費が減り、それが経済的な良い効果として現れるようになってきます。
物欲が強い僕の場合、クレジットカードを持ち歩かないようにしたり、現金をたくさん持ち歩かないようにしたりしてモノを強制的に購入できないようにしています。
本来であれば多少現金を持ち歩いている方が安心するのでしょうが、僕の場合は無駄に持ち歩いていると調子に乗ってしまうところがあるので、現金は２０００円までしか財布に入れないようにしています。
始めた当初は不安もありましたが、意外と何とかなっておりモノを増やさないということに直結している僕の工夫の一つになっています。
だから何かモノを購入する際には、自分との議論を慎重に重ね、購入するモノを選別するようにしています。
何故それが必要なのか、それは本当に必要なのかなど、モノを一つ増やす際には慎重に自分と議論を重ねるようにしています。
最近の僕の購入するか否かで迷っていたモノは、お酒を飲む際に使用する「タンブラー」です。
ずっと、友人の結婚式の引き出物に入っていたカタログギフトで手に入れたタンブラーを使用していました。
大きさも形も気に入っていたのですが、洗い物をした後の処理が悪かったようで口をつける辺りが少し錆びてきていました。
別に使用する際に大きな支障が出るわけでもなかったのですが、お酒を飲むときに少しでも心地良い時間を過ごしたいと思い、ここ数ヶ月は購入するか否かをずっと考えていました。
そして、議論に議論を重ねた結果、先日の土曜日に購入することを決断しました。
「たかだかお酒を飲むコップ１つで何を大げさな」的な話のように思いますが、無駄なモノを増やしたくない僕にとってはとても大切なことです。
一年前にも同じようにコーヒー用のマグカップの購入を検討していました。
悩んだ末に購入したバンクシーのマグカップは１年経った今でもお気に入りのモノになっています。
じっくり悩んで購入したモノには、その人とそのモノとの間に「物語」が出来るようになります。
人は物語を纏ったモノに対しては大切にする傾向にあるように思います。
大切なあの人からもらったモノ、多くの思いが詰まったモノ、見ると様々な思いが蘇ってくるモノ。人にはそういった物語を纏ったモノがあるように思います。
モノを購入する際にはそういった物語を意図的に纏わせることで、そのモノとの間に思いを作ることが出来るようになると僕は思っています。
そして、物語を纏ったそのモノを人は大切に使用することになると僕は考えています。
正にバンクシーのマグカップにはそういった物語があったように思います。だから今でもお気に入りのモノになっているのです。
今回僕はお酒を飲むためタンブラーを購入するかどうかをたくさん悩み、お店に出向いてからも店員さんにたくさん話を聞いて悩んでいました。
お店に行く道中では、落とし物をする２人と出会ったりもしました。
そんな中購入したタンブラーは僕にとってたくさんの物語を纏った大切なモノになったように思います。
飲むお酒が日本酒であっても、焼酎であっても、ビールであっても美味しく飲めそうなモノを慎重に選び購入しました。
きっとしばらくの間はこのコップとともに心地良い時間を過ごすことになることだろうと思います。
慎重に購入したからこそ大切にでき、今後無駄なモノを購入することがない良い買い物が出来たように思います。
これからも、何かモノを購入する際には自分との議論を慎重に重ね、お気に入りのモノだけに囲まれる生活を目指していきたいと思います。
